HoneyWorksがサウンドプロデュースを務めるアイドルグループ・高嶺のなでしこ(以下、たかねこ)が、新曲「生きてりゃいい」を5月13日に配信リリースした。昨年12月、メジャーデビューからの成長を総括した初のアルバム『見上げるたびに、恋をする。』をリリースし、2025/12/16付オリコンデイリーアルバムランキングで初登場1位を記録。今年5月6日には東京国際フォーラム ホールAでライブツアーのFINAL公演を開催し、ソウル・台北を含む全国8都市を巡るツアーを大盛況のうちに完走した9人。着実に進化を遂げ、勢いを増している今、アイドルの醍醐味や今後についてどうとらえているのか。日向端ひな、星谷美来、籾山ひめりの3人に聞いた。
■3年半がむしゃらに走ってきたからこそ、歌える歌
――新曲「生きてりゃいい」は“頑張りすぎなくていい、そして自分を許していい”という温かいメッセージが込められています。最初に聴いたとき、率直にどんな感想を持ちましたか?
【籾山】とにかくポップで明るいなっていうのが最初の印象でした。それからよく聴いてみると、マイナスなことをすべてプラスに変えてくれるような、背中を押してくれるようなメッセージ性の強い歌詞がすごく素敵で、皆様がこの曲を聴いて、気持ちが楽になっていただけたらいいなって思いました。
【日向端】私も初めて聴いた時、すごく明るくて、聴いているだけで楽しくなれる楽曲だなって思いました。歌詞はストレートに言葉を伝えてくれていて、小さいお子さんにもわかりやすいですし、大人の心にもドンッと来るなと思って、この曲を歌えることがすごくうれしかったです。
【星谷】私は「ミスしちゃったっていい」とか「完璧って無理!」という歌詞にすごく励まされました。人前に出る仕事をしていると、気を張らないといけないとか、いい面を見せないといけないとか思う時も多いんですけど、私自身、今、この歌に支えられていますし、皆さんにもこの曲を聴いて、ミスしたり落ち込むことがあっても生きているだけでいいんだよ! っていう気持ちで過ごしてもらえたらって思います。
――デビューから3年半、がむしゃらに前を向いて頑張ってきた月日があるからこそ、今、歌える世界観なのではないでしょうか。
【星谷】そうですね。プロになったからには完璧にすべてをうまくこなさなきゃいけないって思ってしまう部分があったから、ミスしたっていいなんて思ってはいけないと思って生きてきたけれど、HoneyWorksさんがそう言ってくれるならいいんだって(笑)、すごくうれしくなりました。
【籾山】3年半、紆余曲折しながらいろいろな壁を乗り越えて、ひたすらがむしゃらに走ってきましたからね。今、この曲をいただけて、ちょっと気を張らずに済むようになった気もしますし、自分の気持ちに正直になって、これまで見せられなかった面も見せられるかなっていう気持ちにもなっています。
――3年半頑張ってきた成果としては、昨年12月に発売したこれまでの活動の集大成ともいえる1stアルバム『見上げるたびに、恋をする。』が2025/12/16付オリコンデイリーランキングで初登場1位を獲得しました。
【籾山】たかねこはHoneyWorksさんが作ってくださった素敵な楽曲がたくさんあるので、それらをまとめたアルバムを出すのはメンバーみんなの夢でした。なので、たくさんの方に手にとっていただけて本当にうれしかったです。そして、何よりうれしかったのは、ファンの皆さんと一緒に喜べる瞬間を得られたこと。1位を獲れたのはファンのみなさんの応援があったおかげですから。ファンの皆さんとの素敵な思い出がまたひとつ増えたし、これからもっと頑張ろうとも思いました。
――今年は2月にスタートした『高嶺のなでしこ Live Tour - Bouquet of 9 Flowers -』も、5月6日の東京国際フォーラム ホールAでのファイナル公演まで大成功のうちに完走されました。
【星谷】日本国内の公演には海外からもわざわざ駆けつけてくださっている方もいましたし、ソウル・台北での公演には日本から駆けつけてくれる方もいて、本当にファンの皆さんには感謝です。とにかく、毎回、幕が開いた瞬間、ファンの皆さんが笑顔でライトを振りながら迎えてくださって、その熱気と景色が本当にうれしくて。今回のツアーファイナルではいつも横に開く幕が上へと開くタイプだったので、客席の見え方が違って感動しました。またこの景色を見られるように頑張ろうって改めて思いました。
【籾山】正直、ファイナルとなる初の東京国際フォーラム公演は、自分たちの力だけでは成功させられないのではないかって不安に思うところもあったんです。で、今回はより多くの方に私たちのライブを体験していただきたくて、後方エリアにお得な価格で入場できる「まねきねこチケット」を販売して、友人や家族を招待すると特典がもらえるという趣向も加えたのですが、自分たちのために動きたいって思ってくださる方や、時間とお金をかけてライブに行きたいと思ってくださる方がいることに改めて感謝でした。自分たちの力でここまで来られたわけではなく、支えてくださるファンの皆さんのおかげでここに立てているんだってステージ上で本当に感謝と感動の気持ちでいっぱいでした。
■今回は衣装でも個々のキャラクターを活かしたナチュラルな魅力を披露
――これまでアイドルとして努力を積み重ねられてきて、自分の成長をどう感じていますか?
