新たなボーカリスト上原大史を迎え、2019年に再始動したWANDSの活動も4年目に突入した。昨年、“第5期”の体制としては初の東名阪ツアーを行い、ファンに応援されていることを実感。それもあってか、早くも今年9月からの全国ツアー『WANDS Live Tour 2023』の日程が発表され、ファンを喜ばせている。また、5月17日には、現在放映中のTVアニメ『名探偵コナン』の新オープニングテーマ「RAISE INSIGHT」をCDリリース。コナンとのコラボは3作目ということもあり、スリリングなサウンド展開がオープニング映像にハマっていると評判も高い。共鳴の度合いが深まる、柴崎浩(Gt.)、上原大史(Vo.)両名に、本作の制作秘話や、初の全国ツアーへの意気込みを聞いた。
■2人のキャッチボールで制作した『名探偵コナン』新オープニングテーマ
――新曲は、TVアニメ『名探偵コナン』のオープニング映像と、ものすごく世界観がピッタリ合っていますね。
柴崎 まるで狙って曲を作ったかのようにマッチして見えるでしょう。でも実は今回、曲やアレンジに関してアニメ制作側から特にリクエストはなくて。だから僕もオープニング映像を見て、あまりにも曲や歌詞に寄り添っているのでビックリしたんですよ。
上原 歌詞も、キーワード的なものは何も言われずに書いていって。むしろ映像の方が僕らの曲に寄せていただけたみたいで、ありがたく感じています。
――では、どのようなイメージで曲を作っていったのですか?
柴崎 コナンとのコラボは3曲目で、今回はアップテンポの曲にしようと思いましたが、あまりオープニングテーマであることを意識しすぎず、「今、上原が歌ってカッコいいメロディーを探す」ことを考えました。取材で「どうやって作ったか?」とよく聞かれて、なかなか制作時のことを思い出せないことが多いのですが(笑)、今回はよく覚えています。まずイントロのフレーズを思いつき、そこから、次にどんなビートになって、どんなギターやシンセがくるとカッコいいか、そこからどんなメロディーがきてほしいか…と、「次にどこにいきたいか」という感覚で時系列に沿って作っていきました。それでワンコーラス分、アレンジが7割ほどできたものを上原に渡して。
上原 すごく今っぽい曲だと感じました。スタイリッシュでオシャレな感じ。カッコいいロックだけど暑苦しくない、“今のJ-POP”を感じさせる雰囲気。そこからインスピレーションを得て、自分の中から出てくるものを歌詞にしていったのですが、書いていく中で歌のテーマが見えてきて、9割ほど出来上がったら、偶然にもコナンのオープニングに相応しい内容になったんです。最後の最後、本当に少しだけコナンに寄せて調整しましたが、基本的にはあまり意識せずに書きました。
――上原さんは、日ごろから歌詞やキーワードを書き溜めているのですか。
上原 ストックはしていますが、結局のところ、意外とストックしたものって使わないんですよ。どうしても言葉をはめ込んだ感じの歌詞になってしまうので、今回もイチから書いていきました。英語のフレーズに少し苦労しましたけど。
――具体的には、どういう点で?
上原 歌詞を考える時、「ここは英語だな」って感じる部分があって。日本語だと決まらないなっていうフレーズ。そこを英語で、しかも歌って耳に心地よくて、意味もカッコいいフレーズを考えていきます。メロディーを聴きながら、ここは「i(イ)」じゃなくて「a(ア)」で始まるワードがいいとか、母音じゃなくて子音がいい、破裂音がいいと感じた時に、それに当てはまり、意味を成すワードを探すのですが、それがすごく難しくて。さらに文法的に正しいのか、ネイティブの人が聴いてもダサくないかを調整して。そうやって、「He overcame〜」のフレーズに1〜2日かけました。そんな修正にいつも時間がかかってしまうので、「オレは何をやっているんだろう?」って毎回思うんですけどね(笑)。
柴崎 しかも今回、その部分はメロディーも任せました。アレンジ段階で仮のメロディーは入れたのですが、それは無視していいから、歌詞にバチッと合うものをと上原に頼んで。そうしたら、同じフレーズを繰り返すところを少し変えてくれたり、自主的にフェイクを入れてくれたりして。
――イントロのフェイク、カッコいいですよね。
上原 ありがとうございます。デモ録音の時にたまたま歌ったフェイクをそのまま使いました。試し録りして最初に歌ったものって、意外といいんですよ。後から歌い直そうとしても、その出来をなかなか超えられない。だから最近は、仮歌の適当なテイクでも、本チャンで使えるマイクで録音するようにしています。
■マッチ度が高い2人のセンス
「上原の歌が入るとだいたいの曲はカッコよくなる」(柴崎)
――柴崎さんは、上原さんのボーカルを活かすメロディーをどう考えていくのですか。
柴崎 自分が気持いい、カッコいいと思うメロディーを書くと、それと上原のセンスとのマッチングがとてもいいんです。声質や歌い方を含めて、上原の歌が入るとだいたいの曲はカッコよくなる。だから毎回、曲を作っていて楽しいですよ。そのうえで、「この高い音程は地声でいくのかな? ファルセットかな?」とか、そういう楽しみはありますね。新曲だと、メロディーを考えてもらった2Aのブレイク部分は「カッコいいじゃん!」と思ったし、大サビで高音にいくところのファルセットもいい感じで。シーンごとに温度感のあるアレンジを心がけたので、そこと上手くハマってくれて、気持ちよく聴ける歌だと思いました。
