日本国内にとどまらず、いまや世界中で愛されているスタジオジブリ作品。アニメはもちろん、物語を彩る音楽も多くの人を魅了している。ジブリ音楽の数々の名曲の中から、12組のアーティストが新たな解釈でカバーしたスタジオジブリ トリビュートアルバム『ジブリをうたう』が発売され、大きな話題となっている。アルバムのヒットを受け、プロデューサーの武部聡志と参加アーティストの1人であるGReeeeN・HIDEの対談が実現した。
■映画のワンシーンを想起させながら アーティストの持ち味が引きたつアレンジを展開
アルバム制作の構想は、新型コロナがまん延し、緊急事態宣言が発出された2020年に打ち出された。
武部 コロナ禍で世の中に閉塞感が漂っているときに、少しでも世間を明るくできる材料はないだろうかと考えていました。ちょうどそのころ、明石家さんまさんがプロデュースした『漁港の肉子ちゃん』というアニメ映画の仕事で、HIDEと出会ったんです。主題歌は吉田拓郎さん作詞作曲の「イメージの詩」。このときは稲垣来泉さんの歌唱で、僕が編曲を担当して、GReeeeNがサウンドプロデュースを手掛けました。
HIDE 武部さんといえば、日本のJポップ史の根幹をなす音楽を作られてきた方で、僕らのDNAレベルで沁みついているサウンドを生みだしてきた。一方で『コクリコ坂から』と『アーヤと魔女』の音楽を担当された方というイメージも強くて、お会いしたときに僕がスタジオジブリのファンだということを熱く語ったんです。僕はジブリ作品も好きなのだけれど、宮崎駿監督のファンで、もっと言うと宮崎監督がいて、高畑勲監督がいて、宮崎吾朗監督がいて、ほかにもスタッフさんがいて……というジブリの布陣も大好きという話もしたりして(笑)。
武部 そんな会話がヒントになり、ジブリファンのミュージシャンはとても多いと感じて、このアルバムを企画したんです。そして『コクリコ坂から』からお付き合いのある宮崎吾朗監督に、「今の日本の音楽シーンをけん引しているようなアーティストが、これまでのジブリの名曲を歌って、ジブリの音楽に光を当てるようなアルバムを作りたい」と申し入れたら、吾朗さんも協力してくださることになりました。
アルバム制作にあたって、まず武部が取り組んだのはアーティストへの打診だった。
武部 音楽的なものも含め、レコードメーカーの担当者とはバラエティに富んだアルバムを作ろうと相談しました。歌手もいれば、グループのメインボーカルとして歌っている人もいれば、インストゥルメンタルの分野で活躍している人もいれば、役者もいれば…。
HIDE 顔出ししない人もいれば(笑)。
武部 さらに、ジブリが好きで、この方が歌ったら素敵なものができるなと想像できる12組のアーティストに打診したんです。やはり、そういう思いを持ってお声がけすると、皆さんもきちんと受けとってくださるんですよね。
選曲は、アーティストが歌いたいと希望する歌を募った。
武部 それぞれのアーティストに歌いたい曲をあげていただいた結果、曲が重なったこともありました。でも、いくつか候補曲を出していただける方もいたんです。GReeeeNはいろいろな曲を出してくださいましたね。
HIDE ジブリラバーなので、なんでもござれって感じでした! ほかのアーティストの方々には前衛を務めていただいて、僕らは後衛で行けますよ、と(笑)
武部 「海になれたら」は、GReeeeNらしいチョイスでしたね。変化球で来たなと思いました(笑)。
HIDE 宮崎駿さんも高畑勲さんも関与せず、当時のジブリの若手クリエイターだけで作った『海がきこえる』という作品の主題歌です。僕は中学と高校を高知県で過ごして、舞台となった学校も知っていますし、実は制服が僕の母校のものとちょっと似ているんです。しかも僕が上京して最初に住んだ町は吉祥寺で、主人公の拓が上京して住んだのも吉祥寺! 「この映画は僕のことを描いているな」と錯覚した作品の主題歌なんです。
武部 このアルバムはいろいろな映画の劇中歌を収めているので、今作を聴いて、「この映画は見ていなかったから見てみよう」と思うきっかけになったら本当にうれしいですし、GReeeeNのファンが、ほかのアーティストの曲を聴いてその方のファンになったり、ほかのアーティストのファンがGReeeeNの歌声を聴いてファンになったり、そんな連鎖が生まれるのもオムニバスアルバムの良いところだと思います。
曲のアレンジは、基本的に武部が手掛けた。
