東海エリア出身・在住の男性10人組グループBOYS AND MEN（通称ボイメン）が7日、結成7年目で自身初となる東京・日本武道館公演『BOYS AND MEN ライブ2017 in 武道館〜One For All, All For One〜』を行った。2度目のアンコールでは2月18日から47都道府県ツアーを行うことが発表され、観客7000人と喜びを分かち合った。名古屋発のグループがいよいよ全国へと進出する。

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　夢の初武道館公演は、いきなりコントから幕を開けた。本番前に小林豊が一芝居打ち、メンバーが団結するという設定の刑事コントをたっぷり20分行い、観客をひとしきり笑いに包むと、1曲目は和傘や扇子を使用した和風演出の「男は歌舞いて花となれ」からスタート。リーダーの水野勝は「夢のステージがこの武道館ということで、（初武道館は）泣いても笑っても1回しかないので、みんなと共有していきたい」と意気込んだ。

　自己紹介ソング「Fight＆Fire」の曲中には花道の先端のステージで一人ひとりがあいさつ。ご当地ソング「なごやめしのうた」ではバックダンサーとして研究生がチアリーダー姿で登場し、色とりどりのペンライトを持った女性ファンの黄色い歓声がこだました。

　殺陣やバック転などのアクロバティックなパフォーマンスを取り入れつつ、昨年、オリコン週間ランキングで2作連続1位を獲得したシングル「BOYMEN NINJA」「Wanna be！」などを熱演。本編終盤には水野が「夢は諦めなければ必ずかなう。僕らは胸を張って伝えていきたいと思います」と宣言すると、コンサートタイトルにもなった「One For All, All For One〜夢は叶えるもの〜」をメンバーが肩を組みながら歌い、辻本達規、平松賢人、土田拓海の頬には大粒の涙がつたった。

　アンコールでは再びトレードマークの学ラン衣装で登場し、最新アルバム『威風堂々〜B.M.C.A.〜』（昨年12月発売）の中から、氣志團が楽曲提供した全編四字熟語曲「GO!! 世侍塾 GO!!」を披露。西城秀樹の「YOUNG MAN（Y.M.C.A.）」をアレンジした「ヤングマン〜B.M.C.A.〜」では両手にペンライトを手にした観客も一緒になって踊り、会場が一体となった。

　2度目のアンコールに応え、水野らが涙ながらに「We never give up」を熱唱後、所属事務所の社長がメンバーとおそろいの学ラン姿で登場し、47都道府県ツアーを発表した。2月18日の岐阜公演を皮切りに、5月4日の三重公演まで約3ヶ月にわたって開催。地元の愛知および大阪公演は後日発表される。チケットは今月10日からファンクラブ先行受付（抽選）がスタートする。

　ボイメンは2010年に男性版・宝塚歌劇団を目指し、約60人で結成。芸能不毛の地と言われる名古屋で結成から2〜3年は鳴かず飛ばずの状態だったが、地元に根付いた活動を粘り強く続け、今やテレビ・ラジオのレギュラーは10本以上に。15年12月に愛知最大のアリーナ・日本ガイシホール公演を成功させ、名古屋を代表するエンターテインメント集団となった。

■『BOYS AND MEN ライブ2017 in 武道館〜One For All, All For One〜』
【コント】
01. 男は歌舞いて花となれ
02. グッジョブムチューマン
03. Fight＆Fire
04. ヤンファイソーレ
05. なごやめしのうた
06. ARC of Smile！
07. まえのめりMinority
08. ALIVE！（研究生）
09. Wanna be！
10. チョコレートプリンス
11. ボクたちのONE（研究生）
【ゲームコーナー】
【ボイメンベストテンVTR】
12. Lovely Monster（YanKee5）
13. バリバリヤンキーロード（誠）
14. ニッシンゲッポー（研究生）
15. 零
16. BOYMEN NINJA
17. ドドンコ Don't worry
18. One For All, All For One〜夢は叶えるもの〜
19. YAMATO☆Dancing
【アンコール】
20. Go!! 世侍塾 Go!!
21. ヤングマン〜B.M.C.A.〜
22. POWER OF DREAM
【Wアンコール】
23. We never give up
24. Chance for Change