アイドルグループ・乃木坂46が5日、大阪・オリックス劇場で『乃木坂46 30thSGアンダーライブ』3daysの最終公演を開催した。2011年8月に加入し、この公演がラストライブとなった1期生の和田まあや(24)は、メンバーとファンの温かさに包まれながら「幸せすぎてどうしよう」とあふれる涙をぬぐった。
乃木坂46はシングルごとに選抜メンバーとアンダーメンバーに分かれて活動しており、今回は8月末にリリースした30thシングル「好きというのはロックだぜ!」のアンダーメンバーが、9月末の東京・立川ステージガーデン3daysを経て、今月3日から大阪・オリックス劇場3daysを開催した。
最終日には、1期生の和田、3期生の伊藤理々杏、阪口珠美、向井葉月、吉田綾乃クリスティー(中村麗乃は新型コロナウイルス感染で欠席)、4期生の北川悠理、黒見明香、佐藤璃果、林瑠奈、松尾美佑、矢久保美緒が出演。和田のラストステージとあり、“継承”を印象づけるライブとなった。
後輩メンバーたちは和田のリハーサルやライブ前の気配りエピソードを次々と明かし、MCや煽りを担当した林は「今回12人のうち半分が4期生なんですよ。だから私たちも本当に甘えてばっかりじゃいけないし、もっともっと頑張らなきゃいけない。うまくやろうと意識しすぎなくらい6公演やってきて、きょうが一番煽りも気持ちが乗ってできた気がします。まあやさんが最後なのが信じられなくて寂しいんですけど、悔いがないと言えるくらい全力になれた6公演でした」と、受け継ぐ者の自覚を口にした。
目玉コーナー「乃木坂46 PLAYBACK FACTORY」では、なかなか披露する機会がないものの、思い入れの深い楽曲をメンバーが1曲厳選し、センターを担当した。ミュージカル『リトル・ゾンビガール』出演のため、この日『アンダーライブ』初登場となった伊藤理々杏は、生田絵梨花(OG)のパフォーマンスに憧れていたという「低体温のキス」をセンターで披露した。
和田は「欲望のリインカーネーション」を選び、目隠しパフォーマンスでも魅了。「この曲のオリジナルメンバーが私とひなちま(樋口日奈)だけなんですね。私たちは30枚目シングルが最後ということで、ひなちまの気持ちを思いながら、この曲にしました」と選曲理由を明かした。
本編ラストの曲を披露する前に、和田がファンにあいさつ。生まれてすぐ大きな病気をしたことを打ち明けると、「明日が来るって当たり前じゃないなと、私は誰よりも強く心の中で思っていて、こうしてみんなと出会えてよかった」と万感を込めた。「最後こんなにすてきなステージを用意してもらって、集まってくれてとても感謝しています、ありがとうございます」と伝えた和田は、この日2回目の「Under's Love」で本編を締めくくった。
アンコールでは、サイリウムカラーの黄色とオレンジを基調としたドレスを着て登場し、初選抜曲の8thシングル「気づいたら片想い」をメンバーとともに歌唱。続いて2ndシングル収録のアンダー曲「狼に口笛を」、1stシングル収録曲で実質最初のアンダー曲「左胸の勇気」と続け、初期からのファンの胸を熱くさせた。
間奏中には後輩メンバーが一人ひとり、和田に黄色のチューリップをプレゼントするサプライズも。涙が止まらない後輩たちに「3期生、4期生、いっぱい悩み事があって、でも悩んでるってことは前に進もうとしている証拠。舞台に立つときも緊張してどうしようと言っているのも、このステージにかけているからこそ。まだまだこれから先、つらいこともいっぱいあると思うけど、みんなのことを信じてこれからも頑張ってくれたら」とエール。ファンに向けては「後悔ないくらい出し切って、みんなに恩返しできたかなと思います」と伝えた。
メンバーを代表して向井は「私たちにとって、まあちゃんはすごく大きな存在で、たくさんたくさん助けてもらいました。私は、まあちゃんがいなかったら、もうここにはいないかもしれないっていうくらいたくさん助けられました。多分、そういう子はたくさんいると思います」と号泣。
