ジャニーズのマニアックなモノマネで知られる兄弟お笑いコンビ・ジャガーズが、10月31日に1stシングル「カスカー・ド・アーラ」で徳間ジャパンからCDデビューする。デビュー曲と収録曲の作詞も手がけ、ジャニーズ愛、コンサートあるある、“Jワード”が満載。兄・ちーやん（42）、弟・ジャガーともひろ（36）に、歌詞に込めた想いを聞く。

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――CDデビューまでの経緯を教えてください。

【ちーやん】もともと僕は小学生の時からジャニーズに入りたくて、履歴書も送ったんですが結果ダメで、ジャニーズともう1つ好きだったお笑い芸人の道に進みました。去年の事務所ライブ後の忘年会で、徳間ジャパンの方の前で「CDデビューしたいです」とアピールしたところ、「面白そうだね」となって。酒の席だし冗談だと思ったら、本当にCDデビューのお話をいただいて、逆にこっちがびっくりです。

【ジャガーともひろ】CDデビューはちーやんの小さい頃からの夢で、芸人始めた当初からいつかCDデビューしたいとたびたび言ってました。その気持ちが徳間ジャパンさんに響いたのだと思います。僕は音痴なので、出したい気持ちとは裏腹に恥ずかしさが勝っていたので心配してたのですが、徳間ジャパンさんをはじめ、たくさんの方々が真剣に取り組んでくれてる姿に僕もやれることは全力でやろうと思い頑張りました。頑張って、結果音痴になっても笑われても気にしないくらい取り組めたのでよかったです。

――ジャガーズにとってのジャニーズの魅力とは？

【ちーやん】ジャニーズの曲って本当にいい曲が多くて、落ち込んだとき何度も励まされました。カラオケで歌ってもノリがいい曲、踊りたくなる曲、みんなで歌って楽しい。みんなも知ってる名曲だらけで、憧れです。

【ジャガーともひろ】母が少年隊、兄が光GENJIのファンで、気づいたら家のテレビではずっとジャニーズが流れていて、「三つ子の魂百まで」が「三つ子のジャニーズ百まで」状態で生活に欠かせないものになっていました。ヒーローものなどには目もくれず、ジャニーズが僕の中でのヒーローであり憧れでした。その気持ちは今も変わらないです。

――デビュー曲「カスカー・ド・アーラ」は作詞も手がけていますが、ファンの気持ちを代弁しながら、至るところにジャニーズのグループ名が散りばめられているのはさすがです。

【ちーやん】歌詞を読むとたくさんのJワードが隠されていて、「これそうじゃない？」「これってあれだよね？」って友達と探してもらいたいです。

【ジャガーともひろ】転校生に恋するけど1歩踏み出せず遠くから見ている恋心がテーマ。“隠れJ”をちりばめた歌詞になっていて、聴いている方にとっては恋する相手が転校生じゃなく、自分の現状での相手にダブってくる感じになるかと思います。

――2曲目の「うちわとペンラと銀テの空は」もジャガーズの作詞。“コンサートあるある”ですね。

【ちーやん】コンサートに行くファン目線の歌詞になっています。今までファン目線の曲ってなかなかないと思うので、クスッと笑えたり、あるあるだったり、これってあの会場だよね？など、共感してくれたらうれしいです。

【ジャガーともひろ】2曲目は好きなアイドルを追う楽しみの裏にある、日頃の一生懸命さだったり、うまくいかないモヤモヤなど、リアリティーある歌詞になってます。そんな中、コンサートでのあの空間の何にも変えられない高揚感に改めて喜びを感じてもらえたらいいなと思います。

――3曲目の「マイラブ非公開」の聴きどころは？

【ジャガーともひろ】「マイラブ非公開」は作詞はしていないのですがしっかりチェックも入れて、2曲目よりもう少し生々しい歌詞になっています。彼氏や旦那さんの理解が得られず、好きでいることを堂々と言えなかったり、近くにいる友達には見せない会場での姿があったりと、それだけピュアに想う気持ちを代弁しているような楽曲になっています。3曲とも僕の音痴が味になるほど聴き込んでもらいたいです（笑）。

■ジャガーズ プロフィール
1997年に結成された北海道出身の兄弟お笑いコンビ。もともとパラノイドパラダイスのコンビ名で活動していたが、大好きだったジャニーズの一文字を変えてジャガーズに改名。結成当時からジャニーズネタを得意とし、2015年の日本テレビ系『ものまねグランプリ』ではジャニーズJr.あるあるシリーズを引っさげ、並み居るものまね芸人を押さえてグランプリに輝いた。ジャニーズ事務所アーティストから一目置かれ、ジャニーズファンからも支持されている。