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【グラミー賞】引退のチャイルディッシュ・ガンビーノが4冠 主要2部門受賞も授賞式は不在

 米音楽界最高の栄誉とされる『第61回グラミー賞』の授賞式が、現地時間10日(日本時間11日)、米ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われ、主要4部門の一つ「年間最優秀レコード」はチャイルディッシュ・ガンビーノの「ディス・イズ・アメリカ」が受賞した。同賞と「年間最優秀楽曲」の主要部門2部門を含む4部門(「最優秀ラップ 歌唱・パフォーマンス」「最優秀ミュージックビデオ」)で受賞したが、授賞式に現れなかった。また、昨年1月にチャイルディッシュ・ガンビーノ名義としての活動を引退することを発表していた。

「年間最優秀楽曲」はチャイルディッシュ・ガンビーノの「ディス・イズ・アメリカ」が受賞(写真:Getty Images)

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 チャイルディッシュ・ガンビーノは、ラッパー、俳優、コメディアン、作家とマルチに活躍する。2011年にリリースしたスタジオ・アルバム『キャンプ』でデビュー。13年12月に発表した2ndアルバム『ビコーズ・ジ・インターネット』では、同年のグラミー賞で「最優秀ラップ・アルバム賞」にノミネートされた。そして、16年12月に発売した3rdアルバム『アウェイクン・マイ・ラヴ!』では、『第60回グラミー賞』で主要2部門(「年間最優秀アルバム賞」「年間最優秀レコード賞」)含む計5部門にノミネートされ、「最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス賞」を受賞した。

 また、ドナルド・グローバー名義で俳優としても活動しており、『第74回ゴールデン・グローブ賞』で自身が主演・原案・脚本を手がけた『アトランタ』が2部門(作品賞・男優賞)を受賞した。18年には6月公開予定の映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』に出演するなど、その活躍は多岐に渡る。

 18年5月に発売した受賞曲「ディス・イズ・アメリカ」は、アメリカが抱える人種差別問題などを歌った力強いメッセージが印象的なトラック。全米シングル・チャート2週連続1位を獲得した。また、今回グラミー賞も獲得した同曲のミュージック・ビデオの監督は長年チャイルディッシュ・ガンビーノの作品に携わってきた日本人フィルム・メーカー、ヒロ・ムライが務め、動画再生回数は48億回(2/11時点)を突破するなど世界中で大きな反響を呼び、ここ日本でもiTunes/Apple Musicビデオ・チャートで共に1位に輝いた。

 今年から主要部門の候補者数が、これまでの5枠から8枠に拡大され、アリシア・キーズが初めて司会を務め、ケンドリック・ラマーが最多の8部門でノミネートされた。授賞式では、カミラ・カベロが授賞式のオープニング・パフォーマンスを飾り、ジャネール・モネイ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズダイアナ・ロスケイティ・ペリーがパフォーマンス。今年の「ミュージケアーズ・パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選出されたドリー・パートンが2001年以来、18年ぶりにグラミーのステージに立った。また、リトル・ビッグ・タウン、マレン・モリス、ケイシー・マスグレイヴス、ケイティー・ペリーが、ドリーのスペシャルトリビュートパフォーマンスを行った。また、BTS(防弾少年団)が、にプレゼンターとして出演した。この模様は、WOWOWプライムで独占生中継(同時通訳)され、きょう11日午後10時からWOWOWライブで再放送(字幕付き)。

■「年間最優秀レコード」部門
「アイ・ライク・イット」カーディ・B、バッド・バニー、J. バルヴィン
「ザ・ジョーク」ブランディ・カーライル
★「ディス・イズ・アメリカ」チャイルディッシュ・ガンビーノ
「ゴッズ・プラン」ドレイク
「シャロウ 〜「アリー/ スター誕生」 愛のうた」レディー・ガガブラッドリー・クーパー
「オール・ザ・スターズ」ケンドリック・ラマー
「ロックスター」ポスト・マローン feat. 21サヴェージ
「ザ・ミドル」ゼッド、マレン・モリス、グレイ
★=受賞作品


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  • チャイルディッシュ・ガンビーノ(写真:Getty Images)

提供元:CONFIDENCE

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