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【軍師官兵衛】人生最大の苦難、有岡城土牢セットを公開

 1月から放送中のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)は、5月より前半の山場“有岡城幽閉”のエピソードに突入する。

大河ドラマ『軍師官兵衛』有岡城土牢セットでの撮影の様子(C)NHK

大河ドラマ『軍師官兵衛』有岡城土牢セットでの撮影の様子(C)NHK

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 主演の岡田准一演じる黒田官兵衛は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑に重用されながら、あり余る才能がため警戒され、秀吉には自分の次の天下人とまで恐れられた戦国時代の武将。生涯、五十幾度の戦で負け知らずと言われる天才軍師、“生き残りの達人”として後世に名を残した。

 播磨の国の小さな豪族・黒田家の嫡男として姫路に生まれた官兵衛は、当地の大豪族小寺家に臣従し、その家老となる。さらに、東から急成長する織田家と、西から勢力を拡大する毛利家の国盗り合戦に巻き込まれる。

 官兵衛は「天下布武」を掲げる信長を支持し、小寺家も織田家につくことを決めるのだが、毛利が黙っているはずもなく、さまざまな揺さぶりをかけてくる。そんな中、摂津の国主・荒木村重(田中哲司)が、小さな失策をきっかけに信長に対して謀反を起こす(4日放送、第18回)。村重に翻意を促すため、有岡城を訪れる官兵衛だったが、逆に捕らえられ、牢に監禁されてしてしまうのだ(11日放送、第19回〜)。

 有岡城は、当時、難攻不落の名城とうたわれたが、信長の大軍に攻められて、天正7年(1579年)に落城、その後、廃城となる。現在のJR伊丹駅の近くに位置し、城跡西北の土塁、石垣、建物跡などを中心に史跡公園として整備されている。 石垣は、現在残っている戦国時代のものとしては最古と言われている。

 大河ドラマの美術スタッフも現地を訪れ、在りし日の有岡城のイメージをふくらませ、専門家のアドバイスも受けながら、今回のセットを作り上げた。足も伸ばせないほど狭く、暗くぬかるんだ土牢での幽閉生活は約1年におよび、官兵衛は死よりもつらい試練を味わう。

 岡田は、劣悪な環境の土牢の中で、一気に老け込み、見る影もない衰え、寒さに凍える幽閉シーンに体当たりで挑んだ。「岡田さんが相当、気合いが入っていたので、美術スタッフもその思いに応えようと思った」(美術チーフ・山内浩幹専任ディレクター)と、説得力ある美術とセットで官兵衛が見た“地獄”を表現。ドラマを盛り上げていく。

関連写真

  • 大河ドラマ『軍師官兵衛』有岡城土牢セットでの撮影の様子(C)NHK
  • 黒田官兵衛が投獄される土牢(C)ORICON NewS inc.
  • 有岡城の外側の湿地帯までしっかり作り混んでありました(C)ORICON NewS inc.

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