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山下達郎“隠れ名盤”シリーズ、33年ぶり新作『COME ALONG3』

 シンガー・ソングライター山下達郎の“隠れた名盤”として名高い『COME ALONG』シリーズの33年ぶり3作目となる新作『COME ALONG 3』が、8月2日に発売されることが決定した。

“タツロー夏ベスト”33年ぶり新作『COME ALONG 3』

“タツロー夏ベスト”33年ぶり新作『COME ALONG 3』

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 もともと『COME ALONG』は1979年夏、レコードショップでの店頭演奏向けに当時のレコード会社スタッフの発案で制作された販売促進用のためのアナログレコード。A面は当時のディスコのDJ風、B面はハワイのラジオ・ステーションの再現という内容で、山下の楽曲の曲間に小林克也のDJが入り、ノンストップでつないでいく構成のクラブ・ラジオ向きアイテムだった。

 当初はプロモーション目的のみで制作されたが、このレコードが店頭で流されるとファンからの問い合わせが殺到。レコード会社にも正式発売の要望が数多く寄せられた。しかし、山下本人は、この作品を正式なカタログとして発売することに抵抗を感じ、「カセットだけの発売」という条件で1980年3月に商品化されたのが『COME ALONG』だった。

 同作はその後LP化、CD化され、1984年には続編となる『COME ALONGII』も発売された。小林のDJに乗せ、夏を感じさせる独特の世界観は、鈴木英人氏のイラストによるジャケットも相まって、隠れた人気商品としてファンの評価も高く、夏を代表する名盤として続編のリリースが望まれていた。

 山下は代表曲「クリスマス・イブ」の影響で冬のイメージが強いかもしれないが、かつては「夏だ!海だ!タツローだ!」のキャッチコピーで知られるように、夏ソングの代名詞だった。2016年にリリースされた最新シングル「CHEER UP!THE SUMMER」が久しぶりの夏ソングとしてスマッシュヒットを記録したことから企画が立ち上がり、33年ぶり3枚目となる『COME ALONG 3』のリリースが決定した。

 前作までのイメージを踏襲し、DJは引き続き小林、ジャケットは鈴木氏が担当。「タツロー、夏のベストアルバム」と呼ぶにふさわしい内容となり、小林は「手に私の詩や物語。耳に日本の宝、Tatsuroの名作。これぞ新しい時代のCDのありかた。おいでトリップしよう!come along」とのコメントを寄せた。

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  • “タツロー夏ベスト”33年ぶり新作『COME ALONG 3』
  • 過去作『COME ALONG』
  • 過去作『COME ALONGII』

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