――細かい譜割りも言葉がはっきりと聴こえつつ、声質も含めて、曲のど真ん中にある歌の強さが印象的でした。上原さんは今回のレコーディングではどんな点を意識しましたか。
上原 曲をより良いものにするという自分の使命を毎回感じつつ、今回は気持ちよく歌うことを意識しました。幼少期に洋楽を聴いていた影響かもしれませんが、メロディーが同じでも、僕は歌詞が日本語より英語の方が上手に歌えるんです。だから日本語の部分も洋楽を歌うような心持ちで、英語のリズム感を意識して歌いました。特にAメロはそうですね。声質自体は両親にもらったものですが、歌ううえで「カッコいい声」こそが、もっとも重要であることに気づいたんですね。ピッチやリズムも大事ではありますが、それ以上に「あ〜」と発しただけでカッコいい声。そこはものすごく意識していました。
――声の個性を磨く感覚でしょうか。
上原 そうなのかもしれないですね。「こう歌うとピッチはいいけど、この歌い方のほうがカッコいいから、こちらで」みたいな感じ。あと、同じ声で歌うなら歌っている様もいい方がより上手く感じるので、そこも含めて、声質、歌い回し、佇まいを僕は大事にしています。
柴崎 音楽のいろんな要素の中で、そういう音楽センスを持ってないと、多分、いい歌は歌えない。上原はそれを持っているなって思います。
■応援されていることを実感するライブの喜び
「新しいエンタメとして楽しんでもらえるライブをやりたい」(上原)
――佇まいという点では、昨年行った第5期初のライブツアーのBlu-ray『WANDS Live Tour 2022 〜FIRST ACT 5th period〜』も同時発売されますね。初めての全国ツアーの手ごたえはいかがでしたか。
上原 子どもみたいな感想ですけど、生身のお客さんが自分を観てくれて、手を挙げて楽しそうにしている光景を目の当たりにすると、これだけの人が自分を応援してくれているんだってリアルに感じますね。
柴崎 お客さんと対面して、応援されていることを実感できるって、とても大事ですよね。この人たちにまた喜んで欲しい、ガッカリさせたくないというモチベーションで頑張っていける。改めてこの第5期メンバーでWANDSを続けていきたいと感じました。
――柴崎さんは第1期から参加していて、90年代からずっと続いているWANDSではあるけど、それと同時に、今は間違いなく柴崎さんと上原さんのWANDSでもあって。それを感じるライブ映像ですね。
柴崎 そう、不思議なんですよね。「世界が終るまでは…」(94年)も歌うわけですが、僕らは第5期WANDSなわけで。それって、他のどのアーティストにもない独特の立ち位置というか。だけどそこを変に考えすぎることもなく、“現在進行形のWANDS”として、純粋に今、目の前にいるお客さんに楽しんでもらえるパフォーマンスを考えればいいんじゃないかなって思っています。
――新曲を聴くと上原さんのカラーがすごく出ていて、上原さんの歌がWANDSを新しいフェーズに導いているようにも感じました。
上原 新曲は「(ボーカルは)オレだから」って完全に振り切ってやっています。そこに誰も文句は言わないだろうなって。初期の曲を歌う時に考えることもありますが、でも正解はないし、昔のイメージをそのまま継承するだけというのは違う気がしていて。だから昔のイメージは損ねずに、そのうえで新しいエンタメとして楽しんでもらえるライブをやろうと。新曲に関しては、柴崎さんが作った曲に、歌でプラス1、プラス2と加えていき、さらにカッコよくすることだけを考えようと思っています。
――9月から始まる全国ツアー『WANDS Live Tour 2023』も楽しみですね。しかも、札幌、福岡、仙台は何と28年ぶりの公演だとか。
柴崎 28年ぶり…と言っても、第5期としては初なので、初めての土地でライブができることをとても楽しみにしています。ただ一応、今のメンバーを確認して第5期のWANDSを観に来て欲しいですね(笑)。
上原 確かに(笑)。
――しかもそのツアーのリハーサルが見学できるという、シングルとライブBlu-ray連動の驚きの応募特典が用意されていますね。
柴崎 なかなか大胆な特典ですよね(笑)。僕自身、リハーサルを見学されるなんていう経験をしたことがなくて。
上原 どんな感じになるんだろう? まだわからないけど、ひげ面じゃなく、ちゃんと“WANDSのボーカル上原大史”になってリハーサルに臨もうと思います(笑)。
文・布施雄一郎
【リリース情報】
■20thシングル「RAISE INSIGHT」
2023年5月17日発売
※読売テレビ・日本テレビ系全国ネット毎週土曜よる6:00放送『名探偵コナン』オープニングテーマ
【名探偵コナン盤】(CD+Blu-ray)価格:1430円(税込)
<CD>
M-1 RAISE INSIGHT
M-2 RAISE INSIGHT [TV-SIZE ver.]
