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南こうせつ、『サマーピクニック』で長渕剛と34年ぶり共演「長渕も大人になったんだな」

 デビュー50周年を迎えた歌手・南こうせつ(70)が“古希”を記念して28日、福岡・海の中道海浜公園野外劇場で『サマーピクニック〜さよなら、またね〜』を開催。途中、雨に見舞われながら、6時間にわたってステージを繰り広げた。

「サマーピクニック」で34年ぶりに共演した(左から)南こうせつと長渕剛

「サマーピクニック」で34年ぶりに共演した(左から)南こうせつと長渕剛

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 『サマーピクニック』は、南が1981年に熊本でスタートし、90年まで10年連続で福岡、大分など九州各地で行ってきた野外コンサート。99年、2009年、14年にも復活してきたが、今回、ファンの声援に押され「年齢的にも、これが本当の最後」という気持ちで臨んだ。

 今回は、海援隊加山雄三(82)、BEGINももいろクローバーZ森山良子(71)らがゲストとして駆けつけるなか、会場が大きく盛り上がったのが、南と長渕剛(62)の共演だった。

 南は、デビュー前から長渕を応援し、デビュー直後には自身のコンサートの前座として登場させるなど、弟分の長渕をバックアップ。さらに、南がパーソナリティーを務めたニッポン放送『オールナイトニッポン』では、長渕が弾き語りを披露するコーナーを設け、ブレイクのきっかけを作った。

 そんな恩人の南の古希を祝ってのスペシャルイベントとあって、「真っ先にいくことを決めた」と言う長渕は、「こうせつ先輩のコンサートを無視はできない」とし「こうせつ先輩のツアーでは約60ヶ所回り、その1つひとつで30分のステージをやらせてもらった。そう言った意味では、こうせつ先輩のファンに育ててもらったという感じはあります。だから、今回は来ないわけないじゃないですか」と南への恩義を口にした。

 『サマーピクニック』では、83年、85年に続いて34年ぶりに長渕と共演した南も、「まさか本当に来てくれるとは思わなかった」と喜び、「しかも、僕の前座をやったなんて自分から言うとは…、長渕も大人になったんだなって」と語った。ステージで長渕は、南と「とんぼ」を共演した他、「乾杯」「夏祭り」を力強く熱唱した。

 なお、このコンサートの模様は、『南こうせつ サマーピクニックファイナル』として、NHK BS4Kで10月5日午後1時から5時間にわたる放送が決定。NHK BSプレミアムでは、11月10日に放送される。

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