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国民的グループへの第一歩を踏み出したWANIMA

 2017年から18年にかけての年末年始の音楽特番でパフォーマンスを披露するたびに認知と人気を獲得していった3ピースバンドWANIMA。歌唱した「ヒューマン」や「ともに」のセールスがアップするだけでなく、「やってみよう」(配信限定)や「CHARM」といった楽曲もデジタルシングルランキング上位に並び、ファンベースの拡大がうかがえるチャートアクションとなった。音楽シーンではすでにブレイクしている彼らにとって、17年は全国的な認知を獲得する足固めを行った1年であったと言えるだろう。その締めくくりが、大みそかの『NHK紅白歌合戦』を含めた各音楽特番への出演であった。

■短期間で認知と人気を拡大しリリースの度に自己記録を更新

 メンバーのKENTA(Vo/B)、KO-SHIN(Gt/Cho)、FUJI(Dr/Cho)はともに熊本県出身。10年にWANIMAを結成して以降、地道にライブ活動を行ってきた彼らの転機は14年に訪れた。Hi-STANDARDの横山健が代表を務めるインディーズレーベル「PIZZA OF DEATH RECORDS」とのマネジメント契約である。

 このニュースは当時、大きな反響を呼んだ。そこから彼らの快進撃が始まる。翌15年には数多くのフェスに出演する傍ら、初のフルアルバム『Are You Coming?』(15年11月発売)をリリース。初週に2.3万枚を売り上げ、週間アルバムチャート初登場4位となる好セールスを記録した。同作の現在の累積売上は8.8万枚と初週売上の約4倍になっている。

 16年には「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS」でもっとも優れた新人アーティストに授与される賞「BEST BREAKTHROUGH ARTIST」を文句なしの受賞。以降、大型野外フェスでいっそう熱い注目を集めるようになり、その最中の8月に発売したシングル「JUICE UP!!(ともに)」の初動売上は、前作シングル「Think That...(終わりのはじまり/いいから/HOPE/TRACE)」(15年8月発売)の初動売上1.0万枚を大幅に上回る3.6万枚(累積売上8.5万枚)を記録した。

■熱量の高いパフォーマンスで映像作品も好セールス

 そして迎えた17年。年明けからの『au 2017年三太郎シリーズ』CMに「やってみよう」、春の『タウンワーク』CM(本人出演)に「ララバイ」と、楽曲の起用が重なったことによって認知は一気に広がった。そんな中で5月に発売された3rdシングル「Gotta Go!!(CHARM/ララバイ/これだけは)」は、またもや自己最高初動売上を更新する4.6万枚を売り上げて週間シングルチャート3位にランクインした。
 
 また、6月には初のライブ映像作品『JUICE UP!! TOUR FINAL』を発売。前年から行っていた「JUICE UP!!」のリリースツアー「JUICE UP!! TOUR」のファイナル、さいたまスーパーアリーナ公演の模様を収録した同作は、DVD1位(初週売上2.8万枚/累積売上4.6万枚)、BD3位(同1.0万枚/同1.3万枚)となり、これまでにリリースしたシングル、アルバムなどの全音楽作品を通じて、自身初の総合1位を獲得した。

 なんと同作品のDVDとBDを合算した累積売上5.9万枚は、17年に発売されたバンドの音楽映像商品としては、Mr.Children(8.5万枚)に次ぐ高実績をたたき出している。シングル、アルバムはリリースのたびに自己記録を塗り替え、ライブは満員御礼の大盛況、そして映像作品も好セールスを示す彼らは、まさに死角なしのz状況なのだ。

■約2年ぶりファン垂涎の新作アルバムの爆発力は?

 WANIMAの魅力は、親しみやすいメロディと爽やかなハーモニー、切実でリアリティのある歌詞。メロディックパンクを軸にしながらも、そこにレゲエやスカ、ヒップホップなどをミックスさせた彼らの楽曲の間口は広い。そして、何よりも重要なのは、一瞬にして自分たちの魅力を伝えることができる熱量の高いライブパフォーマンス力だ。

 年末の音楽特番でもそのスキルを如何なく発揮して、短い尺のなかであっという間に視聴者を虜にしていった。画面からストレートに伝わってくるメンバーのチャーミングでフレンドリーな雰囲気も相まって、地上波の歌番組との相性は抜群であった。

 1月17日には2年2ヶ月ぶりの新作『Everybody!!』が発売される。ファンにとっては待ち焦がれたアルバムであることは言うまでもないが、この年末年始を経て周囲の期待はこれまでになく高まっていることは想像に難くない。今の勢いをもってすれば、国民的グループとなる日もそう遠くないのかもしれないと期待させる、そんな可能性を大いに秘めたWANIMAの2018年の幕開けである。

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  • 認知の拡大に伴いデジタルSGだけでなくCDの売上比率もアップ

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