武部 GReeeeNのように、今回ご参加いただいたアーティストの中には、自分たちの制作プロジェクトをお持ちの方もいらっしゃいました。彼らには、自分たちのチームで楽曲を作りあげて、その音源をご提供いただく形がベストなのかなとも思ったんです。ところが、僕のアレンジで歌いたいと皆さんおっしゃってくださいまして、とても嬉しかったですし、今回のアルバムはアレンジャーとしての集大成のような作品になったと感じています。
HIDE 武部さんの手にかかれば、美しいピアノとカッコいいサウンドで仕上がることが確実にわかっていたので、オケができあがってくるのをワクワクしながら待っていました。
武部 『海になれたら』はオリジナルがバラードということもあって、当初はバラードで編曲をはじめました。ところが、アレンジのスケッチを作っていたときに、バラードではGReeeeNらしくないかもしれないと思ったんです。そこで一からやり直して、ちょっと甘酸っぱい青春の香りがするようなテンポで作り変えたんです。バラードバージョンとGReeeeN寄せバージョンと、2パターンのアレンジをHIDEに送りました。
HIDE デモの音源が2つ送られてきたので驚きましたね。GReeeeN寄せバージョンは、「まさにこれ!」と感動しました。
まずはアーティストに似合うオケを武部が制作してアーティストに渡し、アーティストからのリクエストを受けてマイナーチェンジするという過程を繰り返して、レコーディングに臨んでいった。
武部 長いことアレンジャーとして仕事をしていると、曲の持つ力や絶対にここだけは活かさなければいけないというフレーズが見えてくるんです。それを無理やり変えることが良いとは思いません。でき上がった楽曲を聴いてくださった方が、「あの曲だ!」ってわかって、ジブリ映画のシーンが思い浮かべられるような音楽にしなければいけないと思いました。宮崎吾朗監督がジャケットのイラストを描いてくださって、『ジブリをうたう』というアルバム名も吾朗監督の考案なので、オフィシャルのアルバムだということを大事にしたいなと感じたんです。加えて、トータルのサウンド感はアーティストの持ち味をベースにアレンジしていこうと考えていました。その両方が成立するように心掛けていましたね。
HIDE 吾朗監督のイラスト、最高ですよね。女の子がギターを持って歌っていて、その傍らでは犬がいて。ギターのコードはGです(笑)。
武部 今回参加してくださったアーティストの皆さんの温かさがイラストに表れていると思います!
■アルバム制作の先に見えてきた コンサートという景色と新たな化学反応
武部 今作を制作して、改めて芸術の普遍的な哲学を感じました。たとえば制作者側が声高に反戦を訴えなくても、その思いを持って作った作品にはどこかにそのメッセージが込められていて、受けとる方に伝わるものだと思うんですね。僕がプロデュースした楽曲の中では「ハナミズキ」が反戦歌ですが、決して反戦を前面に押し出している歌ではありません。でも、制作者側にしてみると、ジョン・レノンの「IMAGINE」と同様に反戦歌なんです。そう考えてみると、ジブリの映画も声高にメッセージを訴えなくてもいいし、受けとる方も人それぞれでいいと思うんですよね。
HIDE GReeeeNの音楽も、ジブリのクリエイターの方々から大きな影響を受けていると思います。ジブリ好きが高じて、宮崎監督と高畑監督をはじめとするジブリの方々を掘り下げていったら、やはり古典や哲学などに造詣が深くていらっしゃることがわかって、ジブリの方々に感化されて僕もそういったものを勉強するようになったんです。それが皆さんにどのように伝わっているかはわかりませんが、自分たちが紡ぐ言葉に責任を持ったり、どんなふうにクリエイティブしていこうかと考えたりするときに、ジブリをきっかけに蓄えた知識や哲学は色濃く反映されているなという自覚はあります。
武部 GReeeeNの音楽も、人によって背中を押してもらえる音楽に感じるかもしれないし、自分の人生を考えるきっかけになる音楽に思えるかもしれない。それはGReeeeNが彼らなりのメッセージを込めているからで、受けとる側が思い思いに楽曲を聴いた結果なのだと思います。
来年3月27日には、武部のプロデュースで 『ジブリをうたう』 コンサートが東京国際フォーラムで開催されることが決定した。
武部 コンサートの開催は決まったのですが、アルバムに参加してくださっている方々でもスケジュールの都合がつかない方もいるでしょうし、いまのところ、何組参加してくださるかわからないのですが、今作に参加してくださったアーティストはもちろん、それ以外の方にもお声がけして、このアルバム以上に幅広いラインナップでお届けできたらいいなと考えています。
HIDE セトリはどんな予定ですか?
