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クレージーキャッツの犬塚弘さん死去 享年94 ワタナベエンタが正式発表

 人気グループ・クレージーキャッツのメンバーで、俳優としても活躍した犬塚弘(本名:弘=ひろむ)さんが死去したことがわかった。94歳。ワタナベエンターテインメントが27日に発表した。

犬塚弘さん(C)ORICON DD inc.

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 同事務所は「元渡辺プロダクション所属犬塚弘(いぬづかひろし本名 弘=ひろむ)は、享年94歳にて永眠いたしました」と報告。「生前のご厚誼を深く感謝し謹んでご通知申し上げます。通夜及び告別式はすでに執り行いましたことを併せましてご報告申し上げます」とし、「生前の本人の意志によりこれより詳細な情報につきましては公表を控えさせて頂きますこと、ご了承ください」と記した。

 犬塚さんは1929年3月23日に東京府荏原郡大森町(現在の東京都大田区大森)に生まれる。父親が貿易商だったことから「ジャズ」や「ハワイアン」など海外の音楽に触れる機会が多かったことから音楽に興味をもつようになり、51年に兄のハワイアンバンド「グリーン・グラス・キャップ・ボーイズ」に参加。兄から「ベース」を担当するよう言われ、そのまま担当楽器となった。

 翌年、友人の誘いで「萩原哲晶とデューク・オクテット」に参加し、モダンジャズを演奏するものの自分の望む方向性との違和感をもち始め、当時たびたび楽屋に遊びに来ていたハナ肇さんの誘いで、クレージーキャッツの前身である「ハナ撃とキューバン・キャッツ」の結成メンバーとなり、ウッドベース担当となった。その後は、「クレージーキャッツ」の一員として多くのテレビや映画に出演し、多忙な日々を送る人気者となる。

 2012年11月、メンバーのピアニスト・桜井センリさんが他界したことにより「クレージーキャッツ」メンバーで最後の存命者となっていた。

 15年頃に妻が亡くなり、自身も90歳を目前に思うように動けなくなったため、20年公開の映画『海辺の映画館〜キネマの玉手箱』(大林宣彦監督)を最後に俳優としての活動を引退する意志を明らかにした。

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  1. 1. クレージーキャッツの犬塚弘さん死去 享年94 ワタナベエンタが正式発表
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  • 犬塚弘さん 提供:渡辺プロダクション
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  • クレイジーキャッツ 提供:渡辺プロダクション
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