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上地雄輔、映画で「皆が僕に抱いている印象を裏切りたい」

 映画『のぼうの城』(公開中)に出演する野村萬斎上地雄輔がORICON STYLEのインタビューに応じ、お互いの印象や、各々が演じたキャラクターに対する考え、作品の見どころについて語った。

映画『のぼうの城』(公開中)で自身が演じた役への想いを語る上地雄輔 (撮り下ろし写真:鈴木一なり)

映画『のぼうの城』(公開中)で自身が演じた役への想いを語る上地雄輔 (撮り下ろし写真:鈴木一なり)

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 今作は、175万部のベストセラーとなった和田竜の同名時代小説の映画化。わずか500人の兵力で石田三成率いる2万の大軍に立ち向かった戦国末期の武将・成田長親の姿を描いたエンターテインメント時代劇だ。萬斎は、領地の農民たちから「のぼう様(でくのぼう)」と呼ばれながら不思議な人柄で人心を動かし絶対不利な戦いに挑む長親役、上地は石田三成役を演じた。

 今作が初めての共演となる二人にお互いの印象を問うと、萬斎が「上地さんがバラエティ番組で見せていたおバカキャラは演出だろうな、と思っていました。のぼうじゃないけれど、芯のある人なんだろうなと。実際に会ってみて、その通りの人でしたね」とズバリ分析。
それを受け、上地は「これまで演じてきた役が、のぼう様のような役が多かったせいなのか、周りの友人からは『えっ、のぼう様をやってるの?』と勘違いされています」と苦笑い。そのぶん今作では、のぼう様と正反対のキャラクターである石田三成を演じ、手ごたえを実感したようで「監督や共演者、観客が僕に対して抱いているハードルを越えてやろう!と、それは常に意識しています。いい意味で裏切っていきたいと思っているので」と今後の俳優業へのさらなる熱意をのぞかせた。

また、個性豊かなキャラクターによる人間ドラマや大掛かりな水攻めシーンなど見どころが多い今作。萬斎は「時代劇のパターンにはまっていない映画。時代は戦国でも、出てくるのは人間くさい人たちばかりなんです(笑)。史実ではあるが時代劇だからと構えずに、痛快劇、現代劇と思って観ていただきたいです」と作品の魅力を語った。

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