岩井俊二監督が自ら脚本・監督・音楽・撮影・編集・プロデュースを手がける『ヴァンパイア』(9月15日公開)。長編劇映画の監督作としては実に8年ぶりとなる同作で、岩井監督が自筆イラストを描き下したストーリーボード(絵コンテ)が初公開された。
同作は、あるWEBサイトに集まる“死にたい少女たち”に血を求めて寄り添う高校教師の行動から、誰もが持っているかもしれない狂気性や異常性を静かにリアルに描き出す物語。
そんないわゆる吸血鬼もののホラー映画ではない、現実にいるかもしれない“ヴァンパイア”の物語の構想を岩井監督が練り始めたのは、代表作のひとつ『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)の前という。それから5年を経て、別の企画の連続殺人犯の物語とヴァンパイアの構想がひとつにまとまり、同作の企画が動き出した。
その後、撮影に入るまでに時間の余裕があった岩井監督は、自筆イラスト入りの緻密なストーリーボードを描いた。さらにそれをアニメにして動かして、セリフも入れて音楽をつける。「ストーリーボードと音楽は趣味みたいなもので、無邪気に楽しんでいました。ロサンゼルスにいるときに一回関係者を集めて、そのアニメの試写をやったんですけど、けっこう好評でした。日本でもシークレット上映とかできるといいんですけどね」(岩井監督)。
この日、公開されたのは、それだけでひとつの作品になりそうなストーリーボードの一部。そのイラストには岩井美学といわれる映像の美しさがしっかりと写し出されている。
◆岩井俊二監督 動画インタビュー
『リアルに感じてほしい 誰もが持っているかもしれない狂気性や異常性』
⇒ 自筆イラスト入りストーリーボードを独占公開!!
同作は、あるWEBサイトに集まる“死にたい少女たち”に血を求めて寄り添う高校教師の行動から、誰もが持っているかもしれない狂気性や異常性を静かにリアルに描き出す物語。
そんないわゆる吸血鬼もののホラー映画ではない、現実にいるかもしれない“ヴァンパイア”の物語の構想を岩井監督が練り始めたのは、代表作のひとつ『リリイ・シュシュのすべて』(2001年)の前という。それから5年を経て、別の企画の連続殺人犯の物語とヴァンパイアの構想がひとつにまとまり、同作の企画が動き出した。
その後、撮影に入るまでに時間の余裕があった岩井監督は、自筆イラスト入りの緻密なストーリーボードを描いた。さらにそれをアニメにして動かして、セリフも入れて音楽をつける。「ストーリーボードと音楽は趣味みたいなもので、無邪気に楽しんでいました。ロサンゼルスにいるときに一回関係者を集めて、そのアニメの試写をやったんですけど、けっこう好評でした。日本でもシークレット上映とかできるといいんですけどね」(岩井監督)。
この日、公開されたのは、それだけでひとつの作品になりそうなストーリーボードの一部。そのイラストには岩井美学といわれる映像の美しさがしっかりと写し出されている。
◆岩井俊二監督 動画インタビュー
『リアルに感じてほしい 誰もが持っているかもしれない狂気性や異常性』
⇒ 自筆イラスト入りストーリーボードを独占公開!!
コメントする・見る
2012/09/13