武部 アルバムを再現するというより、今作に入れられなかった曲もたくさんあるので、アルバムに参加してくださった方には、アルバムの曲にプラスしてほかの歌も歌ってもらいたいと思っています。
コンサートの模様を収めたアルバムの制作、さらに『ジブリをうたう』も第2弾、第3弾と作っていきたいと意欲を語る武部とHIDEは、この先映画などの劇伴も一緒に取り組んでみたいと意気投合している。彼らの化学反応が今後どのような形で花開くのか楽しみだ。
文・森中要子
<リリース情報>
■スタジオジブリ トリビュートアルバム
『ジブリをうたう』
【通常盤】
品番:VICL-65894/価格:3,400円(税込)/発売日:2023年11月1日
【アナログ盤】
品番:VIJL-60311〜VIJL-60312 /価格:5,500円(税込)/発売日:2024年1月10日
<収録曲>
1. となりのトトロ(映画『となりのトトロ』より)/岸田繁(くるり)
2. カントリー・ロード(映画『耳をすませば』より)/松下洸平
3. いのちの名前(映画『千と千尋の神隠し』より)/幾田りら
4. 君をのせて(映画『天空の城ラピュタ』より)/家入レオ
5. テルーの唄(映画『ゲド戦記』より)/Little Glee Monster
6. 人生のメリーゴーランド(映画『ハウルの動く城』より)/角野隼斗
7. 風の谷のナウシカ(映画『風の谷のナウシカ』より)/玉井詩織(ももいろクローバーZ)
8. ルージュの伝言(映画『魔女の宅急便』より)/木村カエラ
9. ひとりぼっちはやめた(映画『ホーホケキョ となりの山田くん』より)/満島ひかり
10. 海になれたら(映画『海がきこえる』より)/GReeeeN
11. もののけ姫(映画『もののけ姫』より)/Wakana
12. 時には昔の話を(映画『紅の豚』より)/渋谷龍太(SUPER BEAVER)
epilogue
さよならの夏〜コクリコ坂から〜(映画『コクリコ坂から』より)/武部聡志
■スタジオジブリ トリビュートアルバム『ジブリをうたう』特設サイト:
https://ghibliwoutau.com/
■映画のワンシーンを想起させながら アーティストの持ち味が引きたつアレンジを展開
アルバム制作の構想は、新型コロナがまん延し、緊急事態宣言が発出された2020年に打ち出された。
武部 コロナ禍で世の中に閉塞感が漂っているときに、少しでも世間を明るくできる材料はないだろうかと考えていました。ちょうどそのころ、明石家さんまさんがプロデュースした『漁港の肉子ちゃん』というアニメ映画の仕事で、HIDEと出会ったんです。主題歌は吉田拓郎さん作詞作曲の「イメージの詩」。このときは稲垣来泉さんの歌唱で、僕が編曲を担当して、GReeeeNがサウンドプロデュースを手掛けました。
HIDE 武部さんといえば、日本のJポップ史の根幹をなす音楽を作られてきた方で、僕らのDNAレベルで沁みついているサウンドを生みだしてきた。一方で『コクリコ坂から』と『アーヤと魔女』の音楽を担当された方というイメージも強くて、お会いしたときに僕がスタジオジブリのファンだということを熱く語ったんです。僕はジブリ作品も好きなのだけれど、宮崎駿監督のファンで、もっと言うと宮崎監督がいて、高畑勲監督がいて、宮崎吾朗監督がいて、ほかにもスタッフさんがいて……というジブリの布陣も大好きという話もしたりして(笑)。
武部 そんな会話がヒントになり、ジブリファンのミュージシャンはとても多いと感じて、このアルバムを企画したんです。そして『コクリコ坂から』からお付き合いのある宮崎吾朗監督に、「今の日本の音楽シーンをけん引しているようなアーティストが、これまでのジブリの名曲を歌って、ジブリの音楽に光を当てるようなアルバムを作りたい」と申し入れたら、吾朗さんも協力してくださることになりました。
武部 音楽的なものも含め、レコードメーカーの担当者とはバラエティに富んだアルバムを作ろうと相談しました。歌手もいれば、グループのメインボーカルとして歌っている人もいれば、インストゥルメンタルの分野で活躍している人もいれば、役者もいれば…。
HIDE 顔出ししない人もいれば(笑)。
