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【オリコン平成ランキング】平成No.1のヒット曲はSMAP「世界に一つだけの花」 解散後も売上伸ばし300万枚突破

 SMAPのシングル「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」が、オリコンが発表した「平成30年シングルランキング」で1位を獲得した。累積売上は312.8万枚を記録した。本作は2016年1月にSMAPの解散報道が伝えられて以降、再びセールスを伸ばし、2016年2/1付では12年ぶりの週間TOP10入り。さらに同年12月31日の解散が伝えられた8月以降は、歴代シングルセールス記録を毎週のように更新し、2016年11/7付で歴代5位、2016年11/28付で歴代3位となり、2016年12/19付では歴代3作目、平成発売作品初となるトリプルミリオンを達成した。

平成No.1のヒット曲はSMAP「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」

平成No.1のヒット曲はSMAP「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」

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 「世界に一つだけの花」は、2003年3/17付で初週63.0万枚を売り上げ1位に初登場。以降、3週連続、通算7週で1位となり、セールスも初登場から2週目でミリオン、21週目の2003年8/4付でダブルミリオンを達成。その年の年間シングルランキングでも期間内売上210.9万枚で1位を獲得。同年の「年間カラオケランキング」でも1位となった。当時、この年間1位を受け、メンバーの中居正広は「出るタイミングだとかその時の日本の状況とかでこういう結果になったと思う。曲に恵まれたというのもありますし、いろんな運命的なものが(あった)」と、雑誌『weekly oricon』(2004/1/5・12合併号)のインタビューでコメントしている。

 「世界に一つだけの花」は、草なぎ剛主演ドラマ『僕の生きる道』(関西テレビ・フジテレビ系)の主題歌として2003年3月5日に発売。シンガー・ソングライターの槇原敬之が作詞作曲を手がけ、1人ひとりの個性を花に見立てた「NO.1よりオンリーワン」という歌詞に多くの人が共感。世代を超えた大きなヒットとなった。

 また、4月1日の新元号発表時には、安倍晋三内閣総理大臣が記者会見において本作について言及。「元号選定にあたっての『令和』を担う若い世代への思い」を聞かれ、「平成の時代のヒット曲に『世界に一つだけの花』という歌がありましたが、次の時代を担う若者たちが、明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる。そのような若者たちにとって希望に満ちあふれた日本を国民の皆さまと共につくり上げていきたいと思っています」とコメントし話題となった。まさに記録、記憶共に「平成」を代表し、「令和」へ橋渡しをする楽曲といえるだろう。

 なおTOP5は、2位にサザンオールスターズ「TSUNAMI」(推定累積売上枚数:293.6万枚)、3位に速水けんたろう茂森あゆみ,ひまわりキッズ,だんご合唱団「だんご3兄弟」(推定累積売上枚数:291.8万枚)、4位に米米CLUB「君がいるだけで/愛してる」(推定累積売上枚数:289.5万枚)、5位にCHAGEASKA「SAY YES」(推定累積売上枚数:282.2万枚)がランクインした。

※集計期間:1989年(平成元年)1/23付〜2019(平成31年)年4/8付(実質集計期間:1989年1月8日〜2019年3月31日)


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提供元:CONFIDENCE

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