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メディア批判曲が話題 窪塚洋介が語る歌手と俳優の両立

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 レゲエシンガー・卍LINE(マンジライン)名義で6月25日に同名アルバムを発売した俳優の窪塚洋介が29日(火)、インターネット番組『Yahoo!ライブトーク』に卍LINEとして生出演。「出オチだった」と音楽活動当初を振り返り、テレビ番組を筆頭にメディアの在り方に苦言を呈すも「ネットは好き」と明かすなど、活動休止時のエピソードも交え約1時間にわたって持論を展開した。

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 期待の新人俳優として一躍脚光を浴び、独特のスタイルで注目された窪塚だが、次第にその言動がメディアを躍らせるようになると結婚や転落事故なども重なり活動を休止。その間は「ぼ〜っと船ばかり見ていた」という。当然、収入もなくなり「金がないとロクなこと考えないんですよね。首都高もね、ツケで乗ってたりしてたんですよ。誓約書書かされて、もちろんあとでちゃんと払いましたけど」と破天荒なエピソードも飛び出した。

 活動休止中の手持ち無沙汰や様々な葛藤や不満が窪塚を駆り立て「だったら歌を始めようと思って」と卍LINEとして活動を開始。ただ「正直ビビってた。出オチみたいだったし。最初だけ一番盛り上がって、バーって撮られて。(ステージを見ないで)写メールばっか見て。俺ここにいんのに、みたいな」と活動当初を振り返る。やがて誕生したメディアを痛烈に批判した曲「韻 DE KILL TV」はリスナーだけでなく同業者からも高評価を得た。「みんな(同じ不満を)思ってんだったら言えばいいじゃん。言えねーか」と笑う。

 その流れで「ちょっとマジメな話していいですか?」とメディア報道について言及。一つの例として秋葉原事件を挙げ「あの事件があった後に追っかけで「アイツはあーだこーだ」とさ、ドラマとか映画の音楽使って数字(視聴率)を稼げるように仕組んで演出してみせることで、また同じような事件がそれに刺激されて起こったりとかして」と、事件以降も続発する無差別殺傷事件を嘆いた。

 自身もテレビドラマに多数出演してきたことで、メディアの影響力をちゃんと理解している。その上で「要はバカがバカなやつをバカ(なやり方)で追っかけてるからバカなやつが増える、そりゃ当たり前。俺はテレビとかメディアを高い山の頂上の源泉だと思ってるんですよ。そこに毒まきゃ、下は毒にまみれるわけで」と苦言を呈し「逆に、そこにいいものをまけば良くなるようにもできてるし」とも話した。

 卍LINEとしての口火を切る一方で俳優活動も続けるという。「映画に出ます。(俳優と音楽の)両輪でやっていきたいと思います。どっちかがダメになったらどっちかでいいやとは思わない。どっちかがダメになったらどっちもダメになる」。ただテレビ出演には二の足を踏む。「宣伝なりなんなりで映画会社の人は『出ろ』とは言うけどね」と苦笑いだが、今回はネット番組へ出演した。その理由を「僕はネットは好きですね。んー本音(が載ってる)。なんかさ、掃き溜めみたいな空間(ページ)もあるかもしれないけど、だからこそ見えてくるものもあるだろうし」と主張。「あ、選べるってことも好きですね。テレビは垂れ流しじゃないですか。(生きていく上で)常に何かを選択してるじゃないですか。常に意識しないと流されちゃうからね」と、素の窪塚洋介としての顔をのぞかせていた。
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