【星谷】初期の頃は余裕がなくて、ひたすら振りを覚えて、ライブでは歌詞が飛ばないようにって、目の前のことだけに精一杯だったのですが、月日を重ねるとともに、心にも余裕ができてきて、客観的に映像を見て、自分はここが足りないなとか分析して、自分の見せ方を研究するようになりました。でも、自分が思うよりファンの方のほうが私のことを知っている、ということをすごく痛感しています。たとえばちょっと体調が悪かったりするとファンの方はすぐに気づくし、ダンスの練習を一生懸命した後の対面イベントなどでは「ここの部分がすごく良く変わったね」って言ってもらえたり、本当に私のことをよく見てくださっているので、より頑張ろうっていつも思っています。
【日向端】私が一番成長したなと思うのは歌声です。今も緊張しちゃうんですけど、以前より肩に力が入り過ぎず、伸びやかに歌えるようになったかなって思います。あと、体調管理を昔より徹底してやるようになりました。たとえば、毎日鼻うがいをしたり、ライブ前は夜寝る時にベテランの声優さんが使っているという喉にすごく良い飴を3つくらい口に入れて唇をテープで止めてマスクして、口の中が絶対乾かないようにして寝たり。そうやって努力を重ねているうちに、昔はけっこう体調を崩して休んでしまうことも多かったんですけど、休まなくなりましたし、思った通りに歌を歌えるようにもなって、そうしたらライブがもっと楽しくなって、次のライブがいつも待ち遠しい状態になっています。
【籾山】私は今回のツアーで曲ごとにメインの子を立ててその子の個性を表すというフォーカスゾーンで、ダンスとかカッコよさみたいな表現の曲のメインに選んでいただいたんですね。それまでは自分は何を武器にこのグループで闘っていきたいか、というのがなかったのですが、ダンスとかカッコよさという部分をファンの皆さんやスタッフさんに認めていただけたんだなって思って、自分が磨いていきたい部分や強めていきたいところが見つけられましたし、今まで以上に努力して、ダンスと言えばイコールで私の名前が出てくるくらいになれるように頑張りたいって思っています。
【日向端】ひめちゃんのダンスはキレッキレで、ひめちゃんにしか出せない唯一無二のカッコよさがあって、私はひめちゃんのパフォーマンスが大好きです! でも話すとお茶目で、キャプテンなんだけどメンバーには甘えてくれる姿とかもあって、そういうギャップも可愛くて大好きです(笑)。
【籾山】ギャップはひなちゃんのほうがすごいと思います。自分では何もできないよって言うけれど、歌声が唯一無二で、人懐っこくて、優しくて、しっかりしているところがある反面、おバカなところもあって、メンバーの中で一番ギャップがある(笑)。
【星谷】私はひめさんの私服になったときのギャップが好きです。衣装と違ってすごくナチュラルで。ひめさんはいつもダンスの振り付けの先生をしてくれるし、困っている時に私たちが気持ちを出さなくても先に感じ取って率先して行動してくれるので、めっちゃ感謝しているし、学ぶところが多いんですけど、ファッションからもすごく刺激を受けています。
【籾山】みくるんは本当にカワイイを詰め込んだ人。見た目は綺麗なお姉さんなんだけど、中身は本当に可愛くて、すごく魅力的。誰もをときめかせてくれる、誰もが絶対好きになっちゃう人です。
【日向端】たかねこは本当に9人9色、個性がみんな違っていて、それでいてみんなすごく仲が良くて、一緒にいるとスマホとかまったく触らないで9人でずっとお話していたり、ゲームをしたり。それもたかねこならではの自慢できるところだなって思います。
――そんな異なる個性を表すように、今回の新曲では全員が違う衣装です。これまで毎回、お揃いの清楚で上品な衣装で話題になっていたので、ちょっと驚きでした。
【籾山】今回の楽曲はエースコックさんとの「エースコックはるさめ×高嶺のなでしこキャンペーン」のオリジナルタイアップ楽曲にもなっています。可愛くてカラフルな衣装になっていて、ちょっとレトロで、普段のイメージとは違うナチュラルな感じになっているのも特徴です。よく見ていただくと、全員、デザインは違うけれど、赤と青と黄色が入っているんですよ。
――では、お一人ずつ、自分の衣装のお気に入りポイントを教えてもらえますか?
