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9nine、活動休止前ラストライブ 「絶対に解散しない」宣言残す

 4人組ガールズユニット・9nineが6日、東京・中野サンプラザで活動休止前最後のライブ『9nine one man live 2019 Forever 9nine』を開催。2000人のファンの大声援を浴びながら、13年半の歴史に一旦幕を下ろした。終演後には来場者に「NEVER BREAK UP(絶対に解散しない)」と大きく書かれたポストカードが配布された。

9nineが中野サンプラザで活動休止前最後のライブを開催(左から)佐武宇綺、西脇彩華、吉井香奈恵、村田寛奈

9nineが中野サンプラザで活動休止前最後のライブを開催(左から)佐武宇綺、西脇彩華、吉井香奈恵、村田寛奈

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 2005年9月に9人で結成され、女優の川島海荷も在籍(07年〜16年7月)していた9nineは今年2月27日、「メンバー一人ひとりが新しいことに挑戦し、責任を持って個人活動に取り組み、成長するべき」との理由で活動休止を発表。休止前最後のライブは「9nineのライブは楽しいもの」という原点に立ち返り、盛り上がり必至のシングル曲を中心にセットリストを構成した。

 大歓声に迎えられて登場した佐武宇綺(27)、西脇彩華(26)、吉井香奈恵(25)、村田寛奈(22)の4人が1目に選んだのは、最新シングル「願いの花」。立て続けにダンスナンバー「愛愛愛」をパフォーマンスし、会場の熱気を一気に上昇させた。

 ライブで楽しめる「THE MAGI9AL FES.」や、人気曲「少女トラベラー」、「チクタク☆2NITE」、「国道サマーラブ」などで一体感を作り上げ、ダンスメドレーを披露すると、クライマックスでは「Party9」「Cross Over」「Wonderful World」「SHINNING☆STAR」「Evolution No.9」を5曲連続で熱演した。

 ファンは9nineの楽曲の大合唱でアンコールを求めると、再びステージに戻ってきた4人は、9nineがメジャーデビューする際の課題曲だった「Fly」を熱唱。涙をこらえきれないファンの姿も見られた。「SMILE&TEARS」「流星のくちづけ」を披露したあとには、4人それぞれがファンにあいさつした。

 2010年に加入した吉井香奈恵は「私は歌手になりたいって夢があって、奇跡的に出会ったのが9nineで。そこからまたいろんな夢ができて、“ファン9”のみんなと一緒にかなえてきたなと思います」「多分自分の人生振り返ったときに、最初に浮かぶのがこの9年間じゃないかなって、私の人生の軸を作ってくれた」としみじみ。メンバーに向けて「3人が一緒にいてくれたから、今日まで強く生きてこれたし、幸せな毎日だったなって思います。だからまず3人に、ありがとうございました」と感謝し、「9nineは全てだったので、明日からは正直不安なところもあるのですが、人生は続くから、みんなとの絆を大事に、宝物にして、これからも一歩一歩人生を歩んでいきたいと思います」と語った。

 同じく10年加入の最年少・村田寛奈は「活動休止って何やねん!ってちょっと正直思ってるんですよ。ぶっちゃけ言いますけど」と笑いを交えつつ、「でもこの決断をしたのは私たち9nineであって…」と葛藤があることを明かした。「今日が迫ってくるにつれて、不安な気持ちとかもすごい実は自分の中でふつふつとなったんですけど、これからどうなっていくか、まだ明日からの予定なんて全然わかんないですけど、本気でこれからも9nineのために生きていこうと思いました。皆さんのおかげです。ありがとうございました」と想いを伝えた。

 結成メンバーの佐武宇綺は「私には夢がなくって、学校で勉強も嫌いで、将来の夢が全くなくって、やりたいこともなくって、そんな中、芸能界入って一番最初のお仕事が9nineで」と振り返り、「いつの間にかライブでみんなに会うのがすごく楽しくなって、みんなと一緒にいろんな景色を見ることが夢になって、ほんとに私の青春は9nineでした」と感慨深げ。「私も明日から何も予定を考えてないんで、ヒロロ(村田)と同じように、9nineのために、どんな形になろうが9nineのために生きていきたいと思います」と、声を詰まらせながらもグループ愛を強調した。

 同じく結成メンバーの西脇彩華は「自分たちはここまで突っ走ってきて、逆にここまで、活動休止とかそういうこともなく、こうやってやり続けられたことが奇跡みたいだなって思っていて。今回の活動休止は、いろんな思いが私たちメンバーの中にもありましたが、すごく前向きな捉え方を私は今できています。それは、今日に至るまでの皆さんの言葉だったり、笑顔だったり、そういうひとつひとつが、今の私の自信につながりました」とファンに感謝。「私たちはずっとみんなのことが大好きです。そして、みんなも私たちのことずっと大好きでいてくれると思います」とファンとの絆を再確認すると「今日は力強い第一歩の日だと思ってます。だから今日から元気に前に一歩を踏み出しましょう!」と呼びかけた。

 自己紹介ソング「9nine’o clock」に続いて、ラストナンバーは「colorful」。「何が起こっても絶対大丈夫だから」のフレーズから始まる人気曲を歌い、踊りきった4人は満面の笑みを浮かべ、割れんばかりの拍手と歓声はしばらく鳴り止むことなく続いた。

 終演後には来場者にポストカードが配布された。表面には「NEVER BREAK UP(絶対に解散しない)」「THANK YOU FOR ALL F9!LOVE ME, LOVE YOU FOREVER!」のメッセージ。裏面にはこの日のライブ写真とともに、今回の中野サンプラザライブのBlu-ray化が告知された。QRコードを読み込むと、この日のライブのオープニング映像が少しだけ公開され、ファンは余韻をかみしめていた。

関連写真

  • 9nineが中野サンプラザで活動休止前最後のライブを開催(左から)佐武宇綺、西脇彩華、吉井香奈恵、村田寛奈
  • 盛り上がり必至の曲でライブを構成
  • ファンに再会を約束した9nine
  • 9nine活動休止前ラストライブ『9nine one man live 2019 Forever 9nine』より
  • 9nine活動休止前ラストライブ『9nine one man live 2019 Forever 9nine』より
  • 9nine活動休止前ラストライブ『9nine one man live 2019 Forever 9nine』より
  • 9nine活動休止前ラストライブ『9nine one man live 2019 Forever 9nine』より
  • 終演後に配布されたポストカード表面には「NEVER BREAK UP(絶対に解散しない)」のメッセージ=9nine活動休止前ラストライブ『9nine one man live 2019 Forever 9nine』より
  • 終演後に配布されたポストカード裏面=9nine活動休止前ラストライブ『9nine one man live 2019 Forever 9nine』より

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