シリーズ累計動員556万人を誇る人気バトルアクション映画シリーズ『HiGH&LOW』の最新作『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』が9月9日、公開となる。前作同様、『HiGH&LOW』と高橋ヒロシ(高は”はしごだか”)原作の漫画『クローズ』『WORST』とのクロスオーバーとなる本作では、SWORD地区最凶の不良高校・鬼邪高校をはじめ、数々の不良たちが頂点を目指して激しいバトルを繰り広げる。本作に出演する花岡楓士雄役の川村壱馬、高城司役の吉野北人、轟洋介役の前田公輝、小田島有剣役の塩野瑛久が仲良しトークを展開した。
■台本以上の“良い空気”を体感「前作を経たからこその人間関係に注目して」
――みなさん前シリーズからの続投ですが、本作ならではの見どころを教えてください。
川村:鬼邪高の空気感ですね。前作はまだ学校内での“いがみ合い”もあって一枚岩になっていなかったのですが、今回は最初からみんなの関係値がすごくいい状態からスタートしているんです。だからこそ友情にグッとくると思います。
吉野:『HiGH&LOW』と言えばアクションだと思うのですが、今回はいつも以上に多いです。僕の演じる司も前作の倍以上アクションシーンがあるので、ハラハラしながら観ていただけると思います。
前田:鬼邪高の面々は個々のキャラが立っているのと、これまで過ごしてきた時間があるからこその化学反応が見どころかなと。それに相対する鳳仙学園や鈴蘭男子高校など、それぞれの高校の色も非常にはっきりしているので、推しを見つけてもらうような楽しみ方もあると思います。
塩野:僕はこの4人のなかでは、唯一鬼邪高ではなく鳳仙学園なので、(上田)佐智雄不在の鳳仙が、どう物語に絡んでいくのかというところに注目していただけるとうれしいですね。
――アクションシーンもさらに激しさを増している印象を受けましたが、撮影はいかがでしたか?
前田:確かに撮影は大変でしたが、終わってみたら楽しかったという感情に集約される気がします。
川村:本当にそんな感じでしたね。
前田:こんなご時世だったので、スケジュール的にゆとりがある撮影ではなくて。振り返ってみるとすごく凝縮されて充実していました。ネタバレできないので詳細は話せませんが、鬼邪高のプールサイドのシーン、すごく楽しくなかった?
吉野:本当に楽しかった! みんな楽しんでいましたよね。
前田:台本読んだとき、ある程度イメージはできていたのですが、それ以上の空気感だったよね。すごく雰囲気が良くて、いいシーンになったと思います。
塩野:それは、はたから見ていても感じました。やっぱり前回を経験したからこそのチームワークと言うか、みんなのキャラの愛くるしい部分がしっかり出ていて、本当に楽しそうだった。
前田:僕の演じる轟は、キャラじゃないから笑えなかったけれど、心のなかでは楽しいなって思っていたんです(笑)。つるまないのが“鬼邪高の色”だったりするけど、そのなかであんな雰囲気が出せたというのは、新しい発見でしたね。
川村:カメラ回ってないときでもずっと笑っていたくらい楽しかったですね。
■俳優としてアーティストも多数出演「中本悠太(NCT 127・YUTA)も三山凌輝(BE:FIRST・RYOKI)もフランクですぐ仲良くなれた」
――楓士雄と司のシーンも、前作の関係性を踏まえてのやりやすさがありましたか?
吉野:一回拳を交えたからこその……というのはあるかもしれませんね。
川村:グループ(THE RAMPAGE)でも、2人は鬼邪高にいるときと似たような感じの立ち位置でもあるので、すんなりと作品に入れているのはあるかもしれませんね。なにかスイッチを入れて……みたいな感覚はあまりないですね。
前田:アーティストのときと俳優のときでスイッチ入れ替えている感じがないの?
川村・吉野:うん、あまりないかも。
前田:えー!? 楓士雄絶対踊らなさそうだし、司も絶対ライブで煽ったりしなさそうじゃん。意識して切り替えないで、あんな別人格になれるの?
