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市川海老蔵、茶人・千利休役で中谷美紀と夫婦役 初の東映作品で2年ぶり映画主演

 歌舞伎役者・市川海老蔵が来年12月公開の時代劇『利休にたずねよ』で、2年ぶり3作連続の映画主演を務めることが4日、わかった。原作は『第140回直木賞』を受賞した山本兼一氏による同名小説で、妻・宗恩役には中谷美紀が起用された。2年以上前から同作への出演オファーを受け続け、満を持して5日にクランクインした海老蔵は「大変偉大な役をやらせていただくことになり、プレッシャーを感じております」と恐縮しながら、「鋭い感性を持った千利休を表現できれば役者冥利に尽きます」と熱く意気込む。

市川海老蔵が千利休に! 中谷美紀と夫婦役で初共演

市川海老蔵が千利休に! 中谷美紀と夫婦役で初共演

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 「美は、私が決めること。」と、徹底した“美”への追求を生涯つらぬき、「茶ノ湯天下一」と謳われた天才・千利休の生涯を描く同作。天下人、策略家、師、弟子、そして妻…利休をとりまく人々との交わりの中で明かされていくのは、茶聖ではなく、美学を追求する“情熱の人” としての姿。豊臣秀吉から寵愛を受けながらも、最期は日本芸術史上唯一の殉職である切腹で生涯を終えた、その真相に迫る。

 主人公・利休を演じる海老蔵は、2006年に主演『出口のない海』で銀幕デビューし、2011年には三池崇史監督作『一命』でカンヌ国際映画祭など海外の映画祭でも高い評価を獲得。2年ぶりとなる映画主演、そして初の東映作品への参加にプレッシャーを感じながらも「大変光栄です」と感謝を語り、「私に期待されているであろう、抜き身のごとく鋭い感性を持った千利休を表現できれば役者冥利に尽きます」と、これまで多くの俳優が演じてきた利休とは一味違う、新たな“海老蔵版千利休”の誕生を誓った。

 妻役を演じる中谷と海老蔵は、テレビCM『お〜い お茶』などの共通した作品はあるものの、本格的な共演は今回が初。中谷は「茶聖として崇められている千利休も、人並みに恋をし、その恋にまつわる茶道具に執着していたという人間らしい側面が描かれており、心動かされました」と作品の魅力に触れ、「利休ほどの人物に寄り添い、理解を示し、そして支えた宗恩という女性の深い愛と哀しみを佇まいだけで表現できるように努めたいと思います」と、こちらも気合十分だ。

 映画『利休にたずねよ』は2013年12月より全国公開。京都・滋賀を中心にオール関西ロケを敢行する。映画『化粧師』(2001年)、『火天の城』(2009年)などを手がけてきた田中光敏監督がメガホンを執り、NHK大河ドラマ『天地人』の小松江里子が脚本を務める。

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