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池井戸潤原作ドラマが土日に激突『七つの会議』VS『半沢直樹』

 直木賞作家・池井戸潤氏原作のNHKドラマ『七つの会議』(7月13日スタート、毎週土曜 後9:00、全4回)の試写会が10日、東京・渋谷の同局であり、主演の俳優・東山紀之吉田鋼太郎が出席した。先んじて7日に19.4%の高視聴率でスタートしたTBS系ドラマ『半沢直樹』(毎週日曜 後9:00)も池井戸氏の小説が原作。東山は「良い作品を作ることが大前提。それにエネルギー注いだことは間違いがない」と主演作に自信をのぞかせた。

ドラマ『七つの会議』で東山紀之と共演する吉田鋼太郎 (C)ORICON NewS inc.

ドラマ『七つの会議』で東山紀之と共演する吉田鋼太郎 (C)ORICON NewS inc.

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 『七つの会議』は、大手電機メーカーの下請けである中小企業を舞台に描かれる、隠蔽と内部告発を題材とした物語。ドラマでは、業績が常にふるわず、会議で上司に叱責され続けだった営業部4課長・原島万二(東山)を主人公に、企業が抱える体質、組織の一員として働くサラリーマンの矜持と悲哀、そして下請け現場の人間模様などを浮き彫りにしながら、ひとりの平凡な課長が、思いがけない出来事をきっかけにそれまで知ることのなかった会社の謎に迫り、深い闇と向き合う劇的な展開を描く。

 同ドラマの見どころのひとつが、うだつのあがらない平凡なサラリーマンを演じる東山だ。吉田は「いつもの東山くんらしくないところが見どころ。イケメンなんだけど、イケメンに見えない、イケメンを押してない東山くんがすごい。手前味噌になってしまうが本当に面白いドラマになっている」と絶賛。

 東山は「生きていくのは大変なこと。サラリーマンの経験はないけれど、大変さは理解できますので、僕なりに消化していかに表現するかが僕の中でのテーマでした」と役づくりを振り返り、「いいチャレンジをさせてもらったと思っています。こういう役がくるようになるとは、自分も年齢を重ねてきたんだな」としみじみ語っていた。

 演出を手がけた堀切園健太郎氏からは「『半沢直樹』との対決が気になっています。負けたくない」と思わず本音も漏れた。同じ作家の作品でも『七つの会議』はリアルなサラリーマンの話だが、『半沢直樹』はサラリーマンが主人公の一種のチャンバラ。土日続けてタイプの違なるドラマが放送される池井戸氏にも注目が集まりそうだ。

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