<特典Blu-ray>
・「名探偵コナン」ノンクレジットOP 映像
1. RAISE INSIGHT 2. YURA YURA 3. 真っ赤なLip
【通常盤】 (CD+Blu-ray)価格:1430円(税込)
<CD>
M-1 RAISE INSIGHT
M-2 RAISE INSIGHT [OFF VOCAL]
<特典Blu-ray>
・LIVE 映像:<ROCK BONDZ ーWANDS×BREAKERZー>Zepp Haneda公演(2022.12.6)から3曲収録
■ライブBlu-ray『WANDS Live Tour 2022 〜 FIRST ACT 5th period 〜』
2023年5月17日発売/価格:6600円(税込)
※初回プレス分のみ:シングルとの連動特典応募シリアル封入
<シングル & LIVE Blu-ray連動応募特典内容>
・Live賞(各公演5名) 「WANDS Live Tour 2023」各公演のリハーサル見学に招待
※各会場(福岡/大阪/宮城/北海道/愛知/東京)抽選で5名
※Live賞にご当選のお客様は別途参加希望公演の「WANDS Live Tour2023」のライブチケットが必要となる
・ポスター賞(10名様) シングル「RAISE INSIGHT」メンバー直筆サイン入りポスター
・全員プレゼント WANDS SPECIAL MOVIE「世界が終るまでは…」MVメイキング映像視聴
■2人のキャッチボールで制作した『名探偵コナン』新オープニングテーマ
――新曲は、TVアニメ『名探偵コナン』のオープニング映像と、ものすごく世界観がピッタリ合っていますね。
柴崎 まるで狙って曲を作ったかのようにマッチして見えるでしょう。でも実は今回、曲やアレンジに関してアニメ制作側から特にリクエストはなくて。だから僕もオープニング映像を見て、あまりにも曲や歌詞に寄り添っているのでビックリしたんですよ。
上原 歌詞も、キーワード的なものは何も言われずに書いていって。むしろ映像の方が僕らの曲に寄せていただけたみたいで、ありがたく感じています。
――では、どのようなイメージで曲を作っていったのですか?
柴崎 コナンとのコラボは3曲目で、今回はアップテンポの曲にしようと思いましたが、あまりオープニングテーマであることを意識しすぎず、「今、上原が歌ってカッコいいメロディーを探す」ことを考えました。取材で「どうやって作ったか?」とよく聞かれて、なかなか制作時のことを思い出せないことが多いのですが(笑)、今回はよく覚えています。まずイントロのフレーズを思いつき、そこから、次にどんなビートになって、どんなギターやシンセがくるとカッコいいか、そこからどんなメロディーがきてほしいか…と、「次にどこにいきたいか」という感覚で時系列に沿って作っていきました。それでワンコーラス分、アレンジが7割ほどできたものを上原に渡して。
上原 すごく今っぽい曲だと感じました。スタイリッシュでオシャレな感じ。カッコいいロックだけど暑苦しくない、“今のJ-POP”を感じさせる雰囲気。そこからインスピレーションを得て、自分の中から出てくるものを歌詞にしていったのですが、書いていく中で歌のテーマが見えてきて、9割ほど出来上がったら、偶然にもコナンのオープニングに相応しい内容になったんです。最後の最後、本当に少しだけコナンに寄せて調整しましたが、基本的にはあまり意識せずに書きました。
――上原さんは、日ごろから歌詞やキーワードを書き溜めているのですか。
上原 ストックはしていますが、結局のところ、意外とストックしたものって使わないんですよ。どうしても言葉をはめ込んだ感じの歌詞になってしまうので、今回もイチから書いていきました。英語のフレーズに少し苦労しましたけど。
――具体的には、どういう点で?