【籾山】私はスカートの裾がファーになっているところと、ワンピースの上に着ているビスチャの形がすごく個性的なところが気に入っています。個性的なファッションが大好きなのでドストライクです! それに、髪型はいつもハーフツインやハーフアップで結んでいることが多いのですが、今回、初めて巻き下ろしのナチュラルな感じで、髪飾りがないのもメンバーの中では私だけ。いつもとは違う、普段の自分寄りな感じが出せていて嬉しかったです。
【日向端】私は足元がめっちゃ真っ赤なところです。赤いタイツは初めて履いたので、最初はすごく不思議な感じがしたけれど、履いてみたらすごく素敵でうれしかったです。あと髪型も三つ編みを2個して、さらにアレンジしてという特殊な髪型になっているんです。普段はサイドポニー1本なので、こんな複雑な髪型は初めてだし、自分では絶対できないので、すごくうれしいです。
【星谷】私はワンピースではなく上下別のセパレートなのですが、ウエストマークされている服が好きなので、自分が普段着ているようなナチュラルな感じの服が衣装になったなって、逆にすごく新鮮だなって思っています。それと、私の髪飾りにはパールがめちゃめちゃついているんです。なかなかないアクセサリーだと思うし、すごく可愛くて気に入っています。
【籾山】他のメンバーの衣装もみんないつもとは違っていて、一人ひとりの個性が可愛く表現されていると思うので、見比べてほしいです!
■武道館を満員にできるくらい大きくなりたい
――ところで、今回のエースコックとの初タイアップをきっかけに誕生した「スープはるさめ マーラーニャン」は、メンバーが“今食べたい味”として商品化されたそうですね。
【籾山】エースコックさんから、3つの味のなかから1つを選ぶ3択のアンケートをいただいたのですが、一番下に「ほかに食べたい味があれば書いてください」という自由記述欄があって、メンバーの大半がそこに麻辣湯って書いたことがきっかけでした。メンバーも好きで、流行しているし、多くの人に手に取ってもらえるんじゃないかっていうのがみんなの意見でした。
――たかねこ公式キャラクターの「てんにゃ」と自分たちの写真がデザインされた商品がコンビニで並んでいるのを見たときの率直な感想は?
【籾山】最初にお話をいただいたときは、まさかコンビニで買える商品に自分たちの顔が載って、しかも高嶺のなでしこ監修って言っていただけるなんて思っていなかったので、本当にエースコックさんにはすごい感謝です。エースコックの担当者さんは前からたかねこのことを知ってくださっていて、ライブにも足を運んでくださっていて、今回の曲だけでなく、前からたかねこのことを好きでいてくださったので、それもまたすごくうれしかったです。
――ではお味のPRを。
【日向端】後から入れる辛み調味料で辛さが調整できるので、辛いのが好きな人にも、辛いのが苦手な人にも食べてもらえるすっごい美味しい商品になっています!
【星谷】彩りが豊かな5種類の具材と花椒や五香粉などの香辛料が入っていて、本格的な味になっています!
――今年は7月に『たかねこフェスvol.6 〜サマーセッション〜』が、8月には『4周年 Special LIVE』と『4th ファンミーティング』が予定されています。
【星谷】「たかねこフェス」は2023年に初開催して以降、毎回、いろいろなアイドルさんが出てくださるのですが、同じアイドルさんとの共演では以前より関係性が深まっていたらいいなと思うし、他のアイドルさんたちに負けないようなパフォーマンスを私たちもお見せしたいと思うので、ぜひ皆さんに来てください!
