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福山雅治、1ヶ月ぶりに“節電”ツアー再開 東日本応援シートも好評

 先週末、自身初の24時間チャリティーラジオのパーソナリティーを務めた歌手で俳優の福山雅治が16日、東日本大震災の影響で中断していた全国ツアーを三重県営サンアリーナ公演より約1ヶ月ぶりに再開した。冒頭のMCで福山は「コンサートを再開するにあたり、東日本大震災で被害にあわれた数多くの方々の冥福をお祈りし、1分間の黙祷を」と呼びかけ、会場全体で黙祷をささげた。同公演では最新ベスト盤からの楽曲のみならず、完成したばかりの新曲を8700人の観客に初披露した。

東日本大震災の影響で中断していた全国ツアーを、三重県営サンアリーナ公演より約1ヶ月ぶりに再開した福山雅治 

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 震災発生翌日の3月12日以降、宮城2公演を含む4都市12公演の開催を見送っていた福山が、スタッフと何度もミーティングを重ねた末、1ヶ月ぶりにコンサートを再開した。「今元気な人は、今までやっていたことを今まで以上に元気にやることこそが一番の支援になるかもしれない。そう思いながら、そう信じながら、きょうから再開したこのツアーを最後までやりきっていきたい」と決意を語ると、ファンからは熱い声援が送られた。

 ツアー再開にあたっては節電に最大限配慮し、ステージセットを大幅に変更。大型スクリーンなど舞台セットを取り外すことにより、使用電力や舞台装置を運搬する11トントラックの台数も大幅に減らした。セットを撤去したことで生まれたステージ裏やサイドには「東日本応援シート」を増設し、三重公演では2日間計4000席が完売。今後の会場でも同シートを増設・販売し、その収益金を日本赤十字社に全額寄付する。

 コンサートはきょう17日も同所で開催。会場の内外には義援金BOXが設置され、集まった義援金の全額とコンサート全体の収益の一部を寄付する。24時間ラジオマラソンを完走した福山は、11月20日のさいたまスーパーアリーナ振替公演まで、全国のファンに熱い思いを届けるため、再び走り始めた。

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  • 会場の内外には、義援金BOXが設置された 

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