川村・吉野:(顔を見合わせ)そこまで意識していないかも。
前田:それはすごい才能だよね? 瀬ノ門工業高校最強の男・須嵜亮を演じた悠太(NCT127・YUTA)も2人に似ている境遇だと思うんだけれど、とてもほぼ初めての演技とは思えなかった。
――いまお話に出た瀬ノ門の中本悠太(NCT 127・YUTA)さんと、その頭である天下井公平役の三山凌輝(BE:FIRST・RYOKI)さんとのお芝居はいかがでしたか?
川村:役では対立する関係性でしたが、割とすんなり仲良くなれました。僕は人見知りなところもあるんですけど、2人ともフランクに話しかけてくれて。良い関係性を築けたので、撮影もやりやすかったです。
塩野:楓士雄と須嵜の戦いはすごく良かったね。魂と魂のぶつけ合いみたいで。僕と公輝くんも脇で見ていて「すごいね」って話していましたよね。
前田:つい「すごい」って口から出てしまった(笑)。それくらい良いシーンでした。
――三山凌輝(BE:FIRST・RYOKI)さんや中本悠太(NCT 127・YUTA)さんなど、アーティストが演じるという部分で、川村さんは共通点があるなと感じたことはありましたか?
川村:あまりそういう意識はなかったですね。「アーティストの人だ!」という感覚よりは、ひとりの人間として接していたので。悠太(NCT 127・YUTA)くんは僕と同じ大阪出身で、年齢もひとつしか違わないので、大阪の兄ちゃんみたいな感じでした。凌輝(BE:FIRST・RYOKI)くんはコミュニケーション能力の高い方で、最初からすごくフレンドリーだったのでありがたかったです。
前田:関西弁出ていたよね。
――お話を聞いていると、ハードな映画ですが、現場はとても楽しい雰囲気だったのですね?
前田:緊張感があるシーンが多かったからこそ、本番以外はみんなリラックスして楽しんでいたんだと思います。ずっと張り詰めていたら身体壊しちゃいそうですからね(笑)。
■「入れ替わりたいのはだれ?」という質問で相思相愛!?
――楽しいお話ありがとうございました。ちなみに、これだけのイケメンが4人も揃っているということで、もしこの4人の中で1日だけ入れ替われるなら、誰になってみたいかを聞いてもよろしいでしょうか?
(“せーの”で指さしをしてもらった結果、川村は塩野に、塩野は川村に、吉野は前田に、前田は吉野に)
前田:えー、すごくない? 相思相愛じゃない? カップル成立だね。
――それぞれ理由をお聞かせください。
前田:僕の中で、普段の生活がいちばん想像できないのが北ちゃんなんですよね。北ちゃんの持つ柔らかさや漂わせる雰囲気を味わってみたいですね。あとはさきほど撮影したときの写真を見たら、可愛くて可愛くて(笑)。
吉野:僕も似たような感じです。公輝くんって、おしゃべり上手で周囲を盛り上げてくれる、僕にはないものを持っているので、変わってみたいなと。僕は本当に盛り上げるのが苦手なので。絶対モテるじゃないですか。
吉野:僕は、公輝くんは轟のイメージから入っているので、普段の明るいイメージのギャップも大好き。すごく惹かれますね。
――川村さんは塩野さんになりたい?
川村:外見はもちろん、心の部分でもすごくきれいな人だなと思って。瑛くんは本当に大人な感じなんですよね。2人でいて、まったくしゃべらなくても全然苦にならないほど自然でいられる人なので、なんかその大人っぽさがどこから来るのか探ってみたいなと。
塩野:でも最近はもうちょっとはっちゃけようと意識しているんだよね。初々しさを取り戻したいというか(笑)。
――塩野さんはなぜ川村さんに?
