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ピンク・レディー、39年ぶりに『レコ大』出演 阿久悠さん特別賞受賞で歌唱

 70年代に大ブームを巻き起こした女性ユニットのピンク・レディーが30日に放送されるTBS系年末恒例の音楽特番『第59回 輝く!日本レコード大賞』(後5:30)に出演することが明らかになった。没後10年、作詩家50年と今年改めて脚光を浴びた昭和歌謡の巨人・阿久悠さんの特別賞受賞を祝して、39年ぶりに同番組のステージに復活。ミイ(未唯mie・59)とケイ(増田恵子・60)が一夜限りのスペシャルメドレーを披露する。

ピンク・レディー(C)TBS

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 ピンク・レディーといえば1976年新人賞、77年大衆賞、78年レコード大賞を受賞。彼女たちの活躍は、『スター誕生!』(日本テレビ)でその才能を見出し、盟友・都倉俊一氏とのタッグでミリオンヒットを連発した、不世出の作詩家・阿久さんの存在を抜きには語ることができない。活動期間は4年7ヶ月だが、それから35年以上を経てもその名曲たちが今も色褪せることなく歴史に刻まれている。

 ミイはその偉大な功績に「まさにピンク・レディーの産みの親、恩師だと思っています。阿久先生がいなかったらピンク・レディーは生まれなかったと思います」と尊敬の念を込める。ケイにとってもそれは同じで「偉大な父のような方です。語弊があるかもしれないですが、『神がかった父』ですかね。後光がさしている。ちょっと近づきがたくて、遠くで月の光のようにやさしく照らしてくださるような存在でした」としみじみ。

 当時を振り返り、ミイは「『ペッパー警部』は念願かなってのプロデビューだったので、本当にうれしかった曲です。『ウォンテッド』は、衣装も好きでした。リリアンのワンピースがうれしかったのと、笑わないで歌う内容に、こういう曲も歌えるんだって思った記憶があります。『UFO』はびっくりしましたね。“地球の男に飽きたところよ”って、自分の存在がなんなのだろう。何か使命を受けて地球にやってきて、こういう曲を歌わせてもらっているみたいな、そんな曲でしたね」と懐かしむ。

 2人での歌唱は6年ぶりとなるが、ケイは「毎年命日にお墓に行って、毎年先生といろんなお話をして、この6年間でまた2人で歌えるときがくるといいなっていう話もしていて、あ、先生やっぱり宇宙人だと思って。先生がまた2人で歌う機会をくださったんだなって、先生ありがとうって気持ちで歌いたいなって思います」と感謝を込め、ミイも「2人60歳な感じなので、どこまでできるかわかりませんけども、今のベストを尽くして皆さんに喜んでいただけるように頑張ります。ぜひ楽しんでください!」と呼びかけている。

 また今回のスペシャルメドレーのためにだけに特別衣装を制作することも決定。デザイナーはマイケル・ジャクソンやレディー・ガガ、マドンナ等のデザインを行っているザルディ・ゴコ(Zaldy Goco)が務める。華やかに彩られた衣装を身にまとい、当時を再現するかのような華やかなステージングにも注目だ。

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  • ピンク・レディー(C)TBS
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  • 『第59回輝く!日本レコード大賞』番組ロゴ(C)TBS

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