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小沢健二、新曲「Noize」メインボーカルがまさかの本人ではなく…「誰?」と話題

 シンガー・ソングライター小沢健二が12日、新曲「Noise」を含むEP『東大900番講堂講義 ep』を各サブスクリプションサービスで配信開始した。

小沢健二が『東大900番講堂講義 ep』をサブスクでリリース

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 なかでも話題を集めている新曲「Noize」は、小沢の公式サイト上で2日に公開された楽曲。メインボーカルを務めているのはなんと、小沢本人ではなかったことから、「一体誰?」「小沢健二の新曲のボーカルが小沢健二じゃなかった。完全にやられた」「小沢健二の新曲、すごいことになってんな」と反響を呼んでいた。

 メインボーカルを務めているのは、ロックバンド・GEZANのフロントマン、マヒトゥ・ザ・ピーポー。小沢はコーラスとギター、ホイッスルの演奏を担当している。

 ソロアーティスト名義の楽曲を別のアーティストが歌うというスタイルは前代未聞。小沢はマヒトゥ・ザ・ピーポーの起用について、新曲「Noize」と2018年リリースの「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」がともに、自身の学生時代の感情をモチーフにした楽曲であることから、「アルペジオ」のラップパートに二階堂ふみ吉沢亮が参加した手法を推し進めたものと説明している。

 5日に更新したSNSでは「自伝的な歌詞が『アルペジオ』と『Noize』なのですが、それを今の自分が歌うのはどうも合わない気がして、録音で世界を作れるならば、他の人のほうが良くない?映画監督が自伝的な作品を撮る時、自分役を俳優さんにお願いしない?みたいな発想で『アルペジオ』で初めて、二階堂ふみさんと吉沢亮さんに自分の声をお願いするという暴挙に出ました。この『俳優型』には手法的な突破感?ブレイクスルー? があって、『Noize』ではさらにラディカルな形になっています」と解説した。

 小沢は昨年9月、母校の東京大学で学生たちを前に講義を行い、「Noize」はその講義の“劇中歌”として制作された楽曲。同曲の成り立ちについて「東大での講義を若い頃のぼく(『LIFE』期のオザケンも含めて)が受講して、部屋に帰って書いた」設定としている。

 きょう配信開始となったEPには、既存曲「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」と「いちょう並木のセレナーデ」が、『River Suite 川の組曲』として演奏された2022年のライブ音源も含まれている。

 小沢は5月から東名阪ツアー『Monochromatique モノクロマティック』を開催予定。リリースから30周年となる記念碑的アルバム『LIFE』などの楽曲に加え、小沢自身の歌唱による「Noize」の披露も予定されている。

■小沢健二『Monochromatique モノクロマティック』’24ツアー
5月1日(水):愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール
5月4日(土):大阪・大阪国際会議場メインホール(グランキューブ大阪)
5月5日(日):大阪・大阪国際会議場メインホール(グランキューブ大阪)
5月8日(水):東京・NHKホール
5月9日(木):東京・NHKホール

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