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遠藤賢司、体調不良で大阪公演中止「しばらくは治療に専念」

 「エンケン」の愛称で知られ、昨年6月にがん闘病を公表したシンガー・ソングライターの遠藤賢司(70)の『遠藤賢司ソロライブ“猫と僕と君”〜関西編〜』(10月19日、大阪・梅田クラブ・クアトロ)が、本人の体調不良により中止となった。5日にクアトロの公式サイトで発表された。

遠藤賢司 (C)ORICON NewS inc.

遠藤賢司 (C)ORICON NewS inc.

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 サイトでは「10月19日(木)大阪:梅田クアトロにて公演を予定しておりました、『遠藤賢司』公演につきまして、アーティスト本人の体調不良により、誠に残念ではありますが中止とさせて頂きます」と報告。

 「お手持ちの大阪公演チケットについては、全て払い戻しとさせて頂きます。本公演を楽しみにして頂いていましたお客様にはご迷惑をお掛け致します事を深くお詫び申し上げます」とした。

 関係者も「本人は最後まで演る気でいましたが、体調不良のためリハもままならぬ状態なので、やむなく断念いたしました」と無念さをにじませ「関西での振替公演を目標に、しばらくは治療に専念して体調を整えたいと思います」とコメント。「大変お手数をおかけ致しますが、払い戻しにつきましてはクアトロHPを御覧ください」と伝えた。

 ボブ・ディランに触発されて音楽を始め、1960年代後半のフォークシーンで頭角を現し、1969年2月に「ほんとだよ/猫が眠ってる」でレコードデビューした遠藤。「カレーライス」「不滅の男」なども有名で、漫画家・浦沢直樹氏が原作で実写映画化もされた『20世紀少年』の主人公・ケンヂ(遠藤健児)のモデルにもなった。

 昨年6月にはブログとフェイスブックをスタッフが「病気療養中です」のエントリーで更新して、がんを公表。「治療をしながら音楽は続けるとの本人の意思もあり、今後はレコーディングも…ライブも…体調を見ながら、焦らずにゆっくりと演っていく予定です。音楽は心身共に、エンケンの根源力です。詳しい病状は今は控えさせていただきますが、エンケンも頑張っているので、これからも暖かく見守っていただけたら嬉しいです」と呼びかけていた。

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