ORICON STYLE

2008年02月13日
いきものがかり SPECIAL INTERVIEW

いきものがかりの個性を活かした渾身作!
朝起きてから寝るまでの一瞬一瞬が入っているアルバム

――『ライフアルバム』というタイトルはいきものがかりらしいですね。
【水野】 後づけなんですけどね。たまたま「Good Morning」だったり、生活の一瞬一瞬を描いた曲が多いので、そういうところからタイトルを考えました。最終的に、このタイトルになったっていう感じですかね。
【吉岡】 曲が集まったら、朝起きてから寝るまでの一瞬一瞬が入っている作品になってたんです。
【水野】 日常を描こうということは意識してないんですけど、たまたまそういう曲が出てきちゃうんです。

――じゃあ、2枚目のアルバムとしてはこの作品に対してはどう取り組んだの?
【水野】 インディーズ時代に持っていた曲で、デビュー後に見せていなかった部分を出していこうと思って。ちゃんと自分たちの持っている曲をもったいぶらずに、見せていこうという感じがすごくあったんですね。そういう意味では「ニセモノ」「東京猿物語」「月とあたしと冷蔵庫」は、すごく昔の曲なんです。「ニセモノ」みたいな鋭い曲も、インディーズ時代はライブではやっていたんです。デビュー後はなかなか出せなかったからこういう一面も見せたかった。それと、サウンド的に「東京猿物語」みたいにナンセンスなことをやっているっていうのも見せたかったし。

新たに頑張らなきゃという気持ちが強い
いきものがかりの写真

――なるほどね。全体を通して聴いたときに、「東京猿物語」はどんな文脈の中でできた曲なのか、ということが非常に気になっていました(笑)。
【水野】 はい(笑)。すごくシニカルですから。
【山下】 でも、僕らはいたって普通にやっていたんです。何の抵抗もなく。
【吉岡】 私もすごく自然に歌えました。コブシも気付いたらまわってたりして(笑)。歌詞もすごくユニークだし、独特の世界がある歌なんですよね。でも、なんでこんな歌詞になったんだろう?
【水野】 (笑)そのときに思っていたことをわざとシニカルにナンセンスに表現したっていうか。路上グループのイメージってあるじゃないですか。でも本当はそうじゃないんだよってところを肩肘張って表現しているっていうか、そんなところがありますよね。自由に作ってはいるんだけど、肩肘張っている。

――アルバム自体、前半はポップで、聴き進むにつれて、こういう曲が出て来たりして、どんどん深くなっていく作品ですよね。
【水野】 たまたまですけど、7曲目以降はデビュー前からやっていた曲なんです。
【山下】 偶然そうなっていて、本人たちが驚きました。これは昔の曲で、ここで出そうとか、そんな前後の意識はないんですけどね。前のアルバムでやりたくてもできなかったことがいっぱいあって、それがアルバム収録曲の後半に反映されています。
【水野】 だから1枚目と2枚目を合わせて、今までのものを出せたかなと。1枚目は直球。2枚目は直球のつもりなんだけど、今までの自分達からしたら変化球に見えてしまうものをちゃんと入れて、いろんな曲ができました。逆に2枚出したことによってまっさらな気分というか、また新たに頑張らなきゃという気持ちが強いですね。
【山下】 いろんな先入観があると思うんだけど、シングルでできないこともあったりするから、そこがこの作品で出せましたね。この2枚で、“いきものがかりってこんな感じだよ”っていうのが提示できたかなと思います。

(文:大橋美貴子)
RELEASE
CDを購入する(Amazon) このCDについて語ろう

ライフアルバム
いきものがかり
発売日:2008/02/13 [アルバム] 価格:\3,059(税込) 
エピックレコードジャパン 品番:ESCL-3046

01. Good Morning
02. 茜色の約束
03. 夏空グラフィティ
04. 青春ライン
05. @miso soup
06. ソプラノ
07. 花は桜 君は美し
08. ちこくしちゃうよ
09. 心一つあるがまま
10. ニセモノ
11. 東京猿物語
12. 月とあたしと冷蔵庫
13. 茜色の約束−acoustic version−

PROFILE

吉岡聖恵(Vo)、水野良樹(G&Vo)、山下穂尊(G&Har)によるスリーピースバンド。
1999年2月、高校の同級生だった水野と山下によって結成。
水野・山下が小学1年生の時、一緒に“生き物係”をしていたことからバンド名が決まる。
同年12月、同級生の妹である吉岡が加入。地元である海老名・厚木を中心にライブ活動を行う。
2006年3月15日、シングル「SAKURA」でメジャーデビュー。『DENPO115』CMソングに起用され大きな反響を呼ぶ。
2006年5月31日、シングル「HANABI」をリリース。初登場5位を獲得。
2006年10月18日、シングル「コイスルオトメ」をリリース。
2006年12月6日、シングル「流星ミラクル」をリリース。
2007年2月14日、シングル「うるわしきひと/青春のとびら」をリリース。
2007年3月7日、アルバム『桜咲く街物語』をリリース。
2007年8月8日、シングル「夏空グラフィティ/青春ライン」をリリース。
2007年10月24日、シングル「茜色の約束」をリリース。
2008年1月30日発売、シングル「花は桜 君は美し」をリリース。
2008年2月13日、アルバム『ライフアルバム』をリリース。