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秋元康プロデュース、デジタル声優アイドル・22/7がデビュー! 夢は「アイドルとアニメの架け橋」

 秋元康プロデュースで“デジタル声優アイドル"を掲げる22/7(ナナブンノニジュウニ)が、9月20日にシングル「僕は存在していなかった」でデビュー! 昨年12月24日に、応募総数10,325名から選ばれた11名で結成された彼女たちは、人気クリエイターが手がけるキャラクターの声優も担当! キャラクターは、演じるメンバーがモーションキャプチャ(身体にセンサーをつけて動作を記録するデジタル技術)で動きを付けている。そんなまったく新しいコンセプトを持ったグループを代表して、海乃るり、宮瀬玲菜、花川芽衣に、デジタル声優アイドルの活動や、自分たちも歌詞に共感したというデビューシングルについて聞いた!

秋元康が新たに掲げる“デジタル声優アイドル”とは!?

――22/7は“デジタル声優アイドル”という新しいスタイルを掲げています。
宮瀬玲菜 2次元のメンバーと3次元のキャラクターが同じグループにいるというのはすごく新しいし、他のアイドルグループとは違うところだと思います。メンバーのうち8人はキャラクターの声を担当しているんですけど、“私じゃない、もうひとりの自分”が存在しているような感じもあるし、心強いですね。まだどうなるかわからない部分も多いけど、いろいろな楽しみ方をしてもらえるんじゃないかと思っています。
花川芽衣 “デジタル声優アイドル”と聞いたときは「一体、どういう活動になるのかな?」って不思議に思いました。メンバーよりも先にキャラクターの活動が始まったのも面白いところだと思いますし、独自の道を歩んでいける楽しみがありますね。
海乃るり キャラクターの動きは、モーションキャプチャで撮影していて。メンバー自身がキャラクターの動きと連動しているのも楽しいですよね。私は戸田ジュンちゃんを演じさせてもらっているんですが、私がヘンな動きをしたら、ジュンちゃんの動きもおかしくなっちゃうから、そこはしっかりやっていかないとなって。
宮瀬玲菜 撮影のときは全身タイツだし、キャラクターの動きもわからないから、「ホントに立川絢香ちゃん(宮瀬が声を担当するキャラクター)の動きになるのかな?」って心配で。「小悪魔っぽい動きをして」みたいなムチャぶりもあったんですけど(笑)、「絢香ちゃんだったらどうするかな?」ということを意識していました。
花川芽衣 私は斎藤ニコルちゃんというキャラクターを担当させてもらっているんですが、完成した映像を観て、ニコルちゃんのことがもっと好きになりました。責任を持ってニコルちゃんの良さを引き出していきたいです。
――みなさんはもともと声優志望なんですか? それともアイドルになりたかった?
海乃るり 私は声優になりたかったんです。父がアニメ好きだったこともあって、小さい頃から『犬夜叉』や『めぞん一刻』などを観ていましたし、声優さんにも憧れていて。だから、22/7のオーディションに合格したときは、本当に嬉しかったですね。“CV:海乃るり”が夢だったので。
花川芽衣 私はアニメもアイドルも好きで、ずっと憧れていました。なかなかオーディションを受ける勇気が持てなかったんですけど、22/7のオーディションを見つけて「今のままではダメ。思い切ってやってみよう」と思って。ひとつひとつ壁を乗り越えながら進めているし、一歩踏み出して良かったです。
宮瀬玲菜 声だけで表現する声優さんもリスペクトしていますし、アイドルも大好きです。乃木坂46の白石麻衣さん、NMB48の山本彩さん、AKB48の渡辺麻友さんなど、かわいくてカッコイイ方にずっと憧れていたので。

――22/7も秋元康さんのプロデュースですね。
宮瀬玲菜 ずっと憧れているアイドルグループを手がけていらっしゃる方なので、「まさか!?」という感じでした。オーディションのときも「秋元先生がいらっしゃる!」って緊張しましたね。
花川芽衣 「本物の秋元先生だ!」って、感激しました!

歌詞に共感! デビューシングルの主人公は「閉じこもっちゃうタイプ」

――デビューシングル「僕は存在していなかった」についても聞かせてください。初めて聴いたときはどう感じました?
海乃るり 「私たち自身のことが書かれている」と思って、すごく共感しました。22/7のメンバーは内気な子が多くて、歌詞にある“自分の存在 知られたくなかった”という気持ちもすごくわかるんです。そこからオーディションを通してみんなと出会って、一歩一歩進んできて…。この曲で歌われていることは、色々な境遇の方にも共感していただけんじゃないかと思います。
宮瀬玲菜 私も自分に自信がなかったんです。声に自信があるわけでもないので、オーディションに合格したときも、嬉しさと不安が半々くらいあって。この曲の主人公も閉じこもっちゃうタイプだから、気持ちがよくわかるんです。歌詞の最後は“今なら好きだと言えるかもしれない”なんですけど、それは「ここから歩き出せる」ということだと思っていて。まさに今の私たちのことだなって思いますね。
花川芽衣 “他の花と比べていた ずっと一人絶望して”という歌詞にも共感しました。私自身も、他の子と比べて落ち込んでしまうことが多かったので…。この曲に「自分は自分でいい」と教えてもらいましたし、背中を押してもらいました。
宮瀬玲菜 完成した楽曲を聴いたときは涙、涙でした。人生の中で、自分の声が入った曲をリリースできるなんて思っていなかったので。(オーディションの結果が決まった)去年の12月24日から、11人でデビューすることを目標にして頑張ってきたので、本当に嬉しかったです。

キャラクターも愛してもらって、アイドルとアニメの架け橋になりたい!

――9月21日には「僕は存在していなかった」のリリースイベント、ハイタッチ会を開催。22/7の活動もさらに本格的になっていくと思いますが、この先、どんなグループになっていきたいですか?
海乃るり メンバーそれぞれに「こうなりたい」という夢があるんですよね。私は声優なんですが、ひとりひとりが目標に向かって頑張って、そこで得たものをグループに持ってくることで、どんどん成長していきたいと思っています。
花川芽衣 22/7のいちばんの特徴は、キャラクターがいること。私たちだけではなくて、キャラクターも愛してほしいです。
宮瀬玲菜 大きな目標としては、アイドルファン、アニメファンの両方に好きになってもらいたいです。アイドルとアニメの架け橋のようなグループになりたいなって。すごく難しいことだと思うんですが、それが実現できたら日本も変わるんじゃないかな…なんて(笑)。そして、世界で活躍できるグループになってきたいです!
(写真:白石文丈 文:森朋之)

デビューシングル「僕は存在していなかった」ミュージックビデオ

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