【日向端】アイドルの良さってファンの方と日常生活を一緒に歩む時間があることだと思っているんです。だからファンの方が時間を使って私たちに会いに来てくださることが本当にうれしいですし、私たちは会っている時間にキラキラした世界と幸せをいっぱい届けられるように頑張りたいなって思います。
【籾山】前回のツアーでは全通してくださるファンもいらっしゃったんです。なので、とにかく飽きることなく、次も来たいって思っていただけるような、些細な変化にもこだわってステージを作ったのですが、これからも皆さんの期待の気持ちをもっともっと高くしたいと思っているので、アイデアをたくさん出して、ドキドキとワクワクをもっともっと増やせるよう、そして、今までのファンの人たちにはこういうこと始めたんだって驚いていただけるような新しい挑戦もしていきたいなって思います。
――今後、アイドルとしてはどのような存在になっていきたいですか?
【籾山】やはりアイドルの憧れの武道館に出ることを目標にしています。なかなか到達できない場所であることは3年半歩んできてわかっていますが、武道館を満員にできるくらい大きくなりたい。まだまだ今は長い道のりかもしれませんが、メンバー全員、夢ではなく、目標として掲げて、いずれ絶対、実現したいなって思っています。
【日向端】私がアイドルとしてちょっとずつでも成長できているのは、ファンの皆様のおかげですし、メンバーがすごく支えてくれているからだと思っています。個性豊かなメンバーと一緒にいて毎日が本当に楽しいし、みんなから刺激を受けて、本当にたかねこでよかったなって思っているので、みんなで一緒に武道館に立てるよう全力で頑張ります!
【星谷】たかねこに入って、メンバーやファンの方と出会えたのは、奇跡といえる素敵なことだと思っています。3年半積み重ねてきて、メンバーとの仲はさらに深まったと思いますし、たかねこはHoneyWorksさんの楽曲を歌えることも大きな強みだと思っているので、今後はもっともっと多くの人たちに私たちの楽曲を聴いていただけるよう、そして、たかねこの沼にハマってもらえるよう頑張りたいと思います!
取材・文:河上いつ子
<作品情報>
高嶺のなでしこ「生きてりゃいい」
5月13日配信リリース
「エースコックはるさめ×高嶺のなでしこキャンペーン」オリジナルタイアップ楽曲
Music Video : https://youtu.be/957yJCyB-tk
<LIVE INFORMATION>
『たかねこフェス vol.6 〜サマーセッション〜』
7月12日(日) 東京・EX THEATER ROPPONGI
『高嶺のなでしこ 4周年 Special LIVE』
8月6日(木) 神奈川・KT Zepp Yokohama
※詳細は後日発表予定
『高嶺のなでしこ4th ファンミーティング』
8月7日(金) 東京・ヒューリックホール東京
※詳細は後日発表予定
■3年半がむしゃらに走ってきたからこそ、歌える歌
――新曲「生きてりゃいい」は“頑張りすぎなくていい、そして自分を許していい”という温かいメッセージが込められています。最初に聴いたとき、率直にどんな感想を持ちましたか?
【籾山】とにかくポップで明るいなっていうのが最初の印象でした。それからよく聴いてみると、マイナスなことをすべてプラスに変えてくれるような、背中を押してくれるようなメッセージ性の強い歌詞がすごく素敵で、皆様がこの曲を聴いて、気持ちが楽になっていただけたらいいなって思いました。
【日向端】私も初めて聴いた時、すごく明るくて、聴いているだけで楽しくなれる楽曲だなって思いました。歌詞はストレートに言葉を伝えてくれていて、小さいお子さんにもわかりやすいですし、大人の心にもドンッと来るなと思って、この曲を歌えることがすごくうれしかったです。
――デビューから3年半、がむしゃらに前を向いて頑張ってきた月日があるからこそ、今、歌える世界観なのではないでしょうか。
【星谷】そうですね。プロになったからには完璧にすべてをうまくこなさなきゃいけないって思ってしまう部分があったから、ミスしたっていいなんて思ってはいけないと思って生きてきたけれど、HoneyWorksさんがそう言ってくれるならいいんだって(笑)、すごくうれしくなりました。
【籾山】3年半、紆余曲折しながらいろいろな壁を乗り越えて、ひたすらがむしゃらに走ってきましたからね。今、この曲をいただけて、ちょっと気を張らずに済むようになった気もしますし、自分の気持ちに正直になって、これまで見せられなかった面も見せられるかなっていう気持ちにもなっています。