続けて「私たち11人はまあちゃんを送り出すことのできるメンバーだと思うと、すごく誇りに思います。長い間たくさんつらいことも悲しいこともあったかもしれないけど、そういうのを全然出さない強さとか優しさが、乃木坂を作ったんだなと思うと、これからも私たちがつながないといけないって思います。まあちゃんが守ってきたこの場所を、葉月たちが守り続けるから、これからもずっと乃木坂を好きでいてください。まあちゃん本当にありがとう」と想いを伝えた。
メンバーとファンに感謝した和田は、ライブラストの定番曲「乃木坂の詩」を歌い終え、深々と一礼。顔を上げると、ファンが一斉に「Thank You まあや」のメッセージを掲げた。和田は涙をぬぐいながら「うれしい…幸せすぎてどうしよう…うれしすぎて何て言っていいかわからない」と幸せをかみしめた。
鳴り止まない拍手に応え、ダブルアンコールに突入。11人で「他人のそら似」を歌い終えると、和田はマイクを通さずに感謝を伝えてラストライブに幕を下ろした。
■『乃木坂46 30thSGアンダーライブ』セットリスト
OVERTURE
01. Under's Love
02. 不等号
03. 自由の彼方
04. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
05. ポピパッパパー
06. Against
07. 〜Do my best〜じゃ意味はない
08. ワタボコリ
09. 音が出ないギター
【寸劇】
10. 無表情(RAP Ver.)
11. 口約束
12. 低体温のキス
13. 欲望のリインカーネーション
14. 私のために 誰かのために
15. 生まれたままで
16. 口ほどにもないKISS
17. 錆びたコンパス
18. Wilderness world
19. ありがちな恋愛
20. 世界で一番 孤独なLover
21. 制服のマネキン
22. 日常
23. Under's Love
【アンコール】
EN1. 気づいたら片想い
EN2. 狼に口笛を
EN3. 左胸の勇気
EN4. 乃木坂の詩
【Wアンコール】
WEN1. 他人のそら似
乃木坂46はシングルごとに選抜メンバーとアンダーメンバーに分かれて活動しており、今回は8月末にリリースした30thシングル「好きというのはロックだぜ!」のアンダーメンバーが、9月末の東京・立川ステージガーデン3daysを経て、今月3日から大阪・オリックス劇場3daysを開催した。
最終日には、1期生の和田、3期生の伊藤理々杏、阪口珠美、向井葉月、吉田綾乃クリスティー(中村麗乃は新型コロナウイルス感染で欠席)、4期生の北川悠理、黒見明香、佐藤璃果、林瑠奈、松尾美佑、矢久保美緒が出演。和田のラストステージとあり、“継承”を印象づけるライブとなった。
後輩メンバーたちは和田のリハーサルやライブ前の気配りエピソードを次々と明かし、MCや煽りを担当した林は「今回12人のうち半分が4期生なんですよ。だから私たちも本当に甘えてばっかりじゃいけないし、もっともっと頑張らなきゃいけない。うまくやろうと意識しすぎなくらい6公演やってきて、きょうが一番煽りも気持ちが乗ってできた気がします。まあやさんが最後なのが信じられなくて寂しいんですけど、悔いがないと言えるくらい全力になれた6公演でした」と、受け継ぐ者の自覚を口にした。
目玉コーナー「乃木坂46 PLAYBACK FACTORY」では、なかなか披露する機会がないものの、思い入れの深い楽曲をメンバーが1曲厳選し、センターを担当した。ミュージカル『リトル・ゾンビガール』出演のため、この日『アンダーライブ』初登場となった伊藤理々杏は、生田絵梨花(OG)のパフォーマンスに憧れていたという「低体温のキス」をセンターで披露した。
和田は「欲望のリインカーネーション」を選び、目隠しパフォーマンスでも魅了。「この曲のオリジナルメンバーが私とひなちま(樋口日奈)だけなんですね。私たちは30枚目シングルが最後ということで、ひなちまの気持ちを思いながら、この曲にしました」と選曲理由を明かした。