武部 さらに、ジブリが好きで、この方が歌ったら素敵なものができるなと想像できる12組のアーティストに打診したんです。やはり、そういう思いを持ってお声がけすると、皆さんもきちんと受けとってくださるんですよね。
選曲は、アーティストが歌いたいと希望する歌を募った。
武部 それぞれのアーティストに歌いたい曲をあげていただいた結果、曲が重なったこともありました。でも、いくつか候補曲を出していただける方もいたんです。GReeeeNはいろいろな曲を出してくださいましたね。
HIDE ジブリラバーなので、なんでもござれって感じでした! ほかのアーティストの方々には前衛を務めていただいて、僕らは後衛で行けますよ、と(笑)
武部 「海になれたら」は、GReeeeNらしいチョイスでしたね。変化球で来たなと思いました(笑)。
HIDE 宮崎駿さんも高畑勲さんも関与せず、当時のジブリの若手クリエイターだけで作った『海がきこえる』という作品の主題歌です。僕は中学と高校を高知県で過ごして、舞台となった学校も知っていますし、実は制服が僕の母校のものとちょっと似ているんです。しかも僕が上京して最初に住んだ町は吉祥寺で、主人公の拓が上京して住んだのも吉祥寺! 「この映画は僕のことを描いているな」と錯覚した作品の主題歌なんです。
武部 このアルバムはいろいろな映画の劇中歌を収めているので、今作を聴いて、「この映画は見ていなかったから見てみよう」と思うきっかけになったら本当にうれしいですし、GReeeeNのファンが、ほかのアーティストの曲を聴いてその方のファンになったり、ほかのアーティストのファンがGReeeeNの歌声を聴いてファンになったり、そんな連鎖が生まれるのもオムニバスアルバムの良いところだと思います。
曲のアレンジは、基本的に武部が手掛けた。
武部 GReeeeNのように、今回ご参加いただいたアーティストの中には、自分たちの制作プロジェクトをお持ちの方もいらっしゃいました。彼らには、自分たちのチームで楽曲を作りあげて、その音源をご提供いただく形がベストなのかなとも思ったんです。ところが、僕のアレンジで歌いたいと皆さんおっしゃってくださいまして、とても嬉しかったですし、今回のアルバムはアレンジャーとしての集大成のような作品になったと感じています。
HIDE 武部さんの手にかかれば、美しいピアノとカッコいいサウンドで仕上がることが確実にわかっていたので、オケができあがってくるのをワクワクしながら待っていました。
武部 『海になれたら』はオリジナルがバラードということもあって、当初はバラードで編曲をはじめました。ところが、アレンジのスケッチを作っていたときに、バラードではGReeeeNらしくないかもしれないと思ったんです。そこで一からやり直して、ちょっと甘酸っぱい青春の香りがするようなテンポで作り変えたんです。バラードバージョンとGReeeeN寄せバージョンと、2パターンのアレンジをHIDEに送りました。
HIDE デモの音源が2つ送られてきたので驚きましたね。GReeeeN寄せバージョンは、「まさにこれ!」と感動しました。
まずはアーティストに似合うオケを武部が制作してアーティストに渡し、アーティストからのリクエストを受けてマイナーチェンジするという過程を繰り返して、レコーディングに臨んでいった。
武部 長いことアレンジャーとして仕事をしていると、曲の持つ力や絶対にここだけは活かさなければいけないというフレーズが見えてくるんです。それを無理やり変えることが良いとは思いません。でき上がった楽曲を聴いてくださった方が、「あの曲だ!」ってわかって、ジブリ映画のシーンが思い浮かべられるような音楽にしなければいけないと思いました。宮崎吾朗監督がジャケットのイラストを描いてくださって、『ジブリをうたう』というアルバム名も吾朗監督の考案なので、オフィシャルのアルバムだということを大事にしたいなと感じたんです。加えて、トータルのサウンド感はアーティストの持ち味をベースにアレンジしていこうと考えていました。その両方が成立するように心掛けていましたね。
HIDE 吾朗監督のイラスト、最高ですよね。女の子がギターを持って歌っていて、その傍らでは犬がいて。ギターのコードはGです(笑)。
武部 今回参加してくださったアーティストの皆さんの温かさがイラストに表れていると思います!
