2005年の第1期オーディションに落選し、“カフェっ娘”からスタートした篠田は、現在では閉鎖され、1日限定で開放されたカフェブースに入ると「ここでジュースとかを販売していたと思うと懐かしい。ここから劇場の中を見て、ずっとあのステージに立ちたいなと思っていて。そのステージに立てている今、本当に幸せだと思いました」としみじみ。「オーディションに落ちたことも自分にとってプラスだったし、カフェからスタートして這い上がろうっていう気持ちが、自分にとっては活力にもなっていた」と懐かしんだ。
テレビ番組やブログでは、篠田の卒業時期をめぐって板野友美にわだかまりが生まれ、若手育成の意見の食い違いから高橋みなみとケンカ。大島優子とも確執があったことをほのめかしていたが、「言い合ってもその人を嫌いになれない絆というか。あまり周りにケンカできる人っていないと思うんですけど、ケンカがあってでもすごく絆が深まったグループ。自分にとって財産だなと思いました」とメンバー間の絆の深さを強調。
それを証明するかのように、昨年8月に卒業した前田敦子は篠田の卒業セレモニーを見届けるため、21日の福岡公演に遠路駆けつけた。「ちゃんと1曲目から観に来てくれて、“すごくきれいだったよ”って言ってくれて」と喜んだが、前田のセンター曲「フライングゲット」で初センターを務め、大きな振りで弾けたことについては「あっちゃんのことは忘れてて、(モノマネの)キンタロー。さんしか頭になかった。キンタロー。さんに負けじとやってたので」と明かして報道陣を爆笑させた。
卒業後の活動については「個人的にはファッションのほうに行きたい。モデル業とかドレスのプロデュースもしているので幅を広げられたら。歌はやらないです」とあらためて明言。「私がデザインした洋服をメンバーが着てくれたらうれしいし、衣装とかも手伝えたらいいな」との願望も打ち明けたが、「この7年間突っ走ってきて、ちょっと今ふっと自分を見つめ直したいなっていう期間で。自分らしくゆっくり、大人の階段を上がっていきたいなという気持ち」と本音も吐露した。
会見後、劇場通路に飾られていた壁掛け写真に向かって「7年半ありがとうございました」と語りかけた篠田は、自らの手で愛おしそうに写真を外し、AKB人生に終止符を打った。
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