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『ごちそうさん』の次は吉高由里子主演『花子とアン』

 あす31日よりNHK連続テレビ小説『花子とアン』(毎週月〜土 前8:00 総合ほか)がスタートする。女優の吉高由里子が主演する同作は、『赤毛のアン』を日本で初めて翻訳し、世に出した村岡花子の波乱万丈の半生記。29日まで放送された主演の『ごちそうさん』と時代はかぶるが、主人公の境遇はだいぶ異なる。

『ごちそうさん』からバトンタッチ。『赤毛のアン』の翻訳者がモデルの吉高由里子主演『花子とアン』3月31日スタート(C)NHK

『ごちそうさん』からバトンタッチ。『赤毛のアン』の翻訳者がモデルの吉高由里子主演『花子とアン』3月31日スタート(C)NHK

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 『ごちそうさん』のめ以子は“食べる”ことで自分も周りの人たちも元気にするヒロインだったが、『花子とアン』は“夢見る力”を持つヒロイン。つらいときも、悲しいときも、“夢見る力”を支えに乗り越えた花子が、明治・大正・昭和の激動期をしなやかに、たくましく生きた姿を描いていく。

 脚本は、『やまとなでしこ』『ハケンの品格』『ドクターX〜外科医・大門未知子』など、現代女性の本音をリアルに描いてきた中園ミホ氏が担当。村岡花子さんの孫で作家の村岡恵理氏による『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』(新潮文庫)を原案に、明治〜昭和の女性たちの“仕事と恋と友情”に挑む。また、『赤毛のアン』に登場するエピソードが随所に散りばめられており、それらを見つけていくのも楽しみ方の一つだ。

 物語は、太平洋戦争中もカナダの女性作家・モンゴメリが書いた小説『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』の翻訳を続けていた花子が、いつしか、主人公の少女・アンに、自分の歩んできた人生を重ね合わせ、10歳で親元を離れたときの心細さ、生涯の友との出会いと幸福な日々などを思い出すところから始まる。

 31日の初回冒頭、空襲で燃えさかる町を、一冊の洋書を胸に抱いて逃げる50歳の花子(吉高)が登場するが、第1週 「花子と呼んでくりょう!」と第2週「エーゴってなんずら?」は、花子の幼少期を子役の山田望叶(9)が演じる。吉高が本格的に登場するのは第3週「初恋パルピテーション!」( 4月14日〜 )からとなる。

 語りは美輪明宏、音楽は梶浦由記が担当。毎朝、見聞きするオープニング映像は、絢香が歌う主題歌「にじいろ」とともにガラリと変わり、カナダ・プリンスエドワード島のキャベンディッシュにある「赤毛のアン」の家、グリーンゲイブルズも登場する。

【物語】
 山梨の貧しい家に生まれた花子は、明治36年、10歳のとき、花子にだけは高等教育を受けさせたいという父・吉平(伊原剛志)の強い希望で、東京のミッション系の女学校に編入し、寄宿舎で生活を始める。教師たちの話す英語も全く理解できず、先輩や同級生たちの話す言葉にもカルチャーショックを受けるが、家庭をかえりみない父に代わって一家の生活を支えるため、しっかり勉強して身を立てることを心に誓う。

 欧米文学との出会いや、淡い初恋。そして生涯の友・葉山蓮子(仲間由紀恵)との友情をはぐくんだ女学校での10年間は、花子にとってかけがえのない青春時代となる。卒業後、花子は教師として故郷・山梨に赴任。生徒たちを教えながら書いた本が出版されたのをきっかけに東京へ戻り、出版社で働き始める。

 時代は大正から昭和へ。許されぬ恋に苦しみ、やがて結婚した花子は、関東大震災や戦争を乗り越え、翻訳家という夢を実現させていく。戦争中、危険をかえりみず翻訳を続けた『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』が『赤毛のアン』として結実するのは、終戦から7年後のことだった。

【放送時間】
 総合:月〜土 前8:00〜8:15、後0:45〜1:00(再)
 BSプレミアム:月〜土 前7:30〜7:45、後11:00〜11:15(再)/毎週土曜 前9:30〜11:00(1週間分)

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  • 『ごちそうさん』からバトンタッチ。『赤毛のアン』の翻訳者がモデルの吉高由里子主演『花子とアン』3月31日スタート(C)NHK
  • 吉高由里子の本格的な登場は第3週( 4月14日〜 )から(C)NHK
  • 主な舞台は、主人公・花子(吉高由里子)の生まれ育った山梨県甲府市と女学校のある東京(C)NHK

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