上原 歌詞を考える時、「ここは英語だな」って感じる部分があって。日本語だと決まらないなっていうフレーズ。そこを英語で、しかも歌って耳に心地よくて、意味もカッコいいフレーズを考えていきます。メロディーを聴きながら、ここは「i(イ)」じゃなくて「a(ア)」で始まるワードがいいとか、母音じゃなくて子音がいい、破裂音がいいと感じた時に、それに当てはまり、意味を成すワードを探すのですが、それがすごく難しくて。さらに文法的に正しいのか、ネイティブの人が聴いてもダサくないかを調整して。そうやって、「He overcame〜」のフレーズに1〜2日かけました。そんな修正にいつも時間がかかってしまうので、「オレは何をやっているんだろう?」って毎回思うんですけどね(笑)。
柴崎 しかも今回、その部分はメロディーも任せました。アレンジ段階で仮のメロディーは入れたのですが、それは無視していいから、歌詞にバチッと合うものをと上原に頼んで。そうしたら、同じフレーズを繰り返すところを少し変えてくれたり、自主的にフェイクを入れてくれたりして。
――イントロのフェイク、カッコいいですよね。
上原 ありがとうございます。デモ録音の時にたまたま歌ったフェイクをそのまま使いました。試し録りして最初に歌ったものって、意外といいんですよ。後から歌い直そうとしても、その出来をなかなか超えられない。だから最近は、仮歌の適当なテイクでも、本チャンで使えるマイクで録音するようにしています。
■マッチ度が高い2人のセンス
「上原の歌が入るとだいたいの曲はカッコよくなる」(柴崎)
――柴崎さんは、上原さんのボーカルを活かすメロディーをどう考えていくのですか。
柴崎 自分が気持いい、カッコいいと思うメロディーを書くと、それと上原のセンスとのマッチングがとてもいいんです。声質や歌い方を含めて、上原の歌が入るとだいたいの曲はカッコよくなる。だから毎回、曲を作っていて楽しいですよ。そのうえで、「この高い音程は地声でいくのかな? ファルセットかな?」とか、そういう楽しみはありますね。新曲だと、メロディーを考えてもらった2Aのブレイク部分は「カッコいいじゃん!」と思ったし、大サビで高音にいくところのファルセットもいい感じで。シーンごとに温度感のあるアレンジを心がけたので、そこと上手くハマってくれて、気持ちよく聴ける歌だと思いました。
――細かい譜割りも言葉がはっきりと聴こえつつ、声質も含めて、曲のど真ん中にある歌の強さが印象的でした。上原さんは今回のレコーディングではどんな点を意識しましたか。
上原 曲をより良いものにするという自分の使命を毎回感じつつ、今回は気持ちよく歌うことを意識しました。幼少期に洋楽を聴いていた影響かもしれませんが、メロディーが同じでも、僕は歌詞が日本語より英語の方が上手に歌えるんです。だから日本語の部分も洋楽を歌うような心持ちで、英語のリズム感を意識して歌いました。特にAメロはそうですね。声質自体は両親にもらったものですが、歌ううえで「カッコいい声」こそが、もっとも重要であることに気づいたんですね。ピッチやリズムも大事ではありますが、それ以上に「あ〜」と発しただけでカッコいい声。そこはものすごく意識していました。
――声の個性を磨く感覚でしょうか。
上原 そうなのかもしれないですね。「こう歌うとピッチはいいけど、この歌い方のほうがカッコいいから、こちらで」みたいな感じ。あと、同じ声で歌うなら歌っている様もいい方がより上手く感じるので、そこも含めて、声質、歌い回し、佇まいを僕は大事にしています。
柴崎 音楽のいろんな要素の中で、そういう音楽センスを持ってないと、多分、いい歌は歌えない。上原はそれを持っているなって思います。
■応援されていることを実感するライブの喜び
「新しいエンタメとして楽しんでもらえるライブをやりたい」(上原)
――佇まいという点では、昨年行った第5期初のライブツアーのBlu-ray『WANDS Live Tour 2022 〜FIRST ACT 5th period〜』も同時発売されますね。初めての全国ツアーの手ごたえはいかがでしたか。
上原 子どもみたいな感想ですけど、生身のお客さんが自分を観てくれて、手を挙げて楽しそうにしている光景を目の当たりにすると、これだけの人が自分を応援してくれているんだってリアルに感じますね。
