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2023年 年間音楽配信売上が最高額更新 ストリーミングが初の9割超え レコ協発表

 日本レコード協会は27日、加盟全社の集計による2023年の年間音楽配信売上実績を発表した。年間売上は対前年比111%の1165億円となり、2005年の統計開始以来最高額を2年連続更新。10年連続でのプラス成長および6年連続の2桁増を記録した。

2023年 年間音楽配信売上金額 区分別シェア(C)日本レコード協会

2023年 年間音楽配信売上金額 区分別シェア(C)日本レコード協会

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 音楽配信売上の伸長を牽引しているのが「ストリーミング」。音楽、音楽ビデオ、広告収入をあわせて1056億円(前年比114%)となり、年間売上において初となる音楽配信売上全体の9割を超えた。

 なお、1月に発表された2023年の音楽ソフト(CD、アナログディスク、カセットテープと音楽ビデオの合計)生産実績2207億円と、今回発表された音楽配信売上1165億円の合計は3372億円(対前年比110%)となり、3年連続でプラス成長を遂げた。

 全体に占める割合は、音楽ソフトが65.5%、音楽配信が34.5%(ストリーミング31.3%、ダウンロード/その他3.2%)となっている。

■2023年年間音楽配信売上金額(前年比)内訳
▼ダウンロード
・シングルトラック 62億4800万円(89%)
・アルバム 39億800万円(90%)
・音楽ビデオ 6700万円(87%)
・ダウンロード計 102億2400万円(89%)

▼ストリーミング
・サブスクリプション/音楽 850億4200万円(112%)
・サブスクリプション/音楽ビデオ 53億6500万円(116%)
・広告収入/音楽 90億2300万円(151%)
・広告収入/音楽ビデオ 61億8700万円(94%)
・ストリーミング計 1056億1700万円(114%)

▼その他 6億5800万円(86%)

関連写真

  • 2023年 年間音楽配信売上金額 区分別シェア(C)日本レコード協会
  • 音楽配信売上 過去15年間の推移
  • 音楽ソフト生産実績・音楽配信売上合計 過去10年間の推移
  • 2023年年間音楽ソフト生産実績・音楽配信売上合計 金額シェア
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