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江口洋介、福島原発20キロ圏内を取材 テレ東『ガイアの夜明け』

 俳優の江口洋介(46)が、テレビ東京系経済ドキュメンタリー『ガイアの夜明け』(毎週火曜 後10:00)のシリーズ企画「復興への道」の取材で、福島第一原発から20キロ圏内の地域を訪れていたことが23日、わかった。「第17章 福島の未来のために…」は、30日に放送される。

福島第一原発から6.5キロの浪江町を歩く江口洋介(C)テレビ東京

福島第一原発から6.5キロの浪江町を歩く江口洋介(C)テレビ東京

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 同番組では、震災直後から、復興への道のりを経済的な視点で掘り下げる「復興への道」シリーズを放送してきた。番組の案内人である江口も、これまで3回にわたって宮城県と福島県の被災地を取材。今回は、昨年4月から「避難指示解除準備区域」となり、特別な許可が無くても日中は出入りができるようになった、福島第一原発から半径20キロ圏内の地域に入り、少しずつ復興へと動き始めた福島の今を伝える。

 現地を訪れて江口は「放射線量も東京とあまり変わらない場所が多かったですし、テレビで見ているよりもほのぼのとしている印象を受けました」。防護服を着る必要もないし、コンビニエンスストアも開業している。その一方で、浪江町には陸に打ち上げられ船が60隻以上、車は400台以上が、震災当時のまま残っている。それらの撤去作業や、がれきの分別作業がようやく始まったばかりという現状を江口が伝える。

 福島のニュースが減っている中、復興に向けて頑張っている人たちを取材するのはとても意義があることではないかと、自ら進んで福島のロケに入った江口は「福島の被災地に、帰ってこられる場所・コミュニティーを作って、地元の人たちを元気づけたいという行動を起こしていて、思っていた以上に前向きだなと感じました」。

 番組では、福島復興に人生をかける人々も紹介。復興に役立つ若者を育てるための小学生への体験学習や高校生へのオープンスクールなどを行っている福島県南相馬市出身の半谷(はんがい)栄寿さん(64)は、元東京電力の執行役員。原発事故当時すでに退任していたが、かつて自分が所属した会社が、生まれ故郷に大被害を与えたことに責任を感じ、新たな雇用を生むためソーラー事業を立ち上げた。

 和田智行さん(37)も“働く場”を作りたいと、新たなビジネスを地元で立ち上げようとしている一人。和田さんが考えたのは、もともと南相馬の地場産業だった「絹織物」を復活させようと挑んでいる。

 江口は「これからは家族の絆とか、親が子に伝えたいものとか、そういう精神的なもの、ある種、生き方という意味での復興が、ものすごく大事になってくるのではないかなと感じました」と話していた。

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  • 福島第一原発から6.5キロの浪江町を歩く江口洋介(C)テレビ東京
  • 浪江町から出るときにスクリーニング検査を受ける江口洋介(C)テレビ東京
  • 小学生に体験実習を行っている南相馬ソーラー・アグリパークを訪ねた江口洋介(C)テレビ東京
  • 9月30日放送『ガイアの夜明け』案内人・江口洋介が福島第一原発から20キロ圏内を取材(C)テレビ東京

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