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ロブションの愛弟子・須賀洋介 『アイアンシェフ』出演の理由

 昨年10月に13年ぶりに復活したフジテレビ系『料理の鉄人』改め『アイアンシェフ』(毎週金曜 後7:57)。フレンチのアイアンシェフに抜てきされた須賀洋介氏は、世界的に有名なフレンチの巨匠、ジョエル・ロブション氏の愛弟子として知られる。“アイアンシェフ”なら勝って当たり前。負けるリスク、ダメージは大きい。それでも勝負に挑もうとしたのはなぜか。

ジョエル・ロブション氏(左)から絶大な信頼を寄せられているフレンチの“アイアンシェフ”須賀洋介氏 (C)ORICON DD inc.

ジョエル・ロブション氏(左)から絶大な信頼を寄せられているフレンチの“アイアンシェフ”須賀洋介氏 (C)ORICON DD inc.

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 須賀は1976年、名古屋市生まれ。実家はフランス料理店。高校卒業後、フランスに語学留学し、半年ほどで帰国。当時、世界最優秀ソムリエコンクールで優勝した田崎真也氏のいる東京・銀座の「ホテル西洋銀座」に就職し、フランス料理の基礎を学ぶ。22歳の時にロブション氏を紹介してもらうチャンスを得て、弟子入りを果たす。2003年に「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」を東京・六本木ヒルズにオープンすることになり、弱冠26歳で総料理長に抜てきされた。2006年にはニューヨーク店のオープンに携わり、現在ではパリを拠点に世界各地に展開するレストランを飛び回っている。

 「収録で帰国しても、すぐまた海外へ戻ってしまうので、日本で注目されているのかどうか正直わかりませんが、番組が始まってからSNSサイトに料理人やレストラン、旅館などの経営者からの友達リクエストが増えました。前の『料理の鉄人』の頃は、SNSのようなツールがなかったので届かなかった声が届くようになった分、料理人がテレビに出ることに賛否両論あるのは承知していますが、それらを越えて須賀の作る料理は美味しいと認めさせていきたいですね」と須賀氏のモチベーションは高い。
 
 収録のために片道十時間以上も費やし、帰国してはとんぼ返り。そこまでして同番組に出演しようと思ったのはなぜか? 「僕も視聴者として楽しんでいた番組ですし、料理人たちも注目している。そういうものにチャレンジしたいと思いました」。

 ロブション氏のビジネスに須賀氏の存在は欠かせないものになっている現在、テレビ番組収録のために彼を一時的でも手放すことに、ロブション氏は最初難色を示したという。「その時、僕がよほど悲しげな表情をしていたんでしょう。『アイアンシェフ』に出るなら今まで以上にしっかり仕事しろよと、OKをもらいました」。そのOKが出たのは、初回収録日の5日前だったという。

 一人の料理人として“キッチンスタジアム”での勝負に挑む須賀。ポケットにはいつも皮付きのニンニク一片を忍ばせているという。これはロブションファミリー全員が持っているもので、「大成功しているロブション氏でさえも厨房でどんなアクシデントが起こるかわからないですし、美味しい料理を作ることを常に試されている。僕らは失敗してしまう怖さを感じながら、ドキドキしながら料理しているんです」。

 ニンニクには悪霊・吸血鬼を追い払い、邪眼・疫病のお守りになるという言い伝えもある。ささやかな願掛けのおかげもあってか、現在、須賀は4戦全勝中。そんな須賀にあやかって、18日の放送では受験生を応援する“全勝弁当レシピ”が紹介される。

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  • ジョエル・ロブション氏(左)から絶大な信頼を寄せられているフレンチの“アイアンシェフ”須賀洋介氏 (C)ORICON DD inc.
  • 須賀氏は現在、独身。「いつか結婚はしたい」 (C)ORICON DD inc.
  • 東京・六本木ヒルズの「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」の厨房にて(左から)ロブション氏の右腕エリック・ブシュノワール氏、ジョエル・ロブション氏、須賀洋介、関谷健一朗氏 (C)ORICON DD inc.
  • 東京・六本木ヒルズの「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」を訪れたジョエル・ロブション氏 (C)ORICON DD inc.

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