――3年半頑張ってきた成果としては、昨年12月に発売したこれまでの活動の集大成ともいえる1stアルバム『見上げるたびに、恋をする。』が2025/12/16付オリコンデイリーランキングで初登場1位を獲得しました。
【籾山】たかねこはHoneyWorksさんが作ってくださった素敵な楽曲がたくさんあるので、それらをまとめたアルバムを出すのはメンバーみんなの夢でした。なので、たくさんの方に手にとっていただけて本当にうれしかったです。そして、何よりうれしかったのは、ファンの皆さんと一緒に喜べる瞬間を得られたこと。1位を獲れたのはファンのみなさんの応援があったおかげですから。ファンの皆さんとの素敵な思い出がまたひとつ増えたし、これからもっと頑張ろうとも思いました。
――今年は2月にスタートした『高嶺のなでしこ Live Tour - Bouquet of 9 Flowers -』も、5月6日の東京国際フォーラム ホールAでのファイナル公演まで大成功のうちに完走されました。
【星谷】日本国内の公演には海外からもわざわざ駆けつけてくださっている方もいましたし、ソウル・台北での公演には日本から駆けつけてくれる方もいて、本当にファンの皆さんには感謝です。とにかく、毎回、幕が開いた瞬間、ファンの皆さんが笑顔でライトを振りながら迎えてくださって、その熱気と景色が本当にうれしくて。今回のツアーファイナルではいつも横に開く幕が上へと開くタイプだったので、客席の見え方が違って感動しました。またこの景色を見られるように頑張ろうって改めて思いました。
【籾山】正直、ファイナルとなる初の東京国際フォーラム公演は、自分たちの力だけでは成功させられないのではないかって不安に思うところもあったんです。で、今回はより多くの方に私たちのライブを体験していただきたくて、後方エリアにお得な価格で入場できる「まねきねこチケット」を販売して、友人や家族を招待すると特典がもらえるという趣向も加えたのですが、自分たちのために動きたいって思ってくださる方や、時間とお金をかけてライブに行きたいと思ってくださる方がいることに改めて感謝でした。自分たちの力でここまで来られたわけではなく、支えてくださるファンの皆さんのおかげでここに立てているんだってステージ上で本当に感謝と感動の気持ちでいっぱいでした。
■今回は衣装でも個々のキャラクターを活かしたナチュラルな魅力を披露
――これまでアイドルとして努力を積み重ねられてきて、自分の成長をどう感じていますか?
【星谷】初期の頃は余裕がなくて、ひたすら振りを覚えて、ライブでは歌詞が飛ばないようにって、目の前のことだけに精一杯だったのですが、月日を重ねるとともに、心にも余裕ができてきて、客観的に映像を見て、自分はここが足りないなとか分析して、自分の見せ方を研究するようになりました。でも、自分が思うよりファンの方のほうが私のことを知っている、ということをすごく痛感しています。たとえばちょっと体調が悪かったりするとファンの方はすぐに気づくし、ダンスの練習を一生懸命した後の対面イベントなどでは「ここの部分がすごく良く変わったね」って言ってもらえたり、本当に私のことをよく見てくださっているので、より頑張ろうっていつも思っています。
【日向端】私が一番成長したなと思うのは歌声です。今も緊張しちゃうんですけど、以前より肩に力が入り過ぎず、伸びやかに歌えるようになったかなって思います。あと、体調管理を昔より徹底してやるようになりました。たとえば、毎日鼻うがいをしたり、ライブ前は夜寝る時にベテランの声優さんが使っているという喉にすごく良い飴を3つくらい口に入れて唇をテープで止めてマスクして、口の中が絶対乾かないようにして寝たり。そうやって努力を重ねているうちに、昔はけっこう体調を崩して休んでしまうことも多かったんですけど、休まなくなりましたし、思った通りに歌を歌えるようにもなって、そうしたらライブがもっと楽しくなって、次のライブがいつも待ち遠しい状態になっています。
【籾山】私は今回のツアーで曲ごとにメインの子を立ててその子の個性を表すというフォーカスゾーンで、ダンスとかカッコよさみたいな表現の曲のメインに選んでいただいたんですね。それまでは自分は何を武器にこのグループで闘っていきたいか、というのがなかったのですが、ダンスとかカッコよさという部分をファンの皆さんやスタッフさんに認めていただけたんだなって思って、自分が磨いていきたい部分や強めていきたいところが見つけられましたし、今まで以上に努力して、ダンスと言えばイコールで私の名前が出てくるくらいになれるように頑張りたいって思っています。
