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氷川きよしデビュー20周年「最上の船頭」日本作詩大賞受賞

 歌手の氷川きよしが歌う「最上の船頭」(作詩:松岡弘一)が14日、「第52回日本作詩大賞」を受賞した。デビュー20周年の氷川が同大賞を受賞するのは5作目となる。授賞式の模様はBSテレ東で生放送された。

「第52回日本作詩大賞」受賞の松岡弘一氏のとなりで「最上の船頭」を熱唱する氷川きよし

「第52回日本作詩大賞」受賞の松岡弘一氏のとなりで「最上の船頭」を熱唱する氷川きよし

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 日本作詩大賞は、曲や歌手ではなく“作詩”を対象とした唯一無二の賞。昭和43年(1968年)にはじまり、半世紀以上の歴史を誇る。

 松岡氏は、氷川のデビューシングル「箱根八里の半次郎」で第33回日本作詩大賞を受賞した松井由利夫さん(故人)から「詞を書いてみない?」と言われたのがきっかけで作詩家を目指したという。今回、初めて氷川に提供した詩で大賞を受賞し、「20年で氷川さんにたどり着けたのは奇跡」と感慨もひとしおの様子だった。

 授賞式では、松岡氏のとなりで、改めて「最上の船頭」を歌い上げた氷川。松岡氏の背中を優しくなでて祝福し、「涙が出ます…松井先生と松岡先生のお話を聞くと…ご縁を感じますし、胸にぐっとくるものがありました」と、自身も感極まった様子。「若い2人を歌ったロマンチックな世界ですけど、自分的にも”これから船が出るよ! 21年目がスタートするよ”という気持ちになりますし、2人の恋を応援する船頭さんの優しさ、慈愛、真心を伝えていける作品なので、大切に一生歌っていきたいなと思います」と、話していた。

 また、氷川は「2020年は、芸能生活 21年目に入ります。今日の作詩大賞で松岡先生の作品が受賞したこともありますし、2020年もいいスタートが切れそうだなと思います。頑張っていきたいです!」と、意気込みを新たにしていた。

 今年は17のノミネート作品の中から作詩大賞のほか、優秀作品賞に坂本冬美が歌う「俺でいいのか」の吉田旺氏、市川由紀乃が歌う「雪恋華」の石原信一氏。最優秀新人賞に石原詢子が歌う「ひとり酔いたくて」の吉井省一氏、優秀新人賞に同じく石原が歌う「大阪おかん」の茂木けんじ氏が受賞した。

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  • 「第52回日本作詩大賞」受賞の松岡弘一氏のとなりで「最上の船頭」を熱唱する氷川きよし
  • 氷川きよしの歌が日本作詩大賞を受賞するのは5度目
  • 「第52回日本作詩大賞」坂本冬美が歌う「俺でいいのか」で優秀作品賞を受賞した吉田旺氏
  • 「第52回日本作詩大賞」市川由紀乃が歌う「雪恋華」で優秀作品賞を受賞した石原信一氏

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