普段見ることのできない解体現場に潜入し、知られざる日本の超絶技術を紹介するNHK総合『解体キングダム』（毎週水曜　後7：57〜8：42）の8月2日放送回『〜ユーミン50周年ツアー 驚きのステージ解体〜』では、シンガー・ソングライター松任谷由実のデビュー50周年記念ツアー会場の解体および組み立て作業に密着する。

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　J-POPの女王として長年、日本の音楽シーンを牽引してきたユーミンのコンサートといえば、派手な演出を駆使した一大エンターテインメント。5月からスタートした全国アリーナツアーのステージも豪華絢爛、大がかりな仕掛けが次から次へと飛び出す一大スペクタクルとなっている。

　ステージの装飾品は換えのきかない１点もの。パーツ1つ、ネジ1本すら失うことは許されない。ステージを全ての会場で完璧に再現するため、裏側では“チーム・ユーミン”と呼ばれる大勢のスタッフたちがコンサート終了直後からステージのバラし（＝解体）を開始。深夜まで作業を行い、トラックに積み込むと次の会場へと移設する。

　番組では6月18日の東京・有明アリーナ公演から6日後の静岡・エコパアリーナ公演までの「解体」と「設営」の一部始終に密着する。普段見ることのないステージ解体の現場に、明治大学で建築を学んだ“建築アイドル”伊野尾慧（Hey!Say!JUMP）と、一級建築士の試験に合格した俳優・田中道子が潜入した。タイムリミットが迫るなか、巨大セットを壊さずにバラす、建物の解体とは全く異なる職人たちの驚きの技は必見だ。

　放送に向け、ユーミンは「デビューから50年、シンガー・ソングライターとしてずっと道なき道を進んできたので、たまに思います、『よくやってきたな』と。その50周年を記念する今回のツアーでは、ファンの皆さんに最高のスペクタクルを届けたいと思って取り組んでいますが、そのツアーを裏で支えてくれるスタッフたちは家族以上に家族のような存在です。私が無理難題を言っても、実現させるスタッフたちは本当にすごいです！」と称賛のコメントを寄せた。