■アルバム制作の先に見えてきた コンサートという景色と新たな化学反応
武部 今作を制作して、改めて芸術の普遍的な哲学を感じました。たとえば制作者側が声高に反戦を訴えなくても、その思いを持って作った作品にはどこかにそのメッセージが込められていて、受けとる方に伝わるものだと思うんですね。僕がプロデュースした楽曲の中では「ハナミズキ」が反戦歌ですが、決して反戦を前面に押し出している歌ではありません。でも、制作者側にしてみると、ジョン・レノンの「IMAGINE」と同様に反戦歌なんです。そう考えてみると、ジブリの映画も声高にメッセージを訴えなくてもいいし、受けとる方も人それぞれでいいと思うんですよね。
HIDE GReeeeNの音楽も、ジブリのクリエイターの方々から大きな影響を受けていると思います。ジブリ好きが高じて、宮崎監督と高畑監督をはじめとするジブリの方々を掘り下げていったら、やはり古典や哲学などに造詣が深くていらっしゃることがわかって、ジブリの方々に感化されて僕もそういったものを勉強するようになったんです。それが皆さんにどのように伝わっているかはわかりませんが、自分たちが紡ぐ言葉に責任を持ったり、どんなふうにクリエイティブしていこうかと考えたりするときに、ジブリをきっかけに蓄えた知識や哲学は色濃く反映されているなという自覚はあります。
武部 GReeeeNの音楽も、人によって背中を押してもらえる音楽に感じるかもしれないし、自分の人生を考えるきっかけになる音楽に思えるかもしれない。それはGReeeeNが彼らなりのメッセージを込めているからで、受けとる側が思い思いに楽曲を聴いた結果なのだと思います。
来年3月27日には、武部のプロデュースで 『ジブリをうたう』 コンサートが東京国際フォーラムで開催されることが決定した。
武部 コンサートの開催は決まったのですが、アルバムに参加してくださっている方々でもスケジュールの都合がつかない方もいるでしょうし、いまのところ、何組参加してくださるかわからないのですが、今作に参加してくださったアーティストはもちろん、それ以外の方にもお声がけして、このアルバム以上に幅広いラインナップでお届けできたらいいなと考えています。
HIDE セトリはどんな予定ですか?
武部 アルバムを再現するというより、今作に入れられなかった曲もたくさんあるので、アルバムに参加してくださった方には、アルバムの曲にプラスしてほかの歌も歌ってもらいたいと思っています。
コンサートの模様を収めたアルバムの制作、さらに『ジブリをうたう』も第2弾、第3弾と作っていきたいと意欲を語る武部とHIDEは、この先映画などの劇伴も一緒に取り組んでみたいと意気投合している。彼らの化学反応が今後どのような形で花開くのか楽しみだ。
文・森中要子
<リリース情報>
■スタジオジブリ トリビュートアルバム
『ジブリをうたう』
【通常盤】
品番:VICL-65894/価格:3,400円(税込)/発売日:2023年11月1日
【アナログ盤】
品番:VIJL-60311〜VIJL-60312 /価格:5,500円(税込)/発売日:2024年1月10日
<収録曲>
1. となりのトトロ(映画『となりのトトロ』より)/岸田繁(くるり)
2. カントリー・ロード(映画『耳をすませば』より)/松下洸平
3. いのちの名前(映画『千と千尋の神隠し』より)/幾田りら
4. 君をのせて(映画『天空の城ラピュタ』より)/家入レオ
5. テルーの唄(映画『ゲド戦記』より)/Little Glee Monster
6. 人生のメリーゴーランド(映画『ハウルの動く城』より)/角野隼斗
7. 風の谷のナウシカ(映画『風の谷のナウシカ』より)/玉井詩織(ももいろクローバーZ)
8. ルージュの伝言(映画『魔女の宅急便』より)/木村カエラ
9. ひとりぼっちはやめた(映画『ホーホケキョ となりの山田くん』より)/満島ひかり
10. 海になれたら(映画『海がきこえる』より)/GReeeeN
11. もののけ姫(映画『もののけ姫』より)/Wakana
12. 時には昔の話を(映画『紅の豚』より)/渋谷龍太(SUPER BEAVER)
epilogue
さよならの夏〜コクリコ坂から〜(映画『コクリコ坂から』より)/武部聡志
■スタジオジブリ トリビュートアルバム『ジブリをうたう』特設サイト:
https://ghibliwoutau.com/
2023/11/17




