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梅宮辰夫、28年ぶりレコーディング 松方弘樹さんら“昭和のスター”に思いはせる

 俳優・梅宮辰夫(79)が過去に主演した映画シリーズの楽曲を集めたアルバムを発売する(発売日未定)。盟友・松方弘樹さん(享年73)との別れをきっかけに制作を決意した梅宮は、7月に入り実に28年ぶりとなるレコーディングを敢行。「やはり一人でマイクの前に立って歌うのは緊張するね」と語りつつも、感慨深げな表情をみせた。

28年ぶりにレコーディングを行った梅宮辰夫

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 アルバムは芸道60周年を迎える来年に向け以前から進められていた企画だったが、今年1月に盟友・松方さんが亡くなったことを受け、「当時の音源を使ってアルバムを出すという案もあったが、それじゃ味気ない」と梅宮が決意し、改めてレコーディングに臨むこととなった。

 制作にあたって梅宮は企画段階から参加し、選曲にも自ら携わった。過去のアルバム『不良番長』の中から「番長シャロック」「番外地ブルース」「旅姿3人男」、さらに『夜遊びの帝王』の中から「夜は俺のもの」「男泣かせの霧が降る」など全13曲収録を予定している。

 「やはり一人でマイクの前に立って歌うのは緊張するね」と語っていた梅宮。しかし「当時のレコードを聴き直して毎日練習した」と言うだけあって、いざマイクの前に立つと音程はしっかりしていた。「歌う時は、お腹から声を出さないとダメ。体力がいる。ただ、俺の場合は釣りをやってきたから、そういった部分は自信があるけどね」と頼もしい言葉も。まだ、レコーディングは始まったばかりだが「単なるベスト・アルバムではないものにしたい」と意欲を見せている。

 松方さんも含め、高倉健さんや菅原文太さんら仲間が一人づつ自分から去っていくのは精神的にもつらいこと。しかし「(自分も)今や残り少ない昭和のスターの生き残り。アイツ(松方)の分も含め、残された者の使命かもしれない。まあ、この歳になっても、やることがあるのは幸せなこと。もちろん、これも俺にとっては一つの節目だと思っているけどね」と前を向き、亡き盟友たちへ思いをはせていた。

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