歌手の氷川きよしが29日、東京・渋谷のNHKホールで『第63回NHK紅白歌合戦』のリハーサルに臨んだ。氷川は、今年5月に亡くなった所属事務所のグループ会長・長良じゅんさんについて「会長のことは心に秘めていたい」と言葉を詰まらせながら語り、「一生懸命歌うことが会長への恩返し」と熱唱を誓った。

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　氷川の紅白出場は13回目。「最大の音楽の祭典に出させていただいて光栄」と感謝を込め、歌唱する「櫻」については「亡くなった人への想いを歌った作品。いろんな人への想いが宿った作品なので愛を込めて歌いたい」といい、「35歳になって、生きていることへのありがたさを感じました」と噛み締めた。

　2000年にデビューし、来年13周年を迎える氷川は「また新たな表現の作品をつくりたい。しっかりなめられないように誠実に頑張ってきたい」と意気込んだ。

　『第63回NHK紅白歌合戦』は「ニッポンラララ♪　歌で会いたい。」をテーマに、31日午後7時15分から11時45分まで総合・ラジオ第1で放送（途中5分間、ニュースで中断あり）。これまでの対戦成績は紅組29勝、白組33勝。

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