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森三中・大島、“おっさん役”で最優秀主演女優賞

 お笑いトリオ・森三中大島美幸(34)が、カナダのモントリオールで開催された『第18回ファンタジア国際映画祭』(7月17日〜8月7日)で、初主演映画『福福荘の福ちゃん』(11月8日公開)の演技で最優秀主演女優賞を受賞した。日本人としては第13回(2009年)に『愛のむきだし』で同賞を受賞した満島ひかり(29)以来の快挙となる。

森三中・大島美幸が『第18回ファンタジア国際映画祭』で最優秀女優賞受賞(C)2014『福福荘の福ちゃん』製作委員会

森三中・大島美幸が『第18回ファンタジア国際映画祭』で最優秀女優賞受賞(C)2014『福福荘の福ちゃん』製作委員会

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 初の映画主演作となる同作で、“バカ”がつくほどいい人だけど、年齢=彼女いない歴32年の福田辰男を演じた大島。役作りのために頭を刈り上げ丸刈りで撮影に臨んだ努力が報われた。大島は「このような素晴らしい賞をいただき、びっくりしすぎて笑ってしまいました。本当に、ありがとうございました。男役なのに、女優賞。なんか不思議です。主人公の福ちゃんを創り上げてくださった、藤田容介監督に感謝します」と喜びのコメントを寄せた。

 藤田容介監督は「大島さんは、全身全霊で福ちゃんになりきってくれました。男性の役を女性が演じるというのはリスクの高い賭けで、そんなギャンブルに大島さんを巻き込んでしまい、自分としては、大島さんに絶対に恥をかかせるわけにはいかなかった。それが、こういう形で評価されて、こんなにうれしいことはありません。監督賞をもらうよりうれしいです」と祝福している。

 同映画祭は1996年にモントリオールで、日本などアジア映画を注目する映画祭として始まり、97年からは対象を全世界に広げて各国の作品を上映。北米最大級のジャンル映画祭(SF、ファンタジー、ホラー、アドベンチャーなど)に成長し、今回は長編作品だけでも160作品が上映された。

 今年は、最優秀作品賞である「シュバル・ノワール賞」に映画『太秦ライムライト』(落合賢監督)、同映画に主演した福本清三(71)が日本人初、歴代最年長の最優秀主演男優賞、アニメ映画『ジョバンニの島』(西久保瑞穂監督)が長編アニメーション作品の最優秀賞にあたる「今敏(こん・さとし)賞」を受賞している。

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  • 森三中・大島美幸が『第18回ファンタジア国際映画祭』で最優秀女優賞受賞(C)2014『福福荘の福ちゃん』製作委員会
  • 大島美幸初主演映画『福福荘の福ちゃん』(11月8日公開)(C)2014『福福荘の福ちゃん』製作委員会

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