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指原莉乃、運営に切実な訴え「全てを一からやり直さなければ」

 アイドルグループ・HKT48指原莉乃が28日、横浜スタジアムで卒業コンサートを行い、11年半に及ぶアイドル人生を華々しく終えた。終演後の囲み取材でも「11年間ひっくるめてすごく楽しかったと胸を張って言えます」「本当に悔いはない」と晴れやかに語ったが、AKB48グループへの心残りを聞かれると笑顔は消え、NGT48の騒動に言及した。

卒業コンサート後、囲み取材に応じた指原莉乃 (C)ORICON NewS inc.

卒業コンサート後、囲み取材に応じた指原莉乃 (C)ORICON NewS inc.

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 指原が4月28日をもってグループ卒業を発表したのが昨年12月15日。NGT48の山口真帆が男性2人に暴行被害を受けたことを動画配信やツイッターで告発したのが1月8日深夜から9日にかけて。「タイミングがちょうど重なって…」と卒業までに騒動が収束しなかったことに悔しさをにじませた。

 HKT48とNGT48は同じ運営会社とあって他人事ではなく、「改善の余地どころか、全てをまた一から作り直してやっていかなきゃいけない」と運営に抜本的な改善を求めた。実際に自身も「会社の人たちにどうしたらいいのか、こうすることはできないのか、ああすることはできないのかと、何度も声を上げた」と明かした。

 しかし、今月21日には被害者である山口が《社長には『不起訴になったことで事件じゃないということだ』と言われ、そして今は『会社を攻撃する加害者だ』とまで言われています》などと明かしたえで、NGT48卒業を発表。山口と運営の溝は深まるばかりで解決の糸口すら見つからず、指原は「もちろん私一人の力で動くようなものではないんだなと、改めて社会、会社というものの厳しさに気づきました」と落胆した。

 それでも「これから本気で変えたいんだったら、全てを一からやり直さなければいけないと思っているので、私にできることがあれば手伝いたいと思っています」と、卒業後も手助けすることを明言。そして、「悔いがないと言いましたが、それに関してはもっと自分が何かできなかったのかなと思います」と心残りを明かした。

 劇場支配人を兼務していた指原は卒業スピーチでも、まずは異例のマネージャー陣へのお願いから始めた。「特にマネージャー陣には、たくさん怒ってごめんなさい。みんなには感謝の気持ちもたくさんあるんですが、これからのHKTに関してお願いがあります」と切り出すと「メンバーのお話をちゃんと聞いてあげてください。メンバーみんな、人生をかけてアイドルになっています。だからこそ、みんなの話をしっかりと聞いてあげてほしいです」と切実に訴えた。

 「(メンバーが)間違ったことを言ってしまう場合もあります。その時は、目を見て一から何がいけないのか、わかるまで教えてあげてください。ワンマンになってはいけません。ファンを信じて、メンバーを信じて、一緒に進んでいってください。みんなでHKT48です」と続け、「これからも風通しのいいHKTでいてね」と託した。

 囲み取材でこのコメントの真意を聞かれた指原は「もともとHKTは比較的風通しがいいというか、相談したらいろんなことが通るチームではあると思うんですけど、やっぱり人間と人間なので、目を見て、話して、しっかりコミュニケーションを取るというのが大事」と強調していた。

関連写真

  • 卒業コンサート後、囲み取材に応じた指原莉乃 (C)ORICON NewS inc.
  • アイドル最後の日にウインクでVサインする指原莉乃 (C)ORICON NewS inc.
  • 卒業コンサート後、報道陣の囲み取材に応じた指原莉乃 (C)ORICON NewS inc.
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  • 卒業コンサート後、報道陣の囲み取材に応じた指原莉乃 (C)ORICON NewS inc.
  • 卒業コンサートで涙を浮かべながらスピーチする指原莉乃 (C)ORICON NewS inc.
  • 卒業コンサートのエンディングで映し出された指原莉乃のメッセージ (C)ORICON NewS inc.

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