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俳優の田村正和(69)が今年で没後20年を迎えた松本清張原作のテレビ朝日系ドラマ『十万分の一の偶然』に主演することが5日、わかった。2011年1月〜3月に同局で放送された連続ドラマ『告発〜国選弁護人』以来、1年9ヶ月ぶりのドラマ出演。田村は「徹底した人物描写と物語の構成に面白さを感じ、オファーをお受けしました」とコメントしている。同ドラマは2014年2月1日に開局55周年を迎えるテレビ朝日の記念特別企画の第1弾として、女優・米倉涼子主演の清張作品『熱い空気』とともに12月に2夜連続放送される。 『十万分の〜』は1980年3月から1981年2月にかけて『週刊文春』(文藝春秋)に連載され(書籍化は1981年)、“清張後期の傑作”と名高い長編ミステリー。愛する娘を高速道路の玉突き事故で亡くした父親(田村)が、この事故の瞬間を偶然写した報道写真を目にしたことを機に、事故の発生そのものに疑念を抱き、執念で真相を突き止めていく。

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