【日向端】ひめちゃんのダンスはキレッキレで、ひめちゃんにしか出せない唯一無二のカッコよさがあって、私はひめちゃんのパフォーマンスが大好きです! でも話すとお茶目で、キャプテンなんだけどメンバーには甘えてくれる姿とかもあって、そういうギャップも可愛くて大好きです(笑)。
【籾山】ギャップはひなちゃんのほうがすごいと思います。自分では何もできないよって言うけれど、歌声が唯一無二で、人懐っこくて、優しくて、しっかりしているところがある反面、おバカなところもあって、メンバーの中で一番ギャップがある(笑)。
【星谷】私はひめさんの私服になったときのギャップが好きです。衣装と違ってすごくナチュラルで。ひめさんはいつもダンスの振り付けの先生をしてくれるし、困っている時に私たちが気持ちを出さなくても先に感じ取って率先して行動してくれるので、めっちゃ感謝しているし、学ぶところが多いんですけど、ファッションからもすごく刺激を受けています。
【籾山】みくるんは本当にカワイイを詰め込んだ人。見た目は綺麗なお姉さんなんだけど、中身は本当に可愛くて、すごく魅力的。誰もをときめかせてくれる、誰もが絶対好きになっちゃう人です。
【日向端】たかねこは本当に9人9色、個性がみんな違っていて、それでいてみんなすごく仲が良くて、一緒にいるとスマホとかまったく触らないで9人でずっとお話していたり、ゲームをしたり。それもたかねこならではの自慢できるところだなって思います。
――そんな異なる個性を表すように、今回の新曲では全員が違う衣装です。これまで毎回、お揃いの清楚で上品な衣装で話題になっていたので、ちょっと驚きでした。
【籾山】今回の楽曲はエースコックさんとの「エースコックはるさめ×高嶺のなでしこキャンペーン」のオリジナルタイアップ楽曲にもなっています。可愛くてカラフルな衣装になっていて、ちょっとレトロで、普段のイメージとは違うナチュラルな感じになっているのも特徴です。よく見ていただくと、全員、デザインは違うけれど、赤と青と黄色が入っているんですよ。
――では、お一人ずつ、自分の衣装のお気に入りポイントを教えてもらえますか?
【籾山】私はスカートの裾がファーになっているところと、ワンピースの上に着ているビスチャの形がすごく個性的なところが気に入っています。個性的なファッションが大好きなのでドストライクです! それに、髪型はいつもハーフツインやハーフアップで結んでいることが多いのですが、今回、初めて巻き下ろしのナチュラルな感じで、髪飾りがないのもメンバーの中では私だけ。いつもとは違う、普段の自分寄りな感じが出せていて嬉しかったです。
【日向端】私は足元がめっちゃ真っ赤なところです。赤いタイツは初めて履いたので、最初はすごく不思議な感じがしたけれど、履いてみたらすごく素敵でうれしかったです。あと髪型も三つ編みを2個して、さらにアレンジしてという特殊な髪型になっているんです。普段はサイドポニー1本なので、こんな複雑な髪型は初めてだし、自分では絶対できないので、すごくうれしいです。
【星谷】私はワンピースではなく上下別のセパレートなのですが、ウエストマークされている服が好きなので、自分が普段着ているようなナチュラルな感じの服が衣装になったなって、逆にすごく新鮮だなって思っています。それと、私の髪飾りにはパールがめちゃめちゃついているんです。なかなかないアクセサリーだと思うし、すごく可愛くて気に入っています。
【籾山】他のメンバーの衣装もみんないつもとは違っていて、一人ひとりの個性が可愛く表現されていると思うので、見比べてほしいです!
■武道館を満員にできるくらい大きくなりたい
――ところで、今回のエースコックとの初タイアップをきっかけに誕生した「スープはるさめ マーラーニャン」は、メンバーが“今食べたい味”として商品化されたそうですね。
【籾山】エースコックさんから、3つの味のなかから1つを選ぶ3択のアンケートをいただいたのですが、一番下に「ほかに食べたい味があれば書いてください」という自由記述欄があって、メンバーの大半がそこに麻辣湯って書いたことがきっかけでした。メンバーも好きで、流行しているし、多くの人に手に取ってもらえるんじゃないかっていうのがみんなの意見でした。
――たかねこ公式キャラクターの「てんにゃ」と自分たちの写真がデザインされた商品がコンビニで並んでいるのを見たときの率直な感想は?
