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広末涼子、新作コメディ映画で「結婚したい女」役 堺雅人、香川照之と共演

 女優の広末涼子が、『アフタースクール』(2008年、主演・大泉洋)以来3年ぶりとなる内田けんじ監督の新作コメディ映画『鍵泥棒のメソッド』(2012年秋公開)に出演することがわかった。ある事情からどうしても結婚したいのだが、方向違いの努力をしてしまうヒロイン役を演じる広末はコメディエンヌとしての力を磨く。「私と同世代の女性にもきっと共感してもらえる、シュールでキュートな作品になると思います」と意気込みを語った。

内田けんじ監督の3年ぶりとなる最新作『鍵泥棒のメソッド』で共演する堺雅人、広末涼子、香川照之

内田けんじ監督の3年ぶりとなる最新作『鍵泥棒のメソッド』で共演する堺雅人、広末涼子、香川照之

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 主演は『アフタースクール』に続いての出演となる俳優・堺雅人。35才にして無職、俳優を目指すも挫折し自殺しようと思っている、ちょっと情けない男・桜井を演じる。死ぬ前にと、銭湯に出かけた桜井の目の前で転倒し、記憶喪失になってしまう男・コンドウ役で共演するのは俳優・香川照之。記憶を失っている時、そして記憶が戻った時とまるで別人、一人二役のようなキャラクターを演じ分ける。

 物語は内田監督のオリジナル。桜井はつい出来心から、記憶を失っているコンドウのロッカーの鍵をすり替え、持ち物を盗み出してなり代わるが、彼は非合法な裏稼業を営む男だったことから、ヤクザ絡みのトラブルに巻き込まれていく。一方、記憶を失い、自分を桜井だと思いこんでいるコンドウは、あまりに情けない自分の境遇に茫然としていた。しかし病院で出会った女性・香苗(広末)の助けで、前向きに生活を立て直していくのだが…。コンドウの記憶が戻った時、それぞれの人生の再生をかけて、桜井が招いたトラブルを解決しなくてはならなくなる、先の読めないサスペンスフルな展開となっている。

 堺は「はじめて台本をいただいたとき、そのおもしろさに一気によみふけってしまいました。僕も小さな劇団にいたことがあるので、当時のことをいろいろ思い出しながら演じたいと思います」、広末も「脚本が面白くグイグイ引き込まれ、あっという間に読み終えてしまいました。私と同じこの感覚を、劇場にいらしてくださった方に味わってもらえるように頑張ります」と、脚本の面白さにキャスト陣のテンションも上がっている。

 堺、香川、広末の3人の共演にも期待が高まる。堺は「香川さんの演技を間近で見られるのも、楽しみのひとつ。ふたつの人格を演じ分けるこの役は、日本で香川さんしかできないかもしれません。広末さんとは2度目の共演ですが、また違った素敵な表情を見せていただけるような気がしています」、香川も「共演者も気心が知れた方々で、脚本もすこぶる素晴らしく、内田監督が現場でどんな演出をされるのか本当に楽しみ。縦横無尽な奇才ぶりを堪能したい」と話していた。

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