ORICON STYLE

“痛み”や“葛藤”に重点を置いて楽曲制作に挑んだ

――ニューアルバム『ALIVE』が好評ですが、全曲で作詞・作曲にG-DRAGONさんが携わられたそうですね。 【G-DRAGON】 はい。僕はプロデュース的な立場としても関わらせてもらったのですが、客観的に見て、自分たちの姿をどういう風に見せたらいいのか……その部分に対して一番悩みました。“BIGBANGはまだ健在である”ということを示したいし、音楽的にもこの1年の“痛み”や“葛藤”に重点を置いて楽曲を制作していきました。

――そういう意味で「BLUE」は、BIGBANGがカムバックを果たし、空白の時間を一気に縮めた、非常に意味深い、新たなBIGBANGの名曲となりましたね。【G-DRAGON】 それを狙いました(笑)。“冬から春へと変わっていく”痛みのある愛の話をこの曲では描いているんですけど、それはBIGBANGの状況にも言えることで。僕たちの音楽を聴いて、待っていてくれたファンの人たちに僕たちの心の奥底を伝えると同時に、“願い”もそのなかに込めました。

――G-DRAGONさんが描く歌詞は、さきほど言われたように“痛み”や“葛藤”、男性ならではの心の繊細な部分が綴られていることが多いように感じるのですが。 【G-DRAGON】 愛の歌にしても、何かの状況を表す歌にしても、嘘とかフィクションとかを入れるのではなく、素直に書いたほうが聴く人にもちゃんと伝わるし、お互いの距離も縮まって、そこから“共感”というものが生まれると思うんです。

――BIGBANGは5人5様のカリスマ性や才能を持ち合わせているだけに、一見リスナーを突き放すような距離感を感じてしまうのですが、楽曲を聴いた瞬間に、一体になれるのがBIGBANGマジックだなと。そしてBIGBANGといえば、低音域のT.O.PさんのラップとG-DRAGONさんのハイトーンラップとの対比も特徴的で、そこは常に意識されている部分だったりしますか? 【T.O.P】 声質も、あえて対比をハッキリつけるように作っているところがたくさんあります。そこが退屈にしない要素の1つになっていると思うし、何より僕とG-DRAGONの声の相性がすごくいいんだと思います。



「BLUE」を通して、明るい気分になってもらえたらいいな

――では、特に今作の中で、みなさんのお気に入りの1曲を教えてください。 【V.I】 僕はやっぱり「BLUE」です。切なくて、悲しい曲だけど、特にサビが最高に好きです。なぜなら僕のパートだから(笑)、それは半分冗談ですが(笑)。<冬から春へ変わる〜>(いきなり歌い出す)という歌詞のように、昨年はいろんなことがあって、本当に大変だった。だから、寒い日々が終わって、これからは春のように暖かい毎日がずっと続いたらいいな、そう願いながらレコーディングしました。

――いろんなことを乗り越えたからこそ、歌える歌、それが「BLUE」であると。 【V.I】 ファンのみなさんも、BIGBANGのことをすごく心配して、きっと僕らと同じように心を痛め、悲しい想いをしていたと思うんです。だからこそ、この曲を通して、心が温まり、春の日差しのように明るい気分になってもらえたらいいなって。
【G-DRAGON】 僕は「FANTASTIC BABY」が特に印象深く残っています。もともと僕は歌詞を詩的に書いたり、抒情的なメロディーをつけるのがわりと得意なんです。でも、この曲のように聴く人を一気に踊らせるようなものを作るときは、僕もそれに値するようなパワーを曲に入れ込まないといけない。そのテンションに自分自身を持っていくのに苦労して、出来上がるまでに1〜2ヶ月かかりました。そのあとに「BLUE」を作ったんですが、いきなり憂鬱な世界へと変わって。そのギャップの激しさに、僕自身がついていけなくて(笑)。まだ「FANTASTIC BABY」のテンションが残っていたので、それを転換するために悲しい映画を観たり、泣きたくなるような音楽を聴いたりして、実際に自身の気持ちを憂鬱にして、曲の世界に自らを置いて制作しました。
【SOL】 僕は「BAD BOY」が一番好きです。個人的にHIP HOPが好きで、この曲はHIP HOP色が強いだけでなく、メロディーがすごくいいです。
【T.O.P】 僕は「FEELING」。この曲は日本だけの限定曲で、BOYS NOIZEさん(ドイツ出身の世界的DJ&プロデューサー)と一緒に作業することで、ラップも歌詞もすごくいいハマり具合になりました。

――T.O.Pさんはみずからラップ詞を手掛けられていますが、この曲で伝えたかったメッセージはありますか? 【T.O.P】 夜に感じる寂しさからはじまって、それを埋めるために、誰かと一緒にいたい!楽しいヴァイブを感じたいという、素直な欲求や想いを歌詞に込めました。
【D-LITE】 僕も「FEELING」が気に入ってます。楽しいビートなのに、でも幻想的なイメージがあって、その2面性に惹かれました。

――それに対してD-LITEさんのソロ曲「WINGS」は、聴いた瞬間にパッと太陽のまばゆい光が差しこむような、明るい楽曲に仕上がっていますね。【D-LITE】 本当は「WINGS」って言いたかったんですけど、恥ずかしくて、あえて言わなかったんです(笑)。自分で自分の曲を褒めるのはどうなのかなと。

――謙虚ですね。じゃあ、そういうのをすべて取っ払った本音でいうと? 【D-LITE】 「WINGS」が最高!一番気に入ってます(笑)。

(文:星野彩乃/撮り下ろし:草刈雅之)

RELEASE

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PROFILE

BIGBANG(ビッグバン)
G-DRAGON、T.O.P、SOL、D-LITE、V.Iによる韓国出身の5人組HIP HOPグループ。
2008年10月、日本初となる1stフルアルバム『Number1』をリリース。
2009年6月24日、シングル「MY HEAVEN」をリリースし、日本メジャーデビュー。3位を獲得。同年末には『第51回日本レコード大賞』の最優秀新人賞を受賞し、注目を集める。
2009年8月19日、アルバム『BIGBANG』をリリース。
2011年5月11日、アルバム『BIGBANG2』をリリース。1位を獲得。
2011年5月、『BIGBANG Presents “Love & Hope Tour 2011”』を行い約10万人を動員。
2012年1月7日、『YG Family Concert in Japan』で約8ヶ月ぶりに日本のステージに立つ。
2012年3月28日、アルバム『ALIVE』をリリース。
2012年5月17日より愛知・日本ガイシホールを皮切りに全国ツアー『BIGBANG ALIVE TOUR 2012』を開催。

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