【籾山】最初にお話をいただいたときは、まさかコンビニで買える商品に自分たちの顔が載って、しかも高嶺のなでしこ監修って言っていただけるなんて思っていなかったので、本当にエースコックさんにはすごい感謝です。エースコックの担当者さんは前からたかねこのことを知ってくださっていて、ライブにも足を運んでくださっていて、今回の曲だけでなく、前からたかねこのことを好きでいてくださったので、それもまたすごくうれしかったです。
――ではお味のPRを。
【日向端】後から入れる辛み調味料で辛さが調整できるので、辛いのが好きな人にも、辛いのが苦手な人にも食べてもらえるすっごい美味しい商品になっています!
【星谷】彩りが豊かな5種類の具材と花椒や五香粉などの香辛料が入っていて、本格的な味になっています!
――今年は7月に『たかねこフェスvol.6 〜サマーセッション〜』が、8月には『4周年 Special LIVE』と『4th ファンミーティング』が予定されています。
【星谷】「たかねこフェス」は2023年に初開催して以降、毎回、いろいろなアイドルさんが出てくださるのですが、同じアイドルさんとの共演では以前より関係性が深まっていたらいいなと思うし、他のアイドルさんたちに負けないようなパフォーマンスを私たちもお見せしたいと思うので、ぜひ皆さんに来てください!
【日向端】アイドルの良さってファンの方と日常生活を一緒に歩む時間があることだと思っているんです。だからファンの方が時間を使って私たちに会いに来てくださることが本当にうれしいですし、私たちは会っている時間にキラキラした世界と幸せをいっぱい届けられるように頑張りたいなって思います。
【籾山】前回のツアーでは全通してくださるファンもいらっしゃったんです。なので、とにかく飽きることなく、次も来たいって思っていただけるような、些細な変化にもこだわってステージを作ったのですが、これからも皆さんの期待の気持ちをもっともっと高くしたいと思っているので、アイデアをたくさん出して、ドキドキとワクワクをもっともっと増やせるよう、そして、今までのファンの人たちにはこういうこと始めたんだって驚いていただけるような新しい挑戦もしていきたいなって思います。
――今後、アイドルとしてはどのような存在になっていきたいですか?
【籾山】やはりアイドルの憧れの武道館に出ることを目標にしています。なかなか到達できない場所であることは3年半歩んできてわかっていますが、武道館を満員にできるくらい大きくなりたい。まだまだ今は長い道のりかもしれませんが、メンバー全員、夢ではなく、目標として掲げて、いずれ絶対、実現したいなって思っています。
【日向端】私がアイドルとしてちょっとずつでも成長できているのは、ファンの皆様のおかげですし、メンバーがすごく支えてくれているからだと思っています。個性豊かなメンバーと一緒にいて毎日が本当に楽しいし、みんなから刺激を受けて、本当にたかねこでよかったなって思っているので、みんなで一緒に武道館に立てるよう全力で頑張ります!
【星谷】たかねこに入って、メンバーやファンの方と出会えたのは、奇跡といえる素敵なことだと思っています。3年半積み重ねてきて、メンバーとの仲はさらに深まったと思いますし、たかねこはHoneyWorksさんの楽曲を歌えることも大きな強みだと思っているので、今後はもっともっと多くの人たちに私たちの楽曲を聴いていただけるよう、そして、たかねこの沼にハマってもらえるよう頑張りたいと思います!
取材・文:河上いつ子
<作品情報>
高嶺のなでしこ「生きてりゃいい」
5月13日配信リリース
「エースコックはるさめ×高嶺のなでしこキャンペーン」オリジナルタイアップ楽曲
Music Video : https://youtu.be/957yJCyB-tk
<LIVE INFORMATION>
『たかねこフェス vol.6 〜サマーセッション〜』
7月12日(日) 東京・EX THEATER ROPPONGI
『高嶺のなでしこ 4周年 Special LIVE』
8月6日(木) 神奈川・KT Zepp Yokohama
※詳細は後日発表予定
『高嶺のなでしこ4th ファンミーティング』
8月7日(金) 東京・ヒューリックホール東京
※詳細は後日発表予定
2026/05/27