柴崎 お客さんと対面して、応援されていることを実感できるって、とても大事ですよね。この人たちにまた喜んで欲しい、ガッカリさせたくないというモチベーションで頑張っていける。改めてこの第5期メンバーでWANDSを続けていきたいと感じました。
――柴崎さんは第1期から参加していて、90年代からずっと続いているWANDSではあるけど、それと同時に、今は間違いなく柴崎さんと上原さんのWANDSでもあって。それを感じるライブ映像ですね。
柴崎 そう、不思議なんですよね。「世界が終るまでは…」(94年)も歌うわけですが、僕らは第5期WANDSなわけで。それって、他のどのアーティストにもない独特の立ち位置というか。だけどそこを変に考えすぎることもなく、“現在進行形のWANDS”として、純粋に今、目の前にいるお客さんに楽しんでもらえるパフォーマンスを考えればいいんじゃないかなって思っています。
――新曲を聴くと上原さんのカラーがすごく出ていて、上原さんの歌がWANDSを新しいフェーズに導いているようにも感じました。
上原 新曲は「(ボーカルは)オレだから」って完全に振り切ってやっています。そこに誰も文句は言わないだろうなって。初期の曲を歌う時に考えることもありますが、でも正解はないし、昔のイメージをそのまま継承するだけというのは違う気がしていて。だから昔のイメージは損ねずに、そのうえで新しいエンタメとして楽しんでもらえるライブをやろうと。新曲に関しては、柴崎さんが作った曲に、歌でプラス1、プラス2と加えていき、さらにカッコよくすることだけを考えようと思っています。
――9月から始まる全国ツアー『WANDS Live Tour 2023』も楽しみですね。しかも、札幌、福岡、仙台は何と28年ぶりの公演だとか。
柴崎 28年ぶり…と言っても、第5期としては初なので、初めての土地でライブができることをとても楽しみにしています。ただ一応、今のメンバーを確認して第5期のWANDSを観に来て欲しいですね(笑)。
上原 確かに(笑)。
――しかもそのツアーのリハーサルが見学できるという、シングルとライブBlu-ray連動の驚きの応募特典が用意されていますね。
柴崎 なかなか大胆な特典ですよね(笑)。僕自身、リハーサルを見学されるなんていう経験をしたことがなくて。
上原 どんな感じになるんだろう? まだわからないけど、ひげ面じゃなく、ちゃんと“WANDSのボーカル上原大史”になってリハーサルに臨もうと思います(笑)。
文・布施雄一郎
【リリース情報】
■20thシングル「RAISE INSIGHT」
2023年5月17日発売
※読売テレビ・日本テレビ系全国ネット毎週土曜よる6:00放送『名探偵コナン』オープニングテーマ
【名探偵コナン盤】(CD+Blu-ray)価格:1430円(税込)
<CD>
M-1 RAISE INSIGHT
M-2 RAISE INSIGHT [TV-SIZE ver.]
<特典Blu-ray>
・「名探偵コナン」ノンクレジットOP 映像
1. RAISE INSIGHT 2. YURA YURA 3. 真っ赤なLip
【通常盤】 (CD+Blu-ray)価格:1430円(税込)
<CD>
M-1 RAISE INSIGHT
M-2 RAISE INSIGHT [OFF VOCAL]
<特典Blu-ray>
・LIVE 映像:<ROCK BONDZ ーWANDS×BREAKERZー>Zepp Haneda公演(2022.12.6)から3曲収録
■ライブBlu-ray『WANDS Live Tour 2022 〜 FIRST ACT 5th period 〜』
2023年5月17日発売/価格:6600円(税込)
※初回プレス分のみ:シングルとの連動特典応募シリアル封入
<シングル & LIVE Blu-ray連動応募特典内容>
・Live賞(各公演5名) 「WANDS Live Tour 2023」各公演のリハーサル見学に招待
※各会場(福岡/大阪/宮城/北海道/愛知/東京)抽選で5名
※Live賞にご当選のお客様は別途参加希望公演の「WANDS Live Tour2023」のライブチケットが必要となる
・ポスター賞(10名様) シングル「RAISE INSIGHT」メンバー直筆サイン入りポスター
・全員プレゼント WANDS SPECIAL MOVIE「世界が終るまでは…」MVメイキング映像視聴
コメントする・見る
2023/05/17