ORICON NEWS
Mr.Childrenほか出演の『Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016』をWOWOWで放送!
他の出演者同様“いちバンド”としてステージに立ったMr.Children
30日、ついに始まった『ap bank fes』。まずは石巻のオーケストラやコーラス隊、東北出身のダンサーらなどと、日本屈指の名プレイヤーが揃うBank Bandのコラボによるオープニングセッションから。地元の人と、Bank Bandのボーカルである櫻井の歌声が、ここでしか聴くことのできないハーモニーを奏でる。そこから流れるようにBank Band with〜のステージへ。櫻井とSalyuがap bank fesの定番曲「to U」を歌う。今回の『ap bank fes』は、Bank Bandが様々なミュージシャンを迎え入れる形と、バンドとが、左右2つのステージをほぼ交互に使うスタイルで進行。1日目は、Bank Band with〜として、藤巻亮太、Cocco、スガ シカオらが登場した。
8月に最新アルバムを発売したCoccoは、人前では初披露となる新曲「ひばり」の他、逆に19年前に発表した1stアルバムの収録曲「遺書。」なども歌唱。月日を経ても変わらぬ歌声と思いを届けた。NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』テーマソングとしておなじみのスガ シカオがボーカルを務めるバンド・kokuaの「Progress」で始まったスガ シカオのステージには、サプライズで櫻井が登場。普段から仲の良い二人は、日常の微笑ましいエピソードなども明かしつつ、一緒に「夢のゴール」を、櫻井はギターも弾きつつ披露した。
一方、バンドはクリープハイプ、WANIMAなどの若手から、独自の世界観を確立しているZAZEN BOYS、SPECIAL OTHERSまで、それぞれの持ち味を表現するステージを見せた。それは、Mr.Childrenも同様だった。両日ともに会場の気温が最も上がるフェスの中盤に登場。ヒットメイカーとしての役割を果たすべく、「名もなき詩」「Tomorrow never knows」「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」「足音〜Be Strong」などもはや誰もが口ずさめる名曲ばかりを連打する。またこの場所で鳴らすことに意味を持って選曲されたであろう「涼しい風が吹くようなバラードを」(櫻井)と言って演奏された「しるし」や、「初めてのことに不安でも、そのことにワクワクできる心を持ちたい」という気持ちで作ったという「PADDLE」なども聴かせ、短い時間だが濃い内容のステージで、集まった2万人の観客を満足させた。
2日間を八面六臂の働きで支えたBank Band
復興への想いはMISIAのステージからも強く感じられた。復興応援メッセージソングとして作られた「明日へ」では、その思いがこもった歌声に、涙を流す観客も多数みられた。また、櫻井をステージに招くとBank Bandのオリジナル曲「はるまついぶき」も歌唱。日本を代表するボーカリスト2人のハモリも交えながら届けた。
2日間、ほぼ1日中ステージに立ち数々のミュージシャンの歌声を支えたBank Band。ボーカリストに櫻井を据えた純粋なBank Bandとしてのステージは数曲に留まったが、会場が夕焼けに染まる時間帯と相まって、忘れがたい景色を刻んだ。1日目は「糸」(中島みゆき)、2日目は「スローバラード」(RCサクセション)と日替わりで演奏する曲を変えたほか、この場が初となるBUMP OF CHICKEN「ロストマン」のカバーも披露。そして、曲紹介の際に櫻井が声を詰まらせた、「この曲を歌うためにここに来た」というBank Bandの新曲「こだま、ことだま。」も歌われた。音源とはまた違う、曲に込めた思いがダイレクトに胸に響く歌は、この場だからこそ聴けたものだっただろう。ジャンルレスなミュージシャンが集い、東北復興への想いを新たにするきっかけともなった復活の『ap bank fes』。次回の開催については現状発表はないが、ぜひまたこの東北の地に溢れるエネルギーを届けてもらいたい。
『Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016』はWOWOWで観よう!
このプレイベントが、2016年7月に『Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016』として前夜祭含め3日間にわたり開催。さまざまな環境保全をテーマに開催されてきた『ap bank fes』とコラボレーションし、前夜祭を含め3日間を凝縮してWOWOWで放送!
【放送日時】9月22日(木・祝)午後5時〜 [WOWOWプライム]
Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016 オフィシャルサイト(外部サイト)