塩野:僕は男として尊敬しています。すごく大好きというのが前提にあるのですが、アーティストとしてステージの真ん中に立っている姿が圧倒的な存在感なんですよね。それって出そうと思っても出ないものだと思っていて、そういう自分にないものを経験してみたいなというのはありますね。きっとすごく気持ちいいんだろうなって(笑)。
取材・文/磯部正和
写真/MitsuruYamazaki
『HiGH&LOW THE WORST X』 2022年9月9日(金)全国公開 公式サイト:https://www.high-low.jp/movies/theworst-x/ 配給/松竹 ★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
■台本以上の“良い空気”を体感「前作を経たからこその人間関係に注目して」
――みなさん前シリーズからの続投ですが、本作ならではの見どころを教えてください。
川村:鬼邪高の空気感ですね。前作はまだ学校内での“いがみ合い”もあって一枚岩になっていなかったのですが、今回は最初からみんなの関係値がすごくいい状態からスタートしているんです。だからこそ友情にグッとくると思います。
吉野:『HiGH&LOW』と言えばアクションだと思うのですが、今回はいつも以上に多いです。僕の演じる司も前作の倍以上アクションシーンがあるので、ハラハラしながら観ていただけると思います。
前田:鬼邪高の面々は個々のキャラが立っているのと、これまで過ごしてきた時間があるからこその化学反応が見どころかなと。それに相対する鳳仙学園や鈴蘭男子高校など、それぞれの高校の色も非常にはっきりしているので、推しを見つけてもらうような楽しみ方もあると思います。
塩野:僕はこの4人のなかでは、唯一鬼邪高ではなく鳳仙学園なので、(上田)佐智雄不在の鳳仙が、どう物語に絡んでいくのかというところに注目していただけるとうれしいですね。
――アクションシーンもさらに激しさを増している印象を受けましたが、撮影はいかがでしたか?
前田:確かに撮影は大変でしたが、終わってみたら楽しかったという感情に集約される気がします。
川村:本当にそんな感じでしたね。
前田:こんなご時世だったので、スケジュール的にゆとりがある撮影ではなくて。振り返ってみるとすごく凝縮されて充実していました。ネタバレできないので詳細は話せませんが、鬼邪高のプールサイドのシーン、すごく楽しくなかった?
吉野:本当に楽しかった! みんな楽しんでいましたよね。
前田:台本読んだとき、ある程度イメージはできていたのですが、それ以上の空気感だったよね。すごく雰囲気が良くて、いいシーンになったと思います。
塩野:それは、はたから見ていても感じました。やっぱり前回を経験したからこそのチームワークと言うか、みんなのキャラの愛くるしい部分がしっかり出ていて、本当に楽しそうだった。
前田:僕の演じる轟は、キャラじゃないから笑えなかったけれど、心のなかでは楽しいなって思っていたんです(笑)。つるまないのが“鬼邪高の色”だったりするけど、そのなかであんな雰囲気が出せたというのは、新しい発見でしたね。
川村:カメラ回ってないときでもずっと笑っていたくらい楽しかったですね。
■俳優としてアーティストも多数出演「中本悠太(NCT 127・YUTA)も三山凌輝(BE:FIRST・RYOKI)もフランクですぐ仲良くなれた」
――楓士雄と司のシーンも、前作の関係性を踏まえてのやりやすさがありましたか?
吉野:一回拳を交えたからこその……というのはあるかもしれませんね。
川村:グループ(THE RAMPAGE)でも、2人は鬼邪高にいるときと似たような感じの立ち位置でもあるので、すんなりと作品に入れているのはあるかもしれませんね。なにかスイッチを入れて……みたいな感覚はあまりないですね。
前田:アーティストのときと俳優のときでスイッチ入れ替えている感じがないの?
川村・吉野:うん、あまりないかも。
前田:えー!? 楓士雄絶対踊らなさそうだし、司も絶対ライブで煽ったりしなさそうじゃん。意識して切り替えないで、あんな別人格になれるの?
川村・吉野:(顔を見合わせ)そこまで意識していないかも。
前田:それはすごい才能だよね? 瀬ノ門工業高校最強の男・須嵜亮を演じた悠太(NCT127・YUTA)も2人に似ている境遇だと思うんだけれど、とてもほぼ初めての演技とは思えなかった。
――いまお話に出た瀬ノ門の中本悠太(NCT 127・YUTA)さんと、その頭である天下井公平役の三山凌輝(BE:FIRST・RYOKI)さんとのお芝居はいかがでしたか?
