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結成20周年のコブクロ、葛藤もあった道のりとは？「活動休止後は違う人間として再び組んだ」
変わらぬ2人の関係性、「お互いのエネルギーを借りて音楽人として生きている」
黒田俊介 まったくないですね。曲の解釈、歌詞の世界観すべて。例えば「桜」の冒頭、“名もない花には名前を付けましょう”だって、“どういう意味？ 新種？”って思ったし（笑）。そんなの、二人で始めたときから思っているんですよ。でも、僕らなりに解釈して、それをきちんと歌って伝えていくのがコブクロだと思うんですよね。
小渕健太郎 それが黒田の、黒田の声の説得力なんです。僕はその声を生かすために歌を作る。お互いがお互いのエネルギーを借りて音楽人として生きているわけで、その間に生まれるものが中途半端なわけがないんです。その関係性は20年間変わってない。結成当初の、“俺たち、どうなってくんだろう？”という思いも、今でも変わらず持っていますから(笑)。ただ、20年を迎える前に二人だけでステージに立ったり、「晴々」や「風をみつめて」を世に出せた今、お互いがまた大きな翼をつけて「さぁ、いくぞ！」という気持ちになれている。すごくいい20周年を迎えられてると思うんですよね。
黒田俊介 やらなくていいこと、やらなきゃいけないこと、自分たちができること…それがやっとわかってきて、精査できるようになった。どうしたらテンションが上がって、面白いと思いながら音楽できるかということを、今この時期にすごく実現できているんです。
――そんなコブクロも20年選手となりましたが、“これだけは若手に負けない！”と思うことは？
黒田俊介 トーク (笑)。歌っている時間が1時間40分だとしても、ライブが終わったら3時間が経っている…。
小渕健太郎 でも、きっちり時間は守りますよ！ しっかり３時間で終わらせます(笑)。
（文：川上きくえ）
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