クマムシ、「あったかいんだからぁ」の誕生秘話を語る

苦労知らず!月40万のタワーマンションに住んでいる佐藤と実家暮らしの長谷川

――そこから2人でやってきたわけですが、貧乏時代はあったんですか?
長谷川 僕、ずっと実家なのでごはんだけはなんとかなるんです。あと、バイトをしていたのでそんなに貧乏はしてなくて。佐藤くんなんかもっとすごくて、社長令嬢の彼女と一緒に月40万のタワーマンションに住んでるんですよ。
佐藤 もうつき合って3年ぐらいかなぁ。

――だから佐藤さんは危機感がないんですかね?
長谷川 僕が思うに、彼は実家の富山でのびのびとひとりっ子で育ったから、それが今も続いてるんじゃないかと。
佐藤 でも、やっぱり富山のおいしい水で育ったからかなと。
長谷川 関係ないでしょ? 富山県の人が、みんなそんな性格じゃないから。

――佐藤さんの彼女がすごいですよ。ずっと佐藤さんを支えて。
長谷川 彼女は「佐藤くんは、私がいないとどうにかなっちゃうから」っていう、使命感があるみたいです。

――じゃあ、売れたら、むしろ尽くし甲斐がないとか?
佐藤 いや、喜んでくれています。
長谷川 逆に僕、彼女からめっちゃダメ出しされます。「長谷川くんさあ、もっとハジけないと」って。それは正直、めちゃめちゃイラっとします。お前ら、月40万のマンション住んで、ヌクヌクといい暮らしをしてって。

――とはいえ、長谷川さんも実家だから(笑)。
長谷川 まあ、そうですけど。
佐藤 2人とも比較的、苦労してないんです。そこはコンビとして、おいしいネタがないんですよ。
長谷川 芸人さんのなかにはテトラポットで生まれた方とかいますからね。そこに捨てられて、オジさんに拾われたらしいけど、結局食べるものがないから、生まれたテトラポットに戻り、その辺にいる虫とかを食べて生き延びたっていう。

――壮絶ですねぇ。ちなみに、実際のところお給料とか、かなり増えましたよね?
長谷川 給料なんてそれこそ、以前は毎月ゼロがほとんでしたから。
佐藤 仕事があっても番組の“シュミレーション”だったりね。バラエティ番組のリハーサルのとき、出演者の名前をつけたプレートを下げて代役的なことをする仕事なんだけど。
長谷川 僕はなぜかそのとき、必ずAKBの大屋志津香ちゃんの代役。“大屋担当”でした(笑)。
佐藤 それのギャラぐらいでした。
長谷川 だから、芸人としてのギャラはほぼゼロ。そこからだと、今は100倍ぐらい増えました。

――100倍!そうなると感覚がおかしくなりませんか?
佐藤 でも、100倍っていっても例えば数百円の100倍とかなんで、月で数万円ですよ。
長谷川 これで1ヶ月暮らしていけるかってギリギリのところ。

――でも佐藤さんはやっと、彼女にお金を入れられるじゃないですか。
佐藤 いや、まだ入れないです(笑)。それはもうちょっと稼いでからですね。ただ、バイトをやっとやめられたことは嬉しい。とりえずお笑いだけでやっていけるようになったから。
長谷川 僕はパソコンのデータを入れるバイトをしてたんだけど、籍は残しています。何かのときのために。この世界はわかりませんからね。
佐藤 俺がまた遅刻したりね(笑)
長谷川 笑ってる場合じゃないから。彼、怖いんですよ。また何か問題を起こすんじゃないかって。実際、性格がチャラかったりもするので、女の子にチヤホヤされると調子に乗るし。

――イケメンですしね
佐藤 まいったなぁ(照れ笑)

――でも女性問題を起こしたら、彼女からマンションを追い出されますよ。
佐藤 いやいや、彼女は絶対に大切なのでそれはない。長谷川のためってよりも彼女のためにバカはしません(笑)。
長谷川 そこなの?

ブームはひとりじゃ作れないから、(歌ネタ芸人同士)お互い高め合っていければいい

――(笑)。いま歌モノ芸人さんが増えてますが、ライバル心とかはあります?
佐藤 8.6秒バズーカは、よくセットで収録に呼ばれますが、ライバル心はないですね。
長谷川 この前もLINEを交換したしね。お互いに「どっちのネタも頭から離れない」って言い合ったり、「どこのフレーズを歌ったら気持ちいい」とか共有しあったりもして。ラッスンゴレライのほうは“ちょっと待ってちょっと待って、おにーさ〜ん”ってところが気持ちいいらしく、わかるって盛り上がっていました。だから全然仲は悪くない。むしろ、一緒に話題になっているので、がんばっていこうって。
佐藤 ブームってひとりじゃ作れないから、お互い高め合っていければいいって気持ちなんです。

――みなさん、ピースフルなんですね。
佐藤 歌ネタ芸人さんは本当にピースフルですよ。どぶろっくさんもAMEMIYAさんも、すごく受け入れてくれるし。この間、『ナカイの窓』(日本テレビ系)で歌ネタ芸人さんの回があったときも、楽屋でギター持ってみんなで歌いました。
長谷川 歌声とギターの音色がずっと廊下に鳴り響いていました。
佐藤 「あったかいんだからぁ」を雨宮さんが、「このコードかな?」ってギターで弾いてくれたり。
長谷川 どぶろっくさんの“もしかしてだけど〜”もみんなで歌ったよね。

――それ“歌ネタ芸人さんあるある”なんですかね? 楽屋はいつも歌っているみたいな。
佐藤 そうかもしれない。互いのネタを合唱しています。
長谷川 それがすごく楽しくて、やっぱり歌とお笑いって素晴らしいなって思った。いつか歌ネタ芸人さんを全員集めて、フェスとかやってみたいです。

――夢は広がりますが、今後のネタは?
長谷川 いっぱい作っていますよ。2月21日には単独ライブをやるんだけど、そこでは新しいネタもやるし、僕の頭の隅にあるメロディも引っ張り出してきて、盛りだくさんにするつもりです。

――CDデビュー後は、音楽番組からのオファーも増えそうですね。
長谷川 僕はとにかく歌うことが好きなので、歌番組では思いきり気持ちよく歌って、いい照明を当ててもらって、気持ちはアーティスト。そこは切り替えて行きますよ。
佐藤 それで、僕はいかにみなさんに届く<YES!>を言えるか。突き詰めていきたいと思います!

(文:若松正子/撮り下ろし写真:西田周平)

<動画インタビュー>ブレイク中のクマムシ、正直言うと……

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