人気グループ嵐の櫻井翔が17日、都内で行われた映画『謎解きはディナーのあとで』の完成披露記者会見に出席。2011年度『本屋大賞』で第1位を受賞し大ヒットしたミステリー小説を原案に、2011年10月に実写ドラマ化。今回の映画版公開に櫻井は「（ドラマ版の）撮影前に『いつか映画になったらいいな』と目標半分、夢半分という状況で話していた。実際に映画になってうれしい」と喜び、「映画という大海原に謎解きチームで航海に出る感覚に包まれている」と声を弾ませていた。

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　共演した女優・北川景子も映画化に「ここまでたどり着いたのは番組を支えてくれて応援してくれたファンのおかげだと思っています」と感謝。「続編になる度に期待に応えるために、私たちもハードルを上げていきながら撮影していた」と思いを明かし、「今回の映画はそれの集大成です」と手応えをみせていた。

　劇中で気さくで天然なキャラクターを演じた俳優の椎名桔平は、会見でも開口一番「ハイ！」と役柄のままにハイテンション。キャラクターが近所の子どもたちにブレイク中だといい、「児童公園に行くんですけど、ある日、囲まれまして子どもたちに『ハイ！　ハイ！　の人でしょ？』と言われた」とすっかり気に入っている様子。「非常に不思議な感じ。今後こういう経験はないんだろうな」と感慨深げに語っていた。

　会見では、同作が8月9日から台湾、8月22日からシンガポール、9月5日から香港と海外での公開決定が発表。さらに、公開に先立ちスペシャルドラマ『謎解きはディナーのあとでスペシャル　戦場探偵・影山』（フジテレビ系）が今月30日から8月2日の4夜に渡って放送することが報告されると、櫻井は「新たな船出を切ることができてうれしい」と満足げに語っていた。

　会見にはそのほか、中村雅俊、桜庭ななみ、大倉孝二、竹中直人、土方政人監督が出席した。