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ORICON NEWS
倖田來未、デビュー時の苦労話も!15年の軌跡―
世界初の360°バーチャルリアリティなミュージックビデオ
倖田來未オキュラスリフト(ヘッドマウントディスプレイを装着し、3Dオーディオと言われる「立体音響」システムを加えることで、視聴者を360度包囲する異空間に入り込むことができる、体感型の映像コンテンツ)を使ったMVに今回挑戦させてもらいました。いろんなコンテンツがあるなかで世界初のアーティストMVとして倖田來未を人選していただき、倖田來未の音楽を使っていただけたことは、とても光栄なことでした。「Dance In The Rain」という作品は、雨がいくら降っても私は踊り続けるんだという力強いハートを持った主人公の話なのですが、よりこの曲を壮大に伝えるにはどうしたらいいか、監督に自分のアイディアを出させていただいたりして、私の描いたビジョンも反映してもらいました。
――倖田さんからは具体的にどんな意見を出されたんですか?
倖田もともとアミューズメントパークやバーチャル体験だったり、私自身エンターテインメントが大好きなので、見ていただいたみなさんにとことんエンターテインメントとして楽しんでいただけるMVにしたかったんです。とても寛大で発想力豊かな監督なので、思ったことはたくさんアイディアを出して、様々なディスカッションを監督と重ねていくなかで、ラスト2週間でこれまで出来上がっていたものとガラッと変わりよりよいものができました!!
――これまでも独自のエンターテインメントを追求し、MVやライブなどを通じて披露されてきましたが、今作は予想をはるかに上回るエンターテインメントが構築されていて、映像の世界に自身がタイムスリップしたかのような感覚になりました。
倖田そういっていただけてとてもうれしいです。360°VRのほかに、そのストーリーの完成版とも言える2Dの新たなMVを制作したんですけど、両方とも背景はほぼCGなのに、ものすごくリアルで。今のCGってすごいんだなって、クオリティーの高さに私自身驚かさせましたね。
納得のいく挑戦しがいのあった作品になった
倖田今までの倖田來未のダンスMVとまた違った視点で描きたいというのがあったので、今までのMVと違い、よりなかに入り込んだカメラワークにして様々な角度から撮影してほしいとリクエストして撮影してもらったんです。だから更に迫力が増したのかなって。
――楽曲も新たな倖田來未を感じさせるダンス・バラードとなっていますね。
倖田ミッド・ダンス・バラードって、「奇跡」とかアルバムでは何曲かあるんですけど、シングルでは踊れるほどのミッドというのがなかったので、ずっとバラードで踊りたいというのが私のなかにあったんです。「Dance In The Rain」は、デモを聴いた瞬間、歌詞が一気に描けた曲なんです。あと、今までは楽曲にあわせたキー、たとえば「恋のつぼみ」のような可愛い曲はわざと本来のキーより高いキーで歌ってみたり、楽曲のイメージにあわせて自分の声を調整していたんですけど、今回は本来の声に合ったキーでやらせていただきました。結果、Aメロとかはすごく低くはなってしまったんですけど、情熱的に歌えるキー、倖田來未らしい声が収録されたのかなって思いますね。
――新しい挑戦をしながらも、倖田來未らしさも同時に表現できてしまうところが、倖田さんのすごいところだなと。
倖田もうすぐ15周年イヤーに入るんですけど、それまでに1度トライしてみて、自分の中で様子をみたいというのもあったし、みんながこの曲を聴いてどう感じるのかを知りたかった。15周年イヤーのさきがけになる楽曲として、すごく納得のいく挑戦しがいのあった作品になったと思います。
>>苦労時代も!15年を振り返る
(文:星野彩乃)
RELEASE
ファンクラブ限定盤「Dance In The Rain」
発売日:2014/11/12
品番:RZC1-59695/B
価格:¥1,800(税抜き)
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「Dance In The Rain」ミュージックビデオ
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