「賞味期限ギリギリの僕たちがSKYEの力でどんなおいしい料理になったのか、ゆっくり楽しんでください」と「HOTEL PACIFIC」を歌い終えた後に岩澤幸矢がMC。季節を超えて湘南の風を届けてくれる兄弟デュオ、ブレッド&バターのライブが、4月9日、東京・六本木ビルボードLIVEで行われたが、そこに吹く風はいつもの爽やかさにプラスして、より心地よいグルーヴを感じるものだった。
■SKYEの選曲は代表曲が揃った誰もが楽しめる内容
今回のライブは、2020年に行われた50周年スペシャルコンサートでもバックをつとめたSKYEが選曲やアレンジを行ったもの。SKYEは今や日本を代表するミュージシャンの鈴木茂、小原礼、林立夫がアマチュア時代に結成していたバンド。その3人に松任谷正隆が加わり、2019年に再結成した。そのSKYEがどんな形でブレッド&バターを料理するのか、客席の期待度が高まる中、ライブはSKYEのインスト曲からスタートし、ブレッド&バターが登場した。
この日のファッションは、兄の幸矢はブルーのアロハシャツ、弟の二弓はイエローのコットンシャツ。いつものように特に着飾らないラフなスタイルで、「MONDAY MORNING」「あの頃のまま」などの代表曲を歌っていく。兄・幸矢の海辺の朝を思わせるような繊細な歌声、弟・二弓の夏の日差しのような力強い歌声、80歳間近の今でも昔と変わらない。彼らが歌い始めると一瞬にしてライブハウスの空気がレイドバックする。バックをつとめるSKYEの面々は、歌声が心地よく客席に届く絶妙な音作りでライブ空間を盛り上げる。世界が70年代に戻ったような感覚で、ファンも笑顔でステージを見つめている。その感じがとても良いのだ。
■さまざまな人生の流れを感じさせてくれるのがブレバタの魅力
ブレッド&バターの音楽人生にはさまざまなドラマがあったに違いない。そう感じさせてくれる2人の歌声は、この日も変わらない。今は亡き岸部シローとの想い出を語りながら歌った「野生の馬」の前のMCではこんな思い出を話した。
「シローも僕たちもCSN&Yが好きで、ユニットを組んだんです。当時、イギリスの人気ロックバンド・フリーが来日公演を行った時に前座をやりました。そこで、“俺たちのレコードは350円で買えるから、帰りに買ってくれ”ってトークで言ったら、客席から“帰れ!”コールが巻き起こって…」
“帰れコール”の走りなのか。こんな伝説的なMCもレジェンドアーティストならではだ。
ステージはアンコールも含めて70分弱。アンコール曲の「ピンクシャドウ」が最高の盛り上がりを見せただけに、アンコール1曲のみのさっぱりしたエンディングに物足りなさを覚えたファンもいたようだ。最後に2人だけで本編では歌われなかった曲を1曲歌うようなエンディングになれば、さらに客席の満足度は高まったに違いない。いずれにしても、常に変わらない湘南の風を運んでくれるブレッド&バターの音楽は、また聴きたくなる魔力を持っている。
■昔の仲間と今も気持ち良い時間を過ごせて幸せです
ステージを終えた2人は以下のようにコメントを寄せてくれた。
「みんな、ティーンエイジャーの頃から知っている仲で、彼らも70歳を過ぎたけど、今でも新しいものを追い求めてるということを、ますます感じています。それは 僕らにとってもうれしいことだし、一緒に演奏するステージはお互いにとって励みになっているのかな」(幸矢)
「ジャパニーズポップスの発展期だった70年代、80年代にSKYEのメンバーと仲良く過ごしていた時代があって、それから数十年経って彼らがレジェンドと呼ばれる今もまた楽しく気持ち良い時間を過ごせてとても幸せです」(二弓)
なお、同公演は4月17日に大阪、5月15日に横浜でも行われる。
■SKYEの選曲は代表曲が揃った誰もが楽しめる内容
今回のライブは、2020年に行われた50周年スペシャルコンサートでもバックをつとめたSKYEが選曲やアレンジを行ったもの。SKYEは今や日本を代表するミュージシャンの鈴木茂、小原礼、林立夫がアマチュア時代に結成していたバンド。その3人に松任谷正隆が加わり、2019年に再結成した。そのSKYEがどんな形でブレッド&バターを料理するのか、客席の期待度が高まる中、ライブはSKYEのインスト曲からスタートし、ブレッド&バターが登場した。
■さまざまな人生の流れを感じさせてくれるのがブレバタの魅力
ブレッド&バターの音楽人生にはさまざまなドラマがあったに違いない。そう感じさせてくれる2人の歌声は、この日も変わらない。今は亡き岸部シローとの想い出を語りながら歌った「野生の馬」の前のMCではこんな思い出を話した。
「シローも僕たちもCSN&Yが好きで、ユニットを組んだんです。当時、イギリスの人気ロックバンド・フリーが来日公演を行った時に前座をやりました。そこで、“俺たちのレコードは350円で買えるから、帰りに買ってくれ”ってトークで言ったら、客席から“帰れ!”コールが巻き起こって…」
“帰れコール”の走りなのか。こんな伝説的なMCもレジェンドアーティストならではだ。
ステージはアンコールも含めて70分弱。アンコール曲の「ピンクシャドウ」が最高の盛り上がりを見せただけに、アンコール1曲のみのさっぱりしたエンディングに物足りなさを覚えたファンもいたようだ。最後に2人だけで本編では歌われなかった曲を1曲歌うようなエンディングになれば、さらに客席の満足度は高まったに違いない。いずれにしても、常に変わらない湘南の風を運んでくれるブレッド&バターの音楽は、また聴きたくなる魔力を持っている。
■昔の仲間と今も気持ち良い時間を過ごせて幸せです
ステージを終えた2人は以下のようにコメントを寄せてくれた。
「みんな、ティーンエイジャーの頃から知っている仲で、彼らも70歳を過ぎたけど、今でも新しいものを追い求めてるということを、ますます感じています。それは 僕らにとってもうれしいことだし、一緒に演奏するステージはお互いにとって励みになっているのかな」(幸矢)
「ジャパニーズポップスの発展期だった70年代、80年代にSKYEのメンバーと仲良く過ごしていた時代があって、それから数十年経って彼らがレジェンドと呼ばれる今もまた楽しく気持ち良い時間を過ごせてとても幸せです」(二弓)
なお、同公演は4月17日に大阪、5月15日に横浜でも行われる。
2022/04/13





