ロックバンド・FLOWが30日、10年ぶりとなる自身2度目の東京・日本武道館公演『FLOW LIVE BEST 2019 in日本武道館 〜神祭り〜』を開催。アンコール含め全25曲を披露し、約2時間半、観客を盛り上げた。

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　今回の単独ライブは、2017年7月にメジャーデビュー15周年を迎えた締めくくりとして開催されたもの。シングル33枚、アルバム10枚をリリースしている中、人気アニメ『NARUTO』『コードギアス 反逆のルルーシュ』『交響詩篇エウレカセブン』などのコラボレーションもあり、昨年はアニメ主題歌・関連曲のみを演奏する全国ツアーを開催していた。

　この日は、アニメ＆ゲームのタイアップ曲はもちろん、ドラマ主題歌などもセットリストに加え、ボーカル・KEIGOの「行くぜ、武道館！　神祭りー!!」の合図で「Break it down」からスタート。いきなりのアップテンポな曲で、FLOWたちに負けじと観客もそれに応えていた。

　4曲目のアニメ『デュラララ!!×2 結』のOP「Steppin' out」を歌い終えると最初のMCが始まり、KEIGOは「俺たちがFLOWだ！　10年ぶりに来たよ武道館！　ド平日に来ていただいたので、とんでもない日にしようぜ！」と感謝。

　その勢いのまま『エウレカセブンAO』のOP「ブレイブルー」、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のOP「COLORS」を披露。特に「COLORS」では、タイトルにちなんで観客のペンライトが赤、青、黄、緑、紫、オレンジ、白色などカラフルに光り、会場一体となって名曲をさらに輝かせていた。

　MCではKEIGOが「10年前はデビュー5年で武道館に立たせてもらって、みんなに連れて来てもらった感じ」と振り返る一幕も。

　デビュー15年で改めて感じるものもあるそうで「『FLOWはどんなバンドですか？』と聞かれたら『みんなでライブを作り続けているバンドです』と答えます。学生、社会人、男、女、日本なのか海外なのか、アニメかロックなのか。そんなのはどうでもよくて。ライブでその日しかできないことを、みんなと作り上げたい。曲もレコーディングが終わって終了ではなく、ライブで披露して完成するもの。（曲は）どんどん進化するものだ」と熱い気持ちをファンに届けた。

　そして、ラストに向かって『テイルズオブゼスティリアザクロス』のOP「風ノ唄」、『NARUTO』のOP「GO!!!」など神曲を連発。「GO!!!」の時のKEIGOはこの日一番の跳躍。ステージを縦横無尽に走り回る姿は、アニメの主人公・ナルトのようで、観客も全力で盛り上がると、武道館は誰かが“土遁”の術を使ったのではないかというほど揺れた。

　アンコールでは、ゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』の主題歌「PENDULUM」と「ブラスター」を熱唱。2016年以来3年ぶりのオリジナルアルバム『TRIBALYTHM』を4月10日に発売、5月26日より全国6都市のツアーを開催することが発表されると、割れんばかりの拍手が起きた。

■セットリスト
1：Break it down
2：JOY TO THE WORLD
3：7th Heaven
4：Steppin' out
5：赤いサイレン
6：Red Hot Riot
7：ブレイブルー
8：COLORS
9：メロス
10：常夏エンドレス
11：音色
12：Answer
13：Shakys
14：ONENESS
15：Howling
16：7-seven-
17：愛愛愛に撃たれてバイバイバイ
18：HERO 〜希望の歌〜
19：Sign
20：風ノ唄
21：GO!!!
22：ANTHEM
23：Garden
アンコール
1：PENDULUM
2：ブラスター

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日本武道館公演『FLOW LIVE BEST 2019 in日本武道館 〜神祭り〜』（全77枚）