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デビュー30周年の葉加瀬太郎、全国ツアーに向け意気込み「旗を振りながら進んでいく」

 ヴァイオリニスト・葉加瀬太郎が18日の東京・オリンパスホール八王子公演を皮切りに、「コンサートツアー2020『FRONTIERS』」を開催する。これに先駆け、前日の17日に公開リハーサルを行った。

「日医工 創立55周年特別協賛 葉加瀬太郎 コンサートツアー2020『FRONTIERS』」公開リハーサルで演奏できる喜びを噛みしめる葉加瀬太郎

「日医工 創立55周年特別協賛 葉加瀬太郎 コンサートツアー2020『FRONTIERS』」公開リハーサルで演奏できる喜びを噛みしめる葉加瀬太郎

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 2020年は、葉加瀬にとってデビュー30周年の記念すべき年。このアニヴァーサリー・イヤーに向けて、さまざまな企画を準備していたが、新型コロナウイルスの影響で全て中断を余儀なくされた。 

 「今年はデビュー30周年ということで、春にクラシカルな内容の全国ツアーを予定していました。でも、それができなくなって、夏にいつも開催している野外でのイベントも中止に。もともとは春にクラシカルなコンサートをやるので、それとは対照的な小編成でのジャズっぽいアルバムを作ろうと去年から計画していたんです。でも、新型コロナウィルスの影響でいろんなことができなくなりました」

 そんな中、「こんな時だからこそ、みなさんに元気をお届けするアルバム作りとライヴ作りをしよう」と、気持ちを切り替えて生まれたのが、9月2日にリリースされたアルバム『FRONTIERS』だ。

 「みんなが閉塞感を抱えて生活しているわけですよね。だったら、元気付けるというか、『信じれば頑張れる!』と鼓舞するアルバムにしようと思ったんです。4月から曲を作り始め、6月からミュージシャンと一緒にスタジオに入ってレコーディングし、9月にアルバム『FRONTIERS』をリリースすることができました」
 
 今回のツアーは、この『FRONTIERS』を引っ提げてのツアー。「START!」「Manta’s Song」といった新作に収録されている楽曲をメインにセットリストも構成されている。

 「手前味噌ですが、ヴァイオリン1本でデビューしてから30年。僕ほどバイオリン弾きの中でいろんな音楽を取り入れて、音楽の旅をしてきた人はいないと思っています。日本語で言うと“開拓者”ということになりますが、30周年を迎えて、改めて意思表示みたいな感じですね。誰も行ったことのないところへ『あっちに行けば楽しいことがあるかもしれない!』って、旗を振りながら進んでいく。そういう音楽、そういうステージを作りたくて、アルバムとツアーに『FRONTIERS』というタイトルを付けました」

 1990年にKRYZLER&KOMPANYのヴァイオリニストとしてデビューし、セリーヌ・ディオンとの共演など、日本だけでなくワールドワイドに活躍。1996年KRYZLER&KOMPANYを解散した後はソロ活動をスタートさせ、2002年には自身が音楽総監督を務めるレーベル”HATS(ハッツ)”を設立。2007年秋から原点回帰をテーマにロンドンへ拠点を移し、活動の幅を広げていった。1年を通して100本近い公演を毎年行い、2018年にはソロのバイオリニストとして史上初の日本武道館単独公演を成功させる。まさに”開拓者”の名にふさわしい活躍を見せてきた。

 そして、デビュー30周年という大きな節目を迎え、今回のコンサートにはこれまでに築き上げた葉加瀬太郎の音楽世界を凝縮。ステイホーム中、多くの楽曲を作り、音楽としっかり向きあったという葉加瀬。今回のツアーに臨む思いは、やはりいつもとは違うようだ。

 「具体的なアイデアももちろんありますけど、それを遥かに超える“演奏できる喜び”や“コンサート会場で演奏できることの大切さ”を感じています。久しぶりに楽屋に入った時に気持ちが引き締まりましたし、会場で一音出した時に『これだったんだ!』って気持ちになりました」

 本番を目前にした今の心境を聞いてみると「緊張しています」という答えが返ってきた。

 「明日を迎えてみないと分からないことも多いですし、一年近くステージを踏まなかったというのはこれまでになかったことなので、もちろん期待はありますけど、同じぐらいに不安もあります。すごく緊張してます(笑)」

 最後に、ツアーに向けての意気込みとファンへのメッセージを伝える。

 「これも毎年言ってることですけど、自分では今までで一番素晴らしいショーが出来ている気がしているので自信をもって初日を迎えられます。来てくださるお客様も、この状況ですから座席を一つ空けて座っていただいたり、いつもだったら振って楽しんでもらってるハカセンスという扇子もなかったり、形が違うところもたくさんあります。それでも、劇場でのコンサートも人生の中で必要なものだということを確認していただけたらうれしいです」

 同コンサートツアーは、東京での9月18日(金)・19日(土)のオリンパスホール八王子のほか、11月10日(火)・11日(水)のBunkamuraオーチャードホール、12月18日(金)〜20日(日)のNHKホールを含め、12月26日(土)の福岡サンパレスまで全43公演が予定されている。

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  • 今回のツアーは、9月2日にリリースした『FRONTIERS』を引っ提げてのツアー
  • 今年デビュー30周年という大きな節目を迎えた

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