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「利権が生まれると突き抜けた才能も潰されかねない」ワンオクTakaが目指す反逆と破壊、コロナ禍でも発信続けるワケ

佐藤健へのリスペクト、「僕は“陽”で、健はちょっと“陰”」バランスがもたらす相乗効果

映画『るろうに剣心 最終章The Beginning』場面写真

映画『るろうに剣心 最終章The Beginning』場面写真

――また、『The Beginning』(6/4公開)の主題歌「Broken Heart of Gold」もエモーショナルな素晴らしい楽曲でした。

Taka 僕はシリーズのなかで、この作品が一番好きでした。とにかく健の役者人生のなかで、ここまで自らを追い込んだ作品はないんじゃないかなと思うぐらいすごかった。健自身も、過去の作品を何周もして、最後にこの映画に臨んだんだろうなって。そんな健の作品に対する空気感や雰囲気を大切に作りました。

――佐藤さんへのリスペクトを感じますが、お二人の出会いは?

Taka 18歳ぐらいのときですね。自分の人生において、健と出会ったことはすごく大きなこと。彼といろいろな意見交換をしましたし、僕のなかでは、ONE OK ROCKのことを一番理解してくれている人間だと思っています。

――出会ったころから、なにか感じるものがあった?

Taka 普通じゃないっていうか、すごかったです。深いところで物事を理解しようとしている人で、大人になるのも早かった。彼が僕らの曲を最初に聴いたときの衝撃を語ってくれることがあるのですが、同じような感覚や刺激を僕も『るろうに剣心』を観て感じました。その意味では、すごく良いバランスの関係性だなと思っています。性格的にも僕は“陽”で、健はちょっと“陰”な人。そこもバランスが良いなと感じています。

――信頼できる人と作品を共にできるというのは、大きなことですね。

Taka 彼の人生を掛けた映画に携われるのは、すごく嬉しいですね。10年に渡って、健が剣心というキャラクターを変わらない熱量で演じたことに脱帽しますし、彼の人生が作品に詰まっているなと感じています。今回も、映画を観ているというよりは、健を観ている感じでした。健とは友情を超えたものがあるので、一緒に仕事ができるというのは幸せなことだと思っています。

――本当に、お互いを高め合ういい関係だと思います。

Taka 最初の映画のとき、健と一緒に映画館で観たんです。曲が流れるエンドロールでお客さんが立ち上がったらどうしようと思っていたのですが、みんな最後まで席に座っていてくれて。「よっしゃー! やって良かったな」って喜び合ったのを覚えています。今回も、ぜひ最後まで席を立たずに観ていただけるとありがたいです。

(文:磯部正和)

映画『るろうに剣心 最終章The Final』

公開中
主題歌:ONE OK ROCK「Renegades」
(C)和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会

映画『るろうに剣心 最終章The Beginning』

6/4公開予定
主題歌:ONE OK ROCK「Broken Heart of Gold」
(C)和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会

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