本編ラストの曲を披露する前に、和田がファンにあいさつ。生まれてすぐ大きな病気をしたことを打ち明けると、「明日が来るって当たり前じゃないなと、私は誰よりも強く心の中で思っていて、こうしてみんなと出会えてよかった」と万感を込めた。「最後こんなにすてきなステージを用意してもらって、集まってくれてとても感謝しています、ありがとうございます」と伝えた和田は、この日2回目の「Under's Love」で本編を締めくくった。
アンコールでは、サイリウムカラーの黄色とオレンジを基調としたドレスを着て登場し、初選抜曲の8thシングル「気づいたら片想い」をメンバーとともに歌唱。続いて2ndシングル収録のアンダー曲「狼に口笛を」、1stシングル収録曲で実質最初のアンダー曲「左胸の勇気」と続け、初期からのファンの胸を熱くさせた。
間奏中には後輩メンバーが一人ひとり、和田に黄色のチューリップをプレゼントするサプライズも。涙が止まらない後輩たちに「3期生、4期生、いっぱい悩み事があって、でも悩んでるってことは前に進もうとしている証拠。舞台に立つときも緊張してどうしようと言っているのも、このステージにかけているからこそ。まだまだこれから先、つらいこともいっぱいあると思うけど、みんなのことを信じてこれからも頑張ってくれたら」とエール。ファンに向けては「後悔ないくらい出し切って、みんなに恩返しできたかなと思います」と伝えた。
メンバーを代表して向井は「私たちにとって、まあちゃんはすごく大きな存在で、たくさんたくさん助けてもらいました。私は、まあちゃんがいなかったら、もうここにはいないかもしれないっていうくらいたくさん助けられました。多分、そういう子はたくさんいると思います」と号泣。
続けて「私たち11人はまあちゃんを送り出すことのできるメンバーだと思うと、すごく誇りに思います。長い間たくさんつらいことも悲しいこともあったかもしれないけど、そういうのを全然出さない強さとか優しさが、乃木坂を作ったんだなと思うと、これからも私たちがつながないといけないって思います。まあちゃんが守ってきたこの場所を、葉月たちが守り続けるから、これからもずっと乃木坂を好きでいてください。まあちゃん本当にありがとう」と想いを伝えた。
メンバーとファンに感謝した和田は、ライブラストの定番曲「乃木坂の詩」を歌い終え、深々と一礼。顔を上げると、ファンが一斉に「Thank You まあや」のメッセージを掲げた。和田は涙をぬぐいながら「うれしい…幸せすぎてどうしよう…うれしすぎて何て言っていいかわからない」と幸せをかみしめた。
鳴り止まない拍手に応え、ダブルアンコールに突入。11人で「他人のそら似」を歌い終えると、和田はマイクを通さずに感謝を伝えてラストライブに幕を下ろした。
■『乃木坂46 30thSGアンダーライブ』セットリスト
OVERTURE
01. Under's Love
02. 不等号
03. 自由の彼方
04. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
05. ポピパッパパー
06. Against
07. 〜Do my best〜じゃ意味はない
08. ワタボコリ
09. 音が出ないギター
【寸劇】
10. 無表情(RAP Ver.)
11. 口約束
12. 低体温のキス
13. 欲望のリインカーネーション
14. 私のために 誰かのために
15. 生まれたままで
16. 口ほどにもないKISS
17. 錆びたコンパス
18. Wilderness world
19. ありがちな恋愛
20. 世界で一番 孤独なLover
21. 制服のマネキン
22. 日常
23. Under's Love
【アンコール】
EN1. 気づいたら片想い
EN2. 狼に口笛を
EN3. 左胸の勇気
EN4. 乃木坂の詩
【Wアンコール】
WEN1. 他人のそら似
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2022/10/06