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中山秀征、芸能生活30年を激白「大成した人は辞めなかった人」

 タレントの中山秀征(45)が16日、東京・早稲田大学大隈記念講堂で行われた『大学生限定イベント〜「働く」って、なんだろう?〜』にパネリストの一人として出演し、芸能界の荒波を約30年間生き続けてきた秘けつを語った。

社会人の先輩として、学生たちにエールを送った中山秀征 (C)ORICON NewS inc.

社会人の先輩として、学生たちにエールを送った中山秀征 (C)ORICON NewS inc.

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 同イベントは、著名人がやってみたかった仕事に1週間挑み、働くことの面白さや奥深さとともに、新たな自分を発見していくドキュメンタリー『仕事ハッケン伝』(毎週木曜 後10:00 NHK)と創立100周年の歴史ある「早稲田広告研究会」のコラボレーションで実現したトークイベント。同大学内外の学生約1100人が集まり、「働く」をテーマに意見を発表したり、パネリストの話に熱心に耳を傾けたりした。

 好きなこと職業にし、夢を実現させた中山だが、「元々やろうとしたこととは実は違っていったんですよね」と自身の学生時代を振り返る。

 “第2の吉川晃司募集”のオーディションがきっかけで、中学3年の時にふるさとの群馬から上京。「最初は歌手になりたかった。ところが、上京して、歌も、ドラマもちょっと違うんじゃないかという流れになり、ちょうど時代は1980年代。これからはバラエティーの時代になると言われていた頃で、お笑いやってみないかと勧められたんです」。

 「それで高校2年生の時にABブラザーズというコンビを組んで、1985年にデビューするんですけど…、そこで、いろいろ悩むんですよ。本当は歌がやりたかったのに、とね」。そんな中山の励みになったのが、当時のマネージャーがかけてくれた「バラエティーで天下を取った人は、歌もドラマもできますよ」というひと言。

 「そういう考え方もできるのか。食わず嫌いもよくないからやってみようと思って、すべて自分のふるいにかけてみようと思うようになった。まず、やってみて落ちるものは落ちるし、残るものは残る。今でもそうしていて、残るものはなんだろうと思う。30年近くやってきた中で、そういうことを繰り返してきたんだと思います」。

 「働きたくない」「ずっと学生のままでいたい」そんな思いを抱えている学生たちに向けて中山は「どんな仕事もそうだと思うけど、大成した人って辞めなかった人なんですよね。同じくらいの力があっても、何らかの理由で辞めていったり、道を変えたりする。僕の同期にも歌のうまいヤツも、芝居のうまいヤツも、かっこいいヤツも、背の高いヤツもいたけれど、何かの理由があって辞めていった。その中で僕は辞めなかったというだけ」と謙虚に語り、「続けているうちにいいことがあったり、チャンスが回ってきたり、どの仕事にもあるような気がする。仕事をやらされていると思わないで、自分がやっているんだと思ってほしい。恋愛も同じ、好かることより好きになってください」とエールを送った。

 ほかに、パネリストとして『仕事ハッケン伝』の主題歌「同じ空の下」を歌うシンガーソングライターの高橋優、首藤奈知子アナウンサー、番組プロデューサーの河瀬大作氏が登壇した。

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  • 社会人の先輩として、学生たちにエールを送った中山秀征 (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)首藤奈知子アナウンサー、中山秀征、高橋優、川瀬大作P (C)ORICON NewS inc.
  • 学生たちの前で歌唱した高橋優 (C)ORICON NewS inc.

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