川村:役では対立する関係性でしたが、割とすんなり仲良くなれました。僕は人見知りなところもあるんですけど、2人ともフランクに話しかけてくれて。良い関係性を築けたので、撮影もやりやすかったです。
塩野:楓士雄と須嵜の戦いはすごく良かったね。魂と魂のぶつけ合いみたいで。僕と公輝くんも脇で見ていて「すごいね」って話していましたよね。
前田:つい「すごい」って口から出てしまった(笑)。それくらい良いシーンでした。
――三山凌輝(BE:FIRST・RYOKI)さんや中本悠太(NCT 127・YUTA)さんなど、アーティストが演じるという部分で、川村さんは共通点があるなと感じたことはありましたか?
川村:あまりそういう意識はなかったですね。「アーティストの人だ!」という感覚よりは、ひとりの人間として接していたので。悠太(NCT 127・YUTA)くんは僕と同じ大阪出身で、年齢もひとつしか違わないので、大阪の兄ちゃんみたいな感じでした。凌輝(BE:FIRST・RYOKI)くんはコミュニケーション能力の高い方で、最初からすごくフレンドリーだったのでありがたかったです。
前田:関西弁出ていたよね。
――お話を聞いていると、ハードな映画ですが、現場はとても楽しい雰囲気だったのですね?
前田:緊張感があるシーンが多かったからこそ、本番以外はみんなリラックスして楽しんでいたんだと思います。ずっと張り詰めていたら身体壊しちゃいそうですからね(笑)。
■「入れ替わりたいのはだれ?」という質問で相思相愛!?
――楽しいお話ありがとうございました。ちなみに、これだけのイケメンが4人も揃っているということで、もしこの4人の中で1日だけ入れ替われるなら、誰になってみたいかを聞いてもよろしいでしょうか?
(“せーの”で指さしをしてもらった結果、川村は塩野に、塩野は川村に、吉野は前田に、前田は吉野に)
前田:えー、すごくない? 相思相愛じゃない? カップル成立だね。
――それぞれ理由をお聞かせください。
前田:僕の中で、普段の生活がいちばん想像できないのが北ちゃんなんですよね。北ちゃんの持つ柔らかさや漂わせる雰囲気を味わってみたいですね。あとはさきほど撮影したときの写真を見たら、可愛くて可愛くて(笑)。
吉野:僕も似たような感じです。公輝くんって、おしゃべり上手で周囲を盛り上げてくれる、僕にはないものを持っているので、変わってみたいなと。僕は本当に盛り上げるのが苦手なので。絶対モテるじゃないですか。
吉野:僕は、公輝くんは轟のイメージから入っているので、普段の明るいイメージのギャップも大好き。すごく惹かれますね。
――川村さんは塩野さんになりたい?
川村:外見はもちろん、心の部分でもすごくきれいな人だなと思って。瑛くんは本当に大人な感じなんですよね。2人でいて、まったくしゃべらなくても全然苦にならないほど自然でいられる人なので、なんかその大人っぽさがどこから来るのか探ってみたいなと。
塩野:でも最近はもうちょっとはっちゃけようと意識しているんだよね。初々しさを取り戻したいというか(笑)。
――塩野さんはなぜ川村さんに?
塩野:僕は男として尊敬しています。すごく大好きというのが前提にあるのですが、アーティストとしてステージの真ん中に立っている姿が圧倒的な存在感なんですよね。それって出そうと思っても出ないものだと思っていて、そういう自分にないものを経験してみたいなというのはありますね。きっとすごく気持ちいいんだろうなって(笑)。
取材・文/磯部正和
写真/MitsuruYamazaki
『HiGH&LOW THE WORST X』 2022年9月9日(金)全国公開 公式サイト:https://www.high-low.jp/movies/theworst-x/ 配給/松竹 ★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